ブログ記事に挿入できるフリー素材はどこからダウンロードできる?おすすめを教えて!
ブログ記事に画像を入れると読みやすくなるのはもちろん、読者の理解を促進することもできるので読者満足度が高まります。
自分のブログにも是非画像を入れたい、といってネットで拾った画像を使ったりしていると、後から著作権などの関係で問題になってしまいかねません。
ブログでは、きちんと「使っていい画像」を使う必要があります。
しかしいざ入手するとなると、そもそもどこでダウンロードできるのかわからなかったり、ライセンス的に使用していいのかわかりにくかったりしてしまうもの。英語のサイトも多いので、余計に困ってしまいますよね。
そこで、商用利用可能でクレジット表示も不要なフリー素材をダウンロードできるサイトを集めました。
本記事で紹介しているサイトなら「使っていい画像」を手に入れることができます。
- 商用利用可能なフリー素材を一括検索できるサービス
- フリー画像サイト(写真)
- フリー素材サイト(イラスト)
- テーマ別の素材サイト
- ブログにフリー素材を入れるメリット
- フリー素材を使う際の注意点
無料素材を横断検索できるサービス
フリー素材のダウンロードサイトは実はかなり数があり、一つ一つのサイトを見て回るのは大変です。
それらのサービスを横断して検索できるサービスがあるので、まずは横断検索できるサービスを紹介します。
一度の検索で欲しい画像を見つけることができるので時間を短縮できますよ。
タダピク
商用利用可能でクレジット表示も不要なサイトだけを検索できるサービスです。2022年5月時点では45サイトから検索可能です(検索対象のサイト一覧)。
検索ボックスにキーワードを入れて検索すると、提供元サイトと合わせてサムネイル画像が表示されます。クリックすると提供元サイトに移動してそこから画像をダウンロードする仕組みです。
ぶっちゃけ、サイト自体のデザインは次に紹介する「O-DAN」の方がスッキリとしていてモダンな印象をうけます。ですが、タダピクは、検索後に煩わしい海外サイトを除外することが可能なので、ライセンスの英語を確認しなくても済みます。
- イラストのみに絞る
- イラストを除外する
- 海外サイトを除外する
- 会員登録が必要なサイトを除外する
といった絞り込みができるので便利ですね。
O-DAN(オーダン)
こちらも商用利用可能・クレジット表示不要のサイトを検索できるサービスです。2022年5月時点では39サイト(有料サイトを含めると44サイト)から検索可能です。
検索すると、左側に提供元サービス名が表示され、サービス毎に絞り込むことができます。
日本語で検索した際に海外サイトが対象になる場合は自動で翻訳されるようになっています。
O-DANはサイト毎に検索結果を表示するので、どちらかと言えば普段複数のフリー素材サイトを利用している人向けです。
タダピクの方はフリー素材サイトをあまり知らない初心者向けという印象です。
無料で使える理由は、アドセンスなどの広告を表示しているのと、有料素材サイトの広告によって収益を上げているからのようです。
ブログで使える写真のフリー素材サイト5選
ブログで使える「写真」のフリー素材が多いサイトです。
Pixabay(ピクサベイ)
会員登録 | 不要 |
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商用利用 | 可能 |
クレジット表示 | 不要 |
加工 | 可能 |
料金 | 無料 |
日本語検索 | 可能(英語推奨) |
2022年5月時点で2600万点以上の画像を検索できるフリー素材の最大手サイト。
画像数は年々増加し続けており、日々新しい画像が追加されていっています。
点数がとにかく多いので、ピッタリの画像が見つかる可能性が高く、最初に検索することをお勧めしたいサービスです。
会員登録は不要ですが、登録して使用すると高解像度版をダウンロードできます。
写真だけでなくイラスト・ベクター画像も充実しており、ナビゲーションで切り替えることができます。
≫ Pixabayでフリー素材を探す(無料)
WordPressプラグインに、Pixabay ImagesやPixabay Free ImagesといったPixabayから画像をWordPressに直接取り込むプラグインもありますが、普通にサイトからダウンロードすることをお勧めします。プラグイン上の検索よりもサイト上で検索する方が検索対象が多いようです(使い勝手もイマイチです)。
また、無圧縮の状態で直接メディアに取り込まれてしまうので画像圧縮プラグインを追加しなければならなくなります。
Unsplash(アンスプラッシュ)
会員登録 | 不要 |
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商用利用 | 可能 |
クレジット表示 | 不要 |
加工 | 可能 |
料金 | 無料 |
日本語検索 | 不可(基本英語) |
