本ページは、WordPressの管理画面をカスタマイズするプラグイン「Comfortable Admin Page(以下CAP)」の公式ヘルプページです。
WordPressの管理画面をカスタマイズするには、function.phpにプログラムコードを記述して行うのが一般的です。
しかし、function.phpの編集はプログラミングそのものであり、初心者にはハードルが高く、記述ミスをすると管理画面にアクセスできなくなるリスクがあります。
そこでCAPでは、面倒なプログラムコードの記述をせずに、チェックボックスで選択していくだけで一般的なカスタマイズができるようにしました。
個人ブロガーの方はもちろん、クライアントワークで納品サイトに導入したり、オウンドメディアの複数名運用などにも最適な機能を取り揃えました。
本プラグインは公式ディレクトリに登録されています。WordPressのプラグイン追加からComfottable Admin Pageで検索するか、こちらからダウンロードしてください。
Comfortable Admin Pageの機能一覧
CAPでカスタマイズすることができる項目は以下の通りです。
- 左メニューから不要な標準項目を削除する
- 左メニューからプラグインが追加したメニューを削除する
- 左メニューの「投稿」「固定ページ」「メディア」を好きな名称に変更する
- 左メニューで改行が発生しているラベル名を短縮する
- 左メニューのDashiconアイコンを変更できるようにする
- 左メニューにこっそり用意されている区切りの間隔を変える
- 左メニューにメニューを追加する
- 管理バーを上部ではなく下部に表示できるようにする
- 管理バーから不要な項目を削除する
- 管理バーのサイト名をクリックした時に別ウィンドウで開くようにする
- 管理バーに編集画面で次の記事・前の記事を表示する
- 管理バーの背景色・文字色を指定できるようにする
- 管理バー右の「こんにちは~さん」を「~でログイン中」に変更する
- ダッシュボードから不要なウィジェットを削除する
- ダッシュボードに編集・保存が可能なメモウィジェットを追加する
- 投稿一覧と固定ページ一覧に「スラッグ」「最終更新日」「文字数」カラムを追加する
- 投稿一覧と固定ページ一覧の「スラッグ」「最終更新日」「投稿者」カラムにソート機能を追加する
- 投稿一覧と固定ページ一覧で、不要なホバーメニュー(編集・クイック編集・表示・ゴミ箱)を削除できるようにする
- 投稿一覧と固定ページ一覧の右上にある「表示オプション」から「表示モード(コンパクト・詳細)」を削除する
- 投稿一覧と固定ページ一覧の各カラムの幅をpxで指定する
- 投稿一覧と固定ページ一覧の「日付」の書式を24時間表示に変更する
- 投稿一覧と固定ページ一覧の「一括操作」ドロップダウンを非表示する
- 投稿一覧と固定ページ一覧の「一括操作」から「編集」「ゴミ箱に移動」を削除する
- 投稿一覧と固定ページ一覧の「一括操作」で「公開」「非公開」「下書き」に変更する機能を追加する
- 投稿一覧に「タグ」と「作成者」で絞り込めるフィルターを追加する
- 固定ページ一覧に「作成者」で絞り込めるフィルターを追加する
- メディアのリスト形式で、ホバーメニュー(編集・完全に削除する・表示・URL をコピー・ファイルをダウンロード)を削除できるようにする
- メディアのリスト形式に、「ID」「スラッグ」「容量」・「幅×高」・「URL」・「代替テキスト」カラムを追加する
- メディアのリスト形式でカラム幅を指定できるようにする
- メディアのリスト形式で「ID」「スラッグ」「代替えテキスト」で並べ替えられるようにする
- メディアを一覧表示した際に「ユーザー」で絞り込み表示できるようにする
- 画像をアップロードした際に、オリジナル画像以外のサイズが自動で生成される機能を停止する
- ブロックエディターの「埋め込み」で不要なものを個々に非表示にする
- 今日の日付の「年の数字」を返すショートコードを追加する
- 今日の日付の「月の数字」を返すショートコードを追加する
- 今日の日付の「日の数字」を返すショートコードを追加する
- 指定した日付から今日までの「年数の数字」を返すショートコードを追加する
- 編集画面の自動保存の間隔(分数)を指定する
- 編集時のリビジョンの上限を指定できるようにする、または停止できるようにする
- 編集画面でタグの選択方法をカテゴリーと同じようにチェックボックス方式にする
- 編集画面のみで適用されるCSSを入力できるようにする
- ブロックウィジェットを停止し、クラシックウィジェットに戻す
- 不要なクラシックウィジェットを無効化する
- ログイン画面のロゴ画像を変更する
- ログイン画面のロゴのリンク先を指定できるようにする
- ログイン画面の背景色を変えられるようにする
- ログイン画面の不要なリンクを非表示にする
- GTMのタグがログインユーザーには出力されないようにする
- サイト内検索結果から指定したIDの記事を非表示にする
- 更新通知のメールを停止する
- WordPressのコア機能で不要なものを停止する
- このプラグインの設定を、インポート・エクスポートできるようにする
- このプラグインの設定を、インストール前の状態にリセットする
- 管理画面右上のヘルプボタンを削除する
- 管理画面右上の表示オプションを非表示にする
- 管理画面左下の「WordPress のご利用ありがとうございます。」を削除する
- 管理画面右下のWordPressのバージョン表示を削除にする
- ユーザー一覧画面に「ID」「表示名」「配色」のカラムを追加する
- ユーザー一覧画面の一括操作メニューから「削除」「パスワードリセット送信」を削除できるようにする
- ユーザー一覧画面の一括操作メニュー自体を非表示にする
- ユーザー一覧画面のホバーメニューから「編集」「削除」「表示」「パスワードリセット送信」を個別に削除できるようにする
- ユーザー一覧画面のカラム幅を手動調整できるようにする
上記の機能を
- 左メニュー
- 管理バー
- ダッシュボード
- 投稿・固定ページ一覧画面
- 編集画面
- 画像
- ウィジェット
- ログイン画面
- 除外設定
- ユーザー
- リセット
の11のタブにわけています。タブごとにスクショを交えながら解説していきます。
設定の手順はこの装飾を利用しています。
元に戻す方法はこの装飾で解説しています。
左メニュー
WordPressの左メニューはメインのナビゲーションです。
左メニュータブでは項目の追加や削除・デザインの微調整などを行えます。
非表示にする左メニュー
左メニューには多くの項目が並び、プラグインやカスタム投稿を追加するたびに増加し続けていきます。
こういったメニューは数が増えれば増えるほど目的の機能を「探す」負担が増大し、作業効率を下げていきます。「探す」のにかかる時間は生産性がゼロな無駄な時間です。少しでも探さなくても見つかるすっきりメニューに保ちたいものです。
CAPではWordPressが標準で用意しているメニューについてはサブメニューも含めて表示・非表示を切り替えられるようにしています。
