WordPressの左メニューをカスタマイズ【Comfortable Admin Page】

WordPressの左メニューは管理画面のメインナビゲーションです。

標準状態では左メニューは比較的シンプルな状態ですが、プラグイン・WordPressテーマ・カスタム投稿などがメニューを追加していくため、気づけば目的の機能を探すの一苦労、といった感じになってしまいがちです。

こういったメニューは数が増えれば増えるほど目的の機能を「探す」負担が増大し、作業効率を下げていきます。「探す」のにかかる時間は生産性がゼロな無駄な時間です。少しでも探さなくても見つかるすっきりメニューに保ちたいものですね。

Comfortable Admin PageではWordPressの左メニューの配置を自由にカスタマイズすることができます。

左メニューの非表示

WordPressは非常に多機能ですので、すべての機能を使っているということはまずないのではないでしょうか。

使用頻度が低いだけであれば、非表示にするよりは移動させるのがおすすめですが、完全に使わないという機能については非表示にしてしまいましょう。

Comfortable Admin Pageでは標準メニューはもちろん、プラグインやテーマが追加した環境によって変化するメニュー項目も自動取得して非表示に切り替えることができます。

標準メニューの非表示化

WordPressの管理画面のカスタマイズの定番として、「コメント」など使わない機能を非表示にしてしまうというものです。

Confortable Admin Pageでは、サブメニューも含めて非表示に切り替えることができます。

  1. <左メニュー>タブを開きます
  2. 「非表示にする左メニュー」欄から非表示にしたいメニュー名にチェックを入れます。
  3. <変更を保存>ボタンを押すと、チェックを入れたメニューが非表示になります。

チェックを外せば非表示にしたメニューを再度表示することができます

おすすめの設定

下記の基準で非表示にするかどうかを決めると良いでしょう。

  • 一度設定したら滅多に設定の変更をしないものは非表示(例:パーマリンク)
  • 機能として使わないものは非表示(例:コメント)

環境別メニューの非表示化

プラグインやテーマ、カスタム投稿によって追加されたメニューを非表示にするための機能です。

基本的な操作方法などは標準メニューと変わりありません。

  1. <左メニュー>タブを開きます
  2. 「環境別メニュー」欄から非表示にしたいメニュー名にチェックを入れます。
  3. <変更を保存>ボタンを押すと、チェックを入れたメニューが非表示になります。

チェックを外せば非表示にしたメニューを再度表示することができます

左メニューのラベル変更・アイコン変更

標準の左メニューは個別に名称を変更できるようにしています。アイコンも変更可能です。

  1. <左メニュー>タブを開きます
  2. 「メニュー名とアイコンの変更」欄で書き換えたい左メニュー名やアイコンを設定します。
  3. <変更を保存>ボタンを押すと、入力した通りのメニュー名に変更されます。

入力欄を空の状態にして保存するとデフォルトの名称に戻ります。

おすすめの設定
  • 投稿 → 新着情報
  • 固定ページ → ページ
  • メディア → 画像

など、実態に即した名称に変更しておくとよいでしょう。

改行が発生する長いメニューを短縮

WordPressの標準のラベル名が長すぎるせいで改行が発生しているサブメニューがいくつかあります。

見栄えが悪いので、意味が分かる範囲で短縮するオプションを用意しています。

元の名称変更後の名称(改行されなくなります)
インストール済みプラグインプラグイン一覧
プラグインファイルエディタープラグインエディター
テーマファイルエディターテーマエディター
  1. <左メニュー>タブを開きます
  2. 「左メニューのラベル変更」欄から短縮したいラベルにチェックを入れます。
  3. <変更を保存>ボタンを押すと、チェックを入れたメニューの名前が短くなり、改行がなくなります。

チェックを外して保存するとデフォルトの名称に戻ります。

セパレーターの高さ設定

実はWordPressの管理画面の左メニューには標準で2か所に区切り線が設定されています。

  • ダッシュボードと投稿の間
  • 外観とコメントの間

ここに区切りが設けられているため、左メニュー全体としても「上半分」と「下半分」に分かれています。

上半分はコンテンツを作る系のメニューが多く、下半分はデザインや設定・拡張機能が登録されることが多くなっています

  1. <左メニュー>タブを開きます
  2. 「セパレーターの高さ設定」欄にセパレーターの高さをピクセルで指定します。
  3. <変更を保存>ボタンを押すと、セパレーターの高さが変更されます。