- <左メニュー>タブを開きます
- 「非表示にする左メニュー」欄から非表示にしたいメニュー名にチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、チェックを入れたメニューが非表示になります。
チェックを外せば非表示にしたメニューを再度表示することができます
当サイトでは下記の項目を削除することをお勧めします。
- コメント
- ツール
- 利用可能なツール
- サイトヘルス
- 個人データのエクスポート
- 個人データの消去
- プライバシー(一度設定後は不要)
また、クライアントワークをされている場合は以下も削除してみるとよいかもしれません。
- 投稿を追加
- 固定ページを追加
- メディアファイルを追加
- プラグインを追加
- ユーザーを追加
新規追加の操作は、左メニュー・管理バー・一覧系ページのボタンなど、様々な方法で行うことができます。結果が同じなのに操作方法だけが複数用意されていると、マニュアル作成時に手間がかかったり操作説明がわかりにくくなります。納品時に決めた方法でのみ新規追加をしてもらうことで、トラブル発生時の切り分けにもなります。
この機能では、以下のメニューは非表示対象にしていません。
- 投稿 → 投稿一覧
- 固定ページ → 固定ページ一覧
- メディア → ライブラリ
- プラグイン → インストール済みプラグイン
- ユーザー → ユーザー一覧
- 設定(親メニュー)
上記サブメニューを削除すると、親メニューをクリックしても一覧ページにアクセスできなくなり、実用性がないと判断したため非表示にするチェックボックスを用意していません。また、設定の親メニューを削除するとこのプラグインへのアクセスが不可能になり、URLがわからないと元に戻す画面にアクセスできなくなるためです。
その他の左メニューの削除
プラグインやテーマ、カスタム投稿によって追加されたメニューを非表示にするための機能です。メニューからアクセスしたURLを指定すれば該当の機能を非表示にすることができます。
- 事前に削除したい管理画面にアクセスし、URLをコピーしておきます。
- <左メニュー>タブを開きます
- 「その他の左メニューの削除」欄のテキストエリアに1行1URLの形式で入力してください。
- <変更を保存>ボタンを押すと、URLを指定した左メニューが削除されます。
再度メニューを表示するには入力した行を削除してください。
有料版の案内ページなど、管理画面外に飛ぶURLには対応していません。
左メニューのラベル変更
「投稿」「固定ページ」「メディア」のラベル(文言)を好きなものに変更できるようにしています。
- <左メニュー>タブを開きます
- 「左メニューのラベル変更」欄の「投稿」「固定ページ」「メディア」の横の入力欄に変更後の名称を入力してください。
- <変更を保存>ボタンを押すと、入力した通りのメニュー名に変更されます。
入力欄を空の状態にして保存するとデフォルトの「投稿」「メディア」「固定ページ」に戻ります。
- 投稿 → 記事
- 固定ページ → ページ
- メディア → 画像
実態に即した名称に変更しておくとよいでしょう。親メニューをクリックすると一覧ページに遷移するので、「画像一覧」のようにしてもよいでしょう。
メニューだけにとどまらず、一覧画面のタイトルや新規追加の文言としてもここで設定した名称が使われます。
また、ラベル名が長すぎるせいで改行が発生しているサブメニューがいくつかありますが、見栄えが悪いので、意味が分かる範囲で短縮するオプションを用意しています。
元の名称 | 変更後の名称(改行されなくなります) |
---|---|
インストール済みプラグイン | プラグイン一覧 |
プラグインファイルエディター | プラグインエディター |
テーマファイルエディター | テーマエディター |
- <左メニュー>タブを開きます
- 「左メニューのラベル変更」欄から短縮したいラベルにチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、チェックを入れたメニューの名前が短くなり、改行がなくなります。
なるべくチェックボックスなどシンプルな操作で設定をしていくスタイルのプラグインなので、自由に名称を付けることには対応していません。
セパレーターの高さ設定
実はWordPressの管理画面の左メニューには標準で2か所に区切り線が設定されています。
- ダッシュボードと投稿の間
- 外観とコメントの間
ここに区切りが設けられているため、左メニュー全体としても「上半分」と「下半分」に分かれています。
上半分はコンテンツを作る系のメニューが多く、下半分はデザインや設定・拡張機能が登録されることが多くなっています。
- <左メニュー>タブを開きます
- 「セパレーターの高さ設定」欄にセパレーターの高さをピクセルで指定します。
- <変更を保存>ボタンを押すと、セパレーターの高さが変更されます。
デフォルトの高さは5pxですので、5を入力すると変更前と同じになります。
区切り線は高さを設定することができるので、上下にスペースを作ることができます。
人は視覚的に一度に認識できるのは5±2個だそうです(マジックナンバーといいます)。
一定の間隔をあけて「塊」になるメニューの個数を減らすことで把握しやすいメニューにできます。
デフォルトはやや詰まっているので、10~20pxあたりが使いやすいはずです。
左メニューの追加
左メニューに任意の名前でメニューを追加し、サブメニューを登録する機能です。メニューは一番下に追加し、サブメニューは10件まで登録可能です。
- <左メニュー>タブを開きます
- 「左メニューの追加」欄にあるメニュー名を入力します。
- サブメニュー欄にメニューラベルとURLをセットで入力していきます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、メニューを閉じるの上に追加のメニューを表示します。
メニュー名が空だとメニューは表示しません(サブメニューの設定は保持できます)。または入力したものをすべて削除すれば元の状態になります。
- 非表示にした使用頻度の低い標準管理画面
- 非表示にしたプラグインの画面
- アクセス解析
- 自社開発のツール / 関連性の高い自社サイト
- サポート窓口のURL(制作会社など)
など、アイデア次第で便利に使っていただけます。
アイコンの変更
左メニューにはそれぞれアイコンがついていますが、別のものに変更することができます。
- <左メニュー>タブを開きます
- Dashiconのページへ行き、変更したいアイコンをクリックします。
- ページ先頭に遷移しますので、「dashicons-」から始まるアイコンクラスをコピーします。
- 設定画面に戻り「アイコンの変更」欄の変更するメニューにコピーしたアイコンクラスを貼り付けます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、新しいアイコンが反映されます。
入力したDashiconのクラスを削除するとデフォルトのアイコンに戻せます。
左メニューをもっと自由にいじりたいときは?
左メニューを自由自在にもっと激しくカスタマイズしたい場合は「Admin Menu Editor」プラグインがおすすめです。ドラッグ&ドロップで好きな位置に移動できます。
管理バー
管理バーはログイン中にページの上部に表示される高さの低いバーです。
管理バーは、プロフィール画面では「ツールバー」と言われており、表記は現在はこちらが主流のようです。ただ、これまでずっと管理バー・アドミンバーなどと呼ばれてきたこともあって、どちらも正解のようです。ツールバーだと、他のプラグインやテーマの機能と重複する可能性があることを考慮し、本プラグインでは管理バーで統一しています。
管理バーの位置
管理バーはログインしていると、サイト画面でも表示されます。
デザイン的に結構印象を変えるため、訪問者が実際に見る画面として確認するには邪魔になることが多いです。
このため、WordPressの標準機能にもサイト画面では非表示にする機能がありますが、使いたい機能もアクセスできなくなるので不便に感じてしまいがちです。
そこで、折衷案として、サイト画面では画面下部に管理バーを表示する(下部に移動する)オプションを用意しました。
- <管理バー>タブを開きます
- 「管理バー表示位置」欄の「サイト画面では管理バーを画面下に表示する」にチェックを入れます
- <変更を保存>ボタンを押すと、サイト画面を見ているときは管理バーが下側に表示されます
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
管理画面では引き続き上部に表示されます。
不要な項目を削除
管理バーの標準機能としては以下のようなものがあります。
- WordPressの関連ページを表示する(ドキュメント・サポートなど)
- 新規作成
- コメントの件数表示と画面へのリンク
- ログアウト・プロフィール表示へのリンク
- 本体・テーマ・プラグインの更新通知(ある時のみ)
- サイトの表示
- 投稿やページの表示(編集画面)
- 管理画面の表示(各画面にダイレクトに移動可能)
- カスタマイズへのショートカット
- 表示しているページの編集リンク
- 検索アイコン(一番右にあります)
上記のほかに利用しているWordPressテーマ・プラグインが追加したメニューが表示されます。
便利ではあるのですが、使ったことがない機能があったり、プラグインが増えてくるとだんだん表示されるものも増加してきます。
また、一部文言がわかりにくいところもあり、特にクライアントワークでは説明が手間になるかもしれません。
そこで、管理バーの使っていない項目を削除する機能を用意しました。
- <管理バー>タブを開きます
- 「不要な項目を削除」欄で非表示にしたいものにチェックを入れます
- <変更を保存>ボタンを押すと、管理バーから不要な項目を非表示にできます。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
標準で用意されている機能についてはチェックボックスをオンにしたものを非表示に切り替えることができます。
サイト名の文言変更
管理バーには常にサイト名が表示されています。
このサイト名にマウスカーソルを当てるとサブメニューが出てきて管理画面では「サイトを表示」、サイト画面では各種管理画面の設定画面へのメニューが表示されます。
- 別タブで開かない
- サイト画面では管理画面を表示するリンクだと気付きにくい
という機能になっているので、別タブで開くようにし、サイト画面では「管理画面を表示」に表示を改めることで機能の意味が初見でもわかるように修正します。
- <管理バー>タブを開きます
- 「サイト名の文言変更」欄で「管理画面表示時に「テストサイトを表示」に変更し、別ウィンドウで開く」「フロント画面表示時に「管理画面を表示」に変更し、別ウィンドウで開く」のどちらかまたは両方にチェックを入れます
- <変更を保存>ボタンを押すと、サイト名をクリックしたら別タブで開くように変更されます。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
些細なことですが、小さな改善が作業効率を高めます。
前後の記事編集
WordPressの編集画面には次の記事や前の記事に移動するリンクが表示されません。
サイトの運営時に順番に各ページを編集する必要が生じた際、編集画面と一覧画面を行ったり来たりしなくてはいけなくなります。
作業性が高い操作は「今どの記事を編集しているのか」に意識が向かなくなりがちで、一覧画面に戻った際に、今どこまで編集したのかわからなくなったりすることが少なくありません。
そんな「現場の声」から生まれた改善機能で、現在編集中の記事IDの前後の記事に編集画面のまま移動する機能を追加しています。
- <管理バー>タブを開きます。
- 「前後の記事編集」欄で「編集画面に前後の記事へのリンクを追加する」にチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、編集画面を表示した際に前後の記事へのリンクが表示されます(編集画面以外では表示されません)。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
前後の記事は現在の記事の一覧の並び順ではなく、記事IDの順です。
管理バーの色
<ユーザー> → <プロフィール>からユーザーごとに「配色」を変更することが可能です。
個人ブロガーで1サイトしか運営していない人だとあまり変更する機会はないかもしれませんが、複数のサイトを運営していたり、本番環境とステージング環境が分かれているような場合ではどちらのサイトで作業しているのか明確にするために配色を変えると便利です。
ただ、WordPressの配色設定は全部で9種類しかありません。多くのサイトを運営しないといけない場合だと、配色数が足りないということになってしまいかねません。
他にも、左メニューと管理バーは同じ色設定しかできないので、デザイン的にやや野暮ったいイメージになってしまいがちです。
そこで、管理バーの色だけ好きな色に変更することができる機能を用意しました。
- <管理バー>タブを開きます。
- 「管理バーの色」欄で背景色と文字色をそれぞれカラーピッカーを使用して設定します。
- <変更を保存>ボタンを押すと、管理バーが設定した背景色と文字色に変更されます。
カラーピッカーでデフォルトのカラーを選択して保存すれば元に戻せます。
この機能を使えば配色設定は左メニューの配色と管理バーの配色の組み合わせで9パターン以上作成できるようになり、デザイン的な洗練さも担保できるようになります。
ダッシュボード
非表示にするウィジェット
WordPressのダッシュボードには、「誰が使うねん」と思うようなウィジェットが大量に仕込まれています。