デフォルトの高さは5pxですので、5を入力すると変更前と同じになります。

区切り線は高さを設定することができるので、上下にスペースを作ることができます。

人は視覚的に一度に認識できるのは5±2個だそうです(マジックナンバーといいます)。

一定の間隔をあけて「塊」になるメニューの個数を減らすことで把握しやすいメニューにできます。

おすすめの設定

デフォルトはやや詰まっているので、10~20pxあたりが使いやすいはずです。

左メニューの追加

左メニューに任意の名前でメニューを追加し、サブメニューを登録する機能です。メニューは一番下に追加します。サブメニューの数に特に制限はありません。

  1. <左メニュー>タブを開きます
  2. 「左メニューの追加」欄にあるメニュー名を入力します。
  3. サブメニュー欄にメニューラベルとURLをセットで入力していきます。
  4. <変更を保存>ボタンを押すと、メニューを閉じるの上に追加のメニューを表示します。

メニュー名が空だとメニューは表示しません(サブメニューの設定は保持できます)。または入力したものをすべて削除すれば元の状態になります。

おすすめのリンク登録先例
  • 非表示にした使用頻度の低い標準管理画面
  • 非表示にしたプラグインの画面
  • アクセス解析
  • 自社開発のツール / 関連性の高い自社サイト
  • サポート窓口のURL(制作会社など)
  • ベンチマークしている競合サイト

など、アイデア次第で便利に使っていただけます。

標準メニューにサブメニューを追加

標準メニューいくつかに、サブメニューを追加できるようにしています。

サブメニューを追加できる標準メニュー
  • 外観
  • プラグイン
  • ユーザー
  • ツール
  • 設定
  1. <左メニュー>タブを開きます
  2. 追加したい標準メニューで<項目を追加>ボタンを押すとラベルとURLを入力する欄が追加されるので入力してください。複数追加することも可能です(特に上限はありません)
  3. <変更を保存>ボタンを押すと、新しいアイコンが反映されます。

<削除>ボタンで全ての項目を削除すれば元の状態になります。

サブメニューをすべて削除すると親メニューが一覧になる

WordPressの管理画面の左メニューは、メインメニュー(1層目)とサブメニュー(2層目)に分かれています。サブメニューのサブメニューはありません。

サブメニューをすべて削除・非表示にすると、メインメニューは最も代表的なメニューが表示されるようになっています。

例えば投稿系のサブメニューをすべて削除すると、一覧のメニューが表示されます。

複数の操作方法が発生しないようにする

WordPressの管理画面は1つの機能に対して複数の操作方法ができるものがあります。

代表的な機能としては、新規追加と削除です。新規追加は左メニューから直接追加できる他、一覧画面の上部のボタンからも新規追加を行うことができます。

特にクライアントワークでお客様に納品する管理画面を作る場合や、自社の運営するサイトでも自分以外のメンバーが操作する管理画面においては以下のような問題が出る場合があります。

  • マニュアル作成時にそれぞれの方法を記載する必要がある
  • トラブル発生時に操作方法のパターンが複数になる

画面の遷移回数(クリック数)を減らすのが良いか、操作方法の統一を優先する方がいいのかは実際に操作する人にもよるので利用者のWordPress習熟度に応じて選択しましょう。

WordPressの管理画面の左メニューをカスタマイズできるその他のプラグイン

管理画面のカスタマイズをするプラグインは他にも多数あります。

プラグイン名作者インストール数難易度
Admin Menu EditorJanis Elsts400,000+
AdminimizeWP Media200,000+
Admin Tweaksbrasofilo1,000+
My WP Customize Admin/Frontendgqevu6bsiz8,000+

WordPressの管理画面の左メニューのカスタマイズができるプラグインは上記以外にも多数ありますが、以下のような特徴があります。

  • 日本で開発されたものは少ない
  • マウス操作で並び替えができるものが多い
  • 細かく調整できる反面、設定が大変

Comfortable Admin Pageはチェックボックスのオン・オフのみである程度調整できるようにしています。