右上の表示オプションからチェックを外せば非表示にすることもできますが、チェックボックスすら完全に非表示にすることができます。管理画面はシンプルに保つのが効率を上げるコツです。
- <ダッシュボード>タブを開きます。
- 「非表示にするウィジェット」欄で削除したいウィジェットにチェックを入れます
- <変更を保存>ボタンを押すと、ダッシュボードから不要なウィジェットを削除することができます。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
WordPressの標準で用意されているウィジェットは一つも重要なものはありませんのですべて非表示にしてしまって構いません。
どちらかというと、クライアントワークなどで余計な説明の手間や設定の手間を省くためのものです。
CAPはインストールした時点で次のメモ用ダッシュボードを追加します。これも非表示にできるので利用する必要がない場合はそれも消してしまいましょう。
メモ用のダッシュボードウィジェットを追加
ダッシュボード内にメモ用のウィジェットを追加しています。
- 左メニューから<ダッシュボード>をクリックします。
- メモとタイトルのあるウィジェットのタイトル部分をポイントすると「設定」というリンクが表示されます。
- クリックすると編集モードになるので本文を編集し、<変更を保存>ボタンを押せばメッセージを保存します。
ダッシュボードウィジェットを非表示にする機能を使えばこのウィジェットを非表示にできます。
デフォルトでは管理権限を持つユーザーだけが編集可能です。複数名でのサイト運用で、管理権限のないユーザーが編集できるようにするには「すべてのユーザーがメモを編集できるようにする」にチェックを入れてください。
投稿・固定ページ一覧画面
ホバーメニューの削除
投稿や固定ページに並んだ記事をマウスでポイントすると、その下に補助メニューが表示されます。
便利な反面、やや不便に感じる部分も少なくありません。好みの別れる機能です。
ホバーメニューのイマイチなところ
- ホバーメニュー分、余分な高さが確保されており、スクロール量が増える
- うっかり削除をクリックしてしまう
- 不要に感じるメニューもある
- 「編集」はタイトルのクリックでもできるので機能が重複している
- 他のプラグインがタイトル部分をいじることが多いので、ごちゃごちゃしがち
このプラグインではそんなホバーメニューを個々に削除することができます。
- <投稿・固定ページ一覧画面>タブをクリックします。
- ホバー時に表示される項目から不要なものにチェックを入れます
- <変更を保存>ボタンを押すと、選択したホバーメニューが出なくなります。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
- 編集 → タイトルのクリックと同じなので不要
- クイック編集 → できることが限られているので不要
- ゴミ箱を表示 → うっかり削除を防ぐために非表示が望ましい
絞り込み項目を追加
WordPressは投稿は標準で「日付」と「カテゴリー」、固定ページは標準で「日付」と「投稿者」で絞込をかけることができるようになっています。
でも、どうせなら、「タグ」や投稿でも「投稿者」でも絞り込める方が記事を見つけるのが早くなりますよね。
ということで、これらの絞り込みも追加しました。AND検索になっているので、絞りやすくなりました。
- <投稿・固定ページ一覧画面>タブをクリックします。
- 絞り込み項目を追加欄でタグ・作成者で必要なものにチェックを入れます
- <変更を保存>ボタンを押すと、絞り込みの項目が追加されます。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
タグはタグが一つもない状態では表示されません。固定ページは標準ではタグ機能がないので追加されません。
カラムを追加
WordPressの標準のカラムにはない標準項目を表示するためのオプションです。
- スラッグ
- 最終更新日
- 文字数
を表示することができます。
- <投稿・固定ページ一覧画面>タブをクリックします。
- カラムを追加欄で追加したいカラムにチェックを入れます
- <変更を保存>ボタンを押し、投稿・固定ページの一覧を表示するとカラムが追加されていることがわかります。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
ソート機能を追加
ソート機能を追加可能なカラムに並べ替え機能をつけてしまうためのオプションです。
- 投稿者
- 最終更新日
- スラッグ
上記のカラムに並び替え機能を追加できます。
- <投稿・固定ページ一覧画面>タブをクリックします。
- ソート機能を追加欄で、ソート機能を追加したいカラムにチェックを入れます
- <変更を保存>ボタンを押すと、チェックを入れたカラムで並び替えることができます。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
カラム幅の指定
記事一覧・固定ページの一覧ではカラム幅が自動で調整されますが、表示しているカラムの数や内容によっては途中改行が発生し、かなり使いにくい状態になるかもしれません。
見やすい投稿一覧にするために、カラム幅を設定して改行が発生するのを防ぎましょう。
- <投稿・固定ページ一覧画面>タブをクリックします。
- カラム幅の指定欄で、それぞれのカラム幅をピクセルで入力してください。
- <変更を保存>ボタンを押すと、記事一覧の各カラム幅が適用されます。
入力した値を削除し、空の状態にして保存すれば元に戻せます。
未入力にすると「成り行き」で幅が決まります。タイトルカラムは未入力にし、他のカラムで調整するとやりやすいです。
使用するカラム数や実際の値の長さにもよりますが、下記はこのくらい確保しておくと使いやすいと感じるカラム幅です。
- 投稿者
-
100~150px
- カテゴリー
-
150~250px
- タグ
-
150~250px
- 最終更新日
-
200px
- スラッグ
-
150~200px
- 文字数
-
70px
日付の書式変更
WordPressの一般設定で日付の書式を変更することができます。しかしこれはサイトの表示時の書式で、管理画面の書式には反映されません。
管理画面では「2025年6月13日 6:45 PM」のような表示になっています。
これを、「2025年06月13日 18:45」のような24時間表示にするためのオプションです。
- <投稿・固定ページ一覧画面>タブをクリックします。
- 日付の書式変更欄で、「日付の書式を「YYYY年MM月DD日 HH:MM」形式に変更する」にチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、日付の書式が24時間表記に変わります。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
表示オプションの調整
投稿・固定ページの右上にある「表示オプション」にある、「表示モード」では、コンパクトモード(デフォルト)と、拡張表示を選択することができます。
拡張表示にすると、記事の冒頭の数文字がタイトルの下に表示されますが、この機能は使っている人は少ないのではないでしょうか。
不要なものは表示しないようにしたほうが良いので消すオプションを付けました。
- <投稿・固定ページ一覧画面>タブをクリックします。
- 表示オプションの調整欄で、「画面右上の「表示オプション」内にある「表示モード」を非表示にする」にチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、表示オプション自体を表示にできます。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
主にクライアントワーク向けの機能です。
編集画面
非表示にする埋め込みブロック
ブロックエディタには「埋め込み」というブロックがあり、X(Twitter)やYouTubeなどを埋め込むためのブロックがブロックの選択モードに出てきます。
埋め込みのブロックは非常に数が多いにもかかわらず、個々にオンオフを切り替えることができません。
自分が使う可能性のあるものだけに絞って残りを非表示にする機能を用意しました。
- <編集画面>タブをクリックします。
- 非表示にする埋め込みブロック欄で、不要な埋め込みブロックにチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、編集画面の埋め込み欄から不要なものが削除されます。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
ショートコードの追加
日付に関するショートコードを4つ追加しています。
概要 | 詳細 | ショートコード |
---|---|---|
今日の年 | 今日の年の数字を返す | [today_year] |
今日の月 | 今日の月の数字を返す | [today_month] |
今日の日 | 今日の日の数字を返す | [today_day] |
経過年数 | 指定した日付から今日までの年数を返す | [ago from="2010-01-01] |
- XXX歴〇年
- 今年で〇歳
- 〇年〇月更新
のような経過年数や最新情報を謳う表現をする際に自動で数字部分が計算されると修正する必要がなくなります。
- <編集画面>タブをクリックします。
- ショートコードの追加欄で、使いたいショートコードにチェックを入れます
- <変更を保存>ボタンを押すと、ショートコードを使えるようになります。
チェックを外して保存すればショートコードで入力していた箇所はテキストの状態で表示されます。
自動保存の間隔
WordPressには編集中の内容を自動で保存する機能があります。
デフォルトでは60秒となっていますが、自動保存のたびにリビジョンが増えていくとデータベースが肥大化する原因にもなりますので指定した間隔ごとに自動保存するようにできます。
- <編集画面>タブをクリックします。
- 自動保存の間隔欄で、保存する間隔を決めます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、指定した分数おきに保存されるようになります。
入力した値を削除すると、デフォルトの1分間に戻ります。
タグの選択方法
WordPressの投稿画面でカテゴリーの入力はチェックボックス方式ですが、タグについては入力欄で自由入力する形になっています。
これを、カテゴリーと同じくチェックボックスで選択する方式に変更するオプションを追加しています。
- <編集画面>タブをクリックします。
- タグの選択方法欄で、「タグの選択をチェックボックス形式に変更する」にチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、編集画面でカテゴリーと同じチェックボックス方式でタグを選択することができるようになります。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
タグが大量にあるブログには向いていませんが、タグの数もカテゴリーの数もそれほど多くないのであれば入力しなければならない方式よりも選ぶだけで済む方式の方が使い勝手が良いはずです。
リビジョン設定
WordPressにはリビジョンという機能があり、保存するごとに「世代」が出来上がります。
元の状態に戻したいときはリビジョンを戻せば一発で戻すことができます。
非常に便利な機能ですが、標準ではリビジョン数に上限が設けられておらず、無尽蔵にリビジョンが増えていき、サイト(データベース)の速度が低下してしまいます。
そこで保存できるリビジョン(世代)に上限を設定し、リビジョンが増えすぎないようにするオプションを追加しました。
- <編集画面>タブをクリックします。
- リビジョン設定欄で、希望する管理方法にチェックを入れます。リビジョン機能を一切使わない場合は無効にすればデータは保存されません。リビジョン件数を指定すれば指定回数分のみ保存されるようになります。
- <変更を保存>ボタンを押すと、リビジョンの保存回数が変更されます。
初期状態で選択されている「WordPress のデフォルト設定に従う」を選択しなおせば元に戻すことができます。
運用中のブログでリビジョンの上限を設定すると、それ最新から指定件数以前のリビジョンは削除されるのでご注意ください。
編集画面用CSS
管理画面内だけ適用されるCSSを設定する機能です。
主に、ブロックエディタの見た目をサイトの表示と合致させる利用を想定しています。
WordPressの現在のデフォルトエディタであるブロックエディタはサイトの表示を再現しており、見たままに近い形で入力することができます。
しかし、表示幅が微妙に違っていたり、リンクカラーが違っていたり段落の幅に微妙な差があることが少なくありません。
CSSの知識があれば、編集画面用CSSで微調整を行うことで見た目を完全に一致させることができます。
- <編集画面>タブをクリックします。
- 編集画面用CSS欄のテキストエリアにCSSを入力します。
- 適用する投稿タイプにチェックを入れます
- <変更を保存>ボタンを押すと、指定した投稿タイプのブロックエディタの編集画面でCSSが読み込まれます。
適用する投稿タイプのチェックボックスをすべてオフにするか、入力したCSSを削除すると元に戻ります。
<style>タグは入力不要です。CSSを書ける人向けの設定になっています。
図の通り、画面の表示幅を揃えるCSSを適用する用途を想定しています。編集幅のほかに、行間や文字間・マージンやパディングの取り方・マーカー装飾などを細かく調整すると表示画面と編集画面の差が小さくなります。
以下はエディタの表示幅を調整するCSSです。
数字部分をお使いの環境に応じて入力しなおしてください。
.wp-block {
max-width: 840px !important;
}
画像
画像の自動生成を停止
WordPressは画像を添付(アップロード)する際、自動的にいくつかの「サイズ違い」を生成します。
WordPressを使う人が必ずしも画像を適切に扱えるわけではありません。特にファイルサイズが巨大な「元画像」をそのままアップロードしてサイトに表示しようとすると、通信量が増え、表示が完了するまでに時間がかかってしまいます。
そこで、WordPressでは元画像のサイズに合わせて、それよりも小さいサイズの画像を複数生成し、必要に応じて使い分ける設定が入っているわけです。
しかし、あまりに生成される画像が多いので、逆にサーバー容量を圧迫したり、メンテナンスを行いにくくなってしまうケースもあります。
画像を元画像のままアップせずに、適切なサイズでアップロードできるのであれば、そもそも自動生成は必要なくなるので、この機能を停止するオプションを設置しています。
- <画像>タブをクリックします。
- 画像の自動生成を停止欄で生成を停止するサイズにチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、指定したサイズの画像は自動生成されなくなります。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
- 画像圧縮プラグインの対応枚数を増やしたい場合 → すべてオンにして生成を止めるとより多くの画像を処理できるようになります。
- 自分の知らないところで勝手に画像が作られると気持ちが悪い場合 → オンにしておきましょう。
- レスポンシブイメージの機能を使って通信料を削減したい場合 → オフのままにしておきましょう。
- 画像のことはよくわからない場合 → オフのままにしておくほうがいいでしょう。
ホバーメニューの非表示
WordPressのメディアライブラリは、サムネイル表示とリスト表示を選択できます。
リスト表示では、投稿や固定ページと同じくホバーメニューが表示されます。
こちらも「完全に削除」など誤クリックしたときに困る機能が含まれているので非表示にするオプションを追加しています。
- <画像>タブをクリックします。
- ホバーメニューの削除欄で消したいメニューにチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、指定したホバーメニューが非表示になります。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
利用方法にもよりますが、おそらく一般的には投稿や固定ページほどホバーメニューで操作をする機会は少ないはずです。
ホバーメニュー自体の利用頻度が少ない場合はすべてオフにしておくと、その分高さが減るのでスクロールが少なくなります。
絞り込み項目を追加
投稿や固定ページと同様に、多くの画像から「ユーザー」で絞り込むことができる機能を用意しています。
- <画像>タブをクリックします。
- 絞り込み項目を追加欄で「ユーザー」にチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、リストの絞り込み機能の部分にユーザーが追加されます。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
カラムを追加
メディアをリスト表示にしている際に以下のカラムを追加する機能です。
- ID
- スラッグ
- 容量
- 幅×高
- URL
- 代替テキスト
これらは個別の詳細ページに入れば表示されますが、一覧でも確認できる方が良い情報ですので一覧に表示できるようにしています。
- <画像>タブをクリックします。
- カラムを追加欄で追加したいカラムにチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、画像一覧の画面チェックを入れたカラムが追加されます。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
初期状態のカラムと合わせると横幅が足りないと思いますので、下記は表示オプションから削除するのがおすすめです。
- コメント
- アップロード先
- 投稿者(1人で使う場合)
ソート機能を追加
デフォルトでは日付とファイル名でもソートできますが、ID・スラッグ・代替えテキストに対してソート機能を付与することができます。
- <画像>タブをクリックします。
- ソート機能を追加欄でソート機能を追加したいカラムにチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、チェックしたカラムでソートすることができます。
入力した数値をすべて削除すればデフォルトの状態に戻ります。
カラム幅の指定
メディアのリスト画面で思わぬところで改行が発生して使い勝手が下がるのを防げるよう、個別にカラム幅を指定できるようにしています。
- <画像>タブをクリックします。
- カラムを追加欄で各カラムの幅を入力します(単位:px)。
- <変更を保存>ボタンを押すと、入力した幅で表示されます。
入力した数値をすべて削除すればデフォルトの状態に戻ります。
使用するカラム数や実際の値の長さにもよりますが、下記はこのくらい確保しておくと使いやすいと感じるカラム幅です。
- 投稿者
-
100~150px
- 日付
-
100~150px
- 容量
-
70px
- ID
-
70px
- スラッグ
-
100~150px
- 幅×高
-
70px
ウィジェット
ブロックウィジェットを無効化
WordPress5.8から導入されたブロックウィジェットですが、設定画面がわかりづらいため一部のWordPressテーマではオフにされています。
WordPressテーマ側でブロックウィジェットがオフに設定されない環境では、そのまま使うか、Classic Widgetプラグインが良く使われています。
本プラグインでも全く同様のことができるので、本プラグインと入れ替えればブロックウィジェットを無効化する以外の機能も手に入ります。
- <ウィジェット>タブをクリックします。
- ブロックウィジェットを無効化欄のチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、ブロックウィジェットからクラシックウィジェットに変更されます。
チェックを外せば元のブロックウィジェットに戻すことができます。
無効化するクラシックウィジェット
標準で用意されているウィジェットはかなり多いですが、実際には使わないものや、テーマの持つ機能のほうが豊富だから使わないウィジェットの方が多いのではないでしょうか?
使うことがまずないウィジェットを停止させることでウィジェットを選択しやすくなり、複数名で作業する場合は間違いも起こりにくくなります。
- <ウィジェット>タブをクリックします。
- 無効化するクラシックウィジェット欄で、無効化にしたいウィジェットにチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、外観>ウィジェットの左側にあるウィジェットのリストが非表示になります。
チェックを外せばウィジェットを再表示できます。
既に設定中のウィジェットがある場合、そのウィジェットは削除されずに残り続けます。
ユーザー
カラムを追加
ユーザーの一覧に表示名とIDを追加する機能です。
- <ユーザー>タブをクリックします。
- カラムを追加欄で、追加したいカラムにチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、ユーザー一覧画面にチェックを入れたカラムが表示されます。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
一括操作のカスタマイズ
ユーザー一覧の一括操作はデフォルトで「削除」と「パスワードリセット送信」ができます。
しかし、これを使う機会はあまりなく、むしろうっかり操作してしまうと危険なものも多いため、設定画面で削除できるようにしています。
- <ユーザー>タブをクリックします。
- 一括操作のカスタマイズ欄で、非表示にしたい項目にチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、一括操作のドロップダウンから項目が削除またはドロップダウン自体が非表示になります。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
ホバーメニューの削除
ユーザー一覧でもマウスカーソルをポイントするとホバーメニューが現れ、ユーザーを削除したりパスワードのリセットが行えますが、投稿などに比べるとはるかに使用頻度が低いため誤って削除したりしないよう非表示にすることができます。
- <ユーザー>タブをクリックします。
- ホバーメニューの削除欄で、削除にしたい項目にチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、マウスオーバー時にメニューが表示されなくなります。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
カラム幅の指定
ユーザー一覧はあまりカラム数が多いわけではないので微調整は不要かもしれませんが、途中改行が発生するなど、見づらい状況になっている場合に調整することができます。
- <ユーザー>タブをクリックします。
- カラム幅の指定欄で、カラムの幅を数字(px)で入力することができます。
- <変更を保存>ボタンを押すと、カラム幅が保存されます。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
環境によってユーザー名の幅が調整できない場合があります。
権限グループ変更の非表示
ユーザーの一覧画面ではユーザーの権限をコントロールすることができます。
一括操作と同じく変更したいユーザーのチェックボックスを入れて権限を指定して<変更>ボタンを押しますが、そもそも大量にユーザーが登録されていて頻繁に変更するWordPressを運用する方は法人も含めて少ないのではないでしょうか(一括登録時に権限も設定するはず)。
そこで、この権限グループの変更ドロップダウンを非表示にするオプションを用意しています。
- <ユーザー>タブをクリックします。
- 権限グループ変更の非表示欄で、チェックボックスをオンにします
- <変更を保存>ボタンを押すと、権限グループの変更ドロップダウンが非表示になります。
チェックを外して保存すれば元に戻せます。
ログイン
ロゴ画像
標準のログイン画面はWordPressのロゴが表示されます。
このロゴをメディアライブラリにアップロードした画像から選択することができます。
- <ログイン>タブをクリックします。
- ロゴ画像欄で、画像を選択します。
- <変更を保存>ボタンを押し、ログアウトするとロゴ画像が変更されているのがわかります。
画像を削除ボタンを押すと、元のWordPressのロゴに戻ります。
- 複数のWordPressサイトを運営している際に間違いを防ぐ
- クライアントに納品する際の見栄えがよくなる
といったことが期待できます。
ロゴのリンク先変更
ロゴ画像の変更と合わせて行いたいカスタマイズです。
標準では、WordPressの公式サイトである https://ja.wordpress.org/ にリンクが張られています。
これを好きなリンク先に変更する機能です。
- <ログイン>タブをクリックします。
- ロゴのリンク先URL欄で、URLを入力します。
- <変更を保存>ボタンを押し、ログアウトするとロゴ画像に貼られているリンクが設定したリンクに変わっていることを確認できます。
URLを空にして保存するとWordPressの公式サイトへのリンクに戻ります。
不要なリンクを非表示
- 「サイト名へ戻る」リンク
- 「パスワードをお忘れですか?」リンク
- プライバシーポリシーへのリンク
を削除することができるようにしています。
- <ログイン>タブをクリックします。
- 非表示項目欄で、非表示にしたいリンクにチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押し、ログアウトするとチェックで非表示に設定したリンクが実際に非表示になることがわかります。
チェックを外して保存すると、再度リンクを表示します。
プライバシーポリシーのリンクはプライバシーポリシーページを設定から指定し、かつ公開されていないと表示されませんのでご注意ください。
背景色変更
ログイン画面はデフォルトではグレーの背景色になっています。この背景色を好きな色に変更できます。
- 複数サイトを運営しているので、運営スタッフが間違えないようにする
- 制作会社のイメージカラーを設定する
- 単純にデザイン的に別の色を設定したい
上記のようなニーズにこたえます。
- <ログイン>タブをクリックします。
- 非表示項目欄で、非表示にしたいリンクにチェックを入れます。
- <変更を保存>ボタンを押し、ログアウトするとチェックで非表示に設定したリンクが実際に非表示になることがわかります。
カラーピッカーからデフォルトを選択しなおして保存するとデフォルトのグレーに戻ります。
除外設定
UI調整
細かなUIの調整として、下記の3つの機能があります。
- 管理画面上部の「ヘルプ」を非表示にする
- 管理画面フッターの「WordPress のご利用ありがとうございます。」を非表示にする
- フッターのバージョン表記を削除する
Googleタグマネージャーの出力制限
GTM(Google タグマネージャー)のタグをログインユーザーには出力しない設定です。
Googleアナリティクスや広告タグを管理するGTMですが、ログイン中も出力されてしまうことで、アクセス解析に記録されてしまうケースがあります(特に固定IPアドレスではない場合など)。
とりわけアクセス数の少ないサイトなどでは自アクセスが混ざり込むと正確な計測ができなくなりますし、広告でCVページの表示確認をしているだけなのにCV計測されてしまうと判断ミスにつながりかねません。
GTMのタグを出力する機能は様々なSEOプラグインやWordPressテーマに実装されていますが、自アクセスの除外をより厳重・厳格にするにはそもそも計測タグを出力しないようにしてしまうのが根っこを押さえることになるので有効です。
サイト内検索から指定記事を除外
WordPressの検索機能は固定ページや投稿などすべての投稿タイプからのページを検索結果に表示してしまいます。
しかし、例えばプライバシーポリシーなど、通常は検索ニーズがほぼないはずのページまで表示されてしまうとUXの低下につながります。
そこで、自サイトの検索結果画面で出力したくないページをIDを指定して出力されないように設定することができます。
自動更新通知メール停止
WordPressは本体・テーマ・プラグインの更新の際に、更新があることを通知するメールを管理者向けに送信します。
便利な反面、毎日ログインしているようならメールで通知されなくても更新があることはわかるはずです。
メールを削除したりするのも手間なので、メール通知を停止できるオプションを用意しました。
リセット
設定のエクスポートとインポート
本プラグインは非常に多くの設定ができる反面、何度も設定するのは結構骨の折れる作業です。
また、複数のサイトを運用していて同じ設定を適用したい場合に、設定しわすれてしまう箇所も出てくることでしょう。
そこで、全設定をインポート・エクスポートできるようにしてあります。
全設定のリセット
このプラグインはアンインストールまたは全設定をリセットボタンを押すと、インストール前の状態に戻ります。
というのも、データベース上に専用の保存領域(配列)を作って記録しており、全設定リセットまたはアンインストール時にその設定を丸ごと削除してしまうためです。
また、ほとんどの設定はWordPressの標準機能をフックという仕組みで適用しているため、このプラグインがその設定を使わなければインストール前の設定をWordPress本体が使うだけ、という仕組みになっています。
逆に言えばWordPressの標準機能にない機能を無理矢理実装していないのでできないこともあります。例えば投稿一覧や固定ページの一覧でカテゴリーやタグでソートする機能は標準でそのような機能が利用できないので実装を見送っています。
プラグイン使用におけるパフォーマンスへの影響について
使い勝手を向上させるためのカスタマイズは時として表示速度など重大なリスクにつながるイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。
結論、本プラグインを使用したことによるパフォーマンスの低下はほぼないとみて構いません。サイト画面・管理画面の両面について、それぞれパフォーマンスの影響を記載しておきます。
サイト画面の表示速度に関するパフォーマンスについて
通常はほぼない、と言えます。本プラグインは管理画面が対象になるのでそもそもフロントエンドのパフォーマンスに与える影響箇所は少ないです。以下にサイト画面のパフォーマンスに影響がある機能について解説します。もし気になる点があれば下記の機能の使用をお控えください。
検索結果の除外機能 | サイト内検索が実行された場合にのみ動作します。データベースへの問い合わせ(クエリ)を効率的に変更するだけなので、速度低下の要因にはなりにくいです。 |
---|---|
ショートコードの追加 | ショートコードが呼び出された時にだけ多少の計算がサーバー上で行われますが、パフォーマンスを低下させることは皆無と言ってもいいでしょう。 |
GTMタグの出力 | ログインしていないユーザーにのみタグを出力しますが、サーバー側では一瞬で完了する処理です。 |
管理バーのカスタマイズ | ログインしているユーザーにのみ影響します。非常に高速な配列操作や小規模なCSSの追加のみですので、体感できるほどの速度低下にはつながりません。 |
管理画面のパフォーマンス低下について
管理画面のカスタマイズはどれもWordPressの標準機能を利用したものが大半で、一部CSSで非表示にする場合もありますが、表示速度を極端に低下させるものではありません。
ただし、下記のオプションは記事数や画像数が膨大であった場合、速度の低下につながる可能性がありますが、数千件程度であればそこまで影響がないと判断します。超大規模なサイトでは使用を控えた方が無難です。
投稿・固定ページの文字数カウント | 仕組みとして記事の保存時にカスタムフィールドに保存しているのではなく、一覧画面を表示する際にデータベースから全文を取得してカウントしているので表示する記事数が多くなるほど重くなります。 |
---|---|
メディアのカラム表示 | サイズ・容量といったメタデータを表示の際に取得するため、データ量が多いと重くなります(文字数カウントほどではありません) |