Pixabayと似た作りですが、こちらは基本は英語で利用するサービスです(現在多言語化が進められており、近日中に日本語にも対応する可能性があります)。
380万点以上の高品質な画像があり、センスのいい画像を見つけたい場合に重宝します。普段はPixabayをメインで使いつつ、気に入った画像がなかった時に検索してみるといいでしょう。
≫ Unsplashでフリー素材を探す(無料)
写真AC
会員登録 | 必要 |
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商用利用 | 可能 |
クレジット表示 | 不要 |
加工 | 可能 |
利用制限 | 無料会員でのDLは1日9点まで |
料金 | 無料(有料会員あり1569円/月) |
日本語検索 | 可能(フィルタが秀逸) |
日本のACワークス株式会社が運営しているサービスです。
サービスの開始は2011年ごろで、掲載点数も450万点ほどあり、国産のサービスとしては最古参かつ最大規模ではないでしょうか。
検索の使い勝手が秀逸で、様々なフィルタをかけることができ、目的の条件に合致する画像を非常に見つけやすくなっています。会員数800万人を突破したのもうなづけますね。
ただし、素材のダウンロードには無料の会員登録が必須で、無料のままだと検索は1日4回まで、ダウンロードできる画像は9枚までとなっています。
とはいえ、ブログ記事を1本書く程度なら9枚あればほとんどの場合充足できるはず!
≫ 写真ACでフリー素材を探す(無料)
ぱくたそ
会員登録 | 不要 |
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商用利用 | 可能 |
クレジット表示 | 不要 |
加工 | 可能 |
料金 | 無料 |
日本語検索 | 可能 |
すしぱく氏が運営管理人をしている素材サイトです。
掲載点数は2022年5月時点で約42000枚(随時追加)とやや少なめ。ですが、登録カメラマンによるここでしか入手できないオリジナル画像を利用できます。
他の素材サイトに比べると、ある種「ゆるい」ノリの「一風変わった」素材が多いのも魅力の一つ。雑記ブログで軽快なノリで多少の笑いも誘いながらコンテンツを作る場合は特に重宝するはず。
人物が映りこんでいる画像は、「モデルリリース」という肖像権の使用許諾を得ているかどうかが重要です。ダウンロード画面にモデル名が記載されているものは問題なく利用可能です。
縦横の向きや、カラー指定でフィルタをかけることができ、モデル毎に素材がまとまっているので、同じモデルで様々な表情が欲しいという場合に重宝します。
≫ ぱくたそでフリー素材を探す(無料)
Pexels
会員登録 | 不要 |
---|---|
商用利用 | 可能 |
クレジット表示 | 不要 |
加工 | 可能 |
料金 | 無料 |
日本語検索 | 可能 |
印象的な「かっこいい」画像が多く、日本語にもしっかり対応しています。
フィルタ機能や、関連画像の表示にも対応しています。
ただ、ダウンロード時に広告が表示されたり、クレジットを表示するならこれを使って、のような表示が出るので少し不安に感じるかもしれません。
クレジットは特に表示する必要がないので普通に使えば大丈夫です。
≫ Pexelsでフリー素材を探す(無料)
ブログ用イラストのフリー素材サイト3選
unDraw(アンドロー)
会員登録 | 不要 |
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商用利用 | 可能 |
クレジット表示 | 不要 |
加工 | 可能 |
料金 | 無料 |
日本語検索 | 不可 |
おしゃれな雰囲気のイラスト。ビジネス系・ウェブ系の画像が多い印象です。
特徴的なのは、ウェブ上で色味の変更ができる点。これは他のサイトにはない特徴です。
≫ unDrawでフリー素材を探す(無料)
いらすとや
会員登録 | 不要 |
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商用利用 | 可能 |
クレジット表示 | 不要 |
加工 | 可能 |
利用制限 | 1記事あたり20枚まで |
料金 | 無料 |
日本語検索 | 可能 |
説明不要なほどあちこちで利用されているフリー素材です。
みふねたかしさんによって、2012年1月31日にサービスを開始し、約10年間毎日更新をし続けてこられました。2021年に毎日更新から不定期更新に変わったものの、約25000枚以上のイラストが利用可能です。
尚、ウェブサイトでの素材の利用については、少し表記がややこしくなっています。
- 完成後めったに変更がないサイトは1サイトにつき20点まで無償
- 情報がメインのページの場合は1記事20点まで無償
となっています。
アフィリエイト広告やアドセンス広告のあるサイトは商用サイトに分類されますが、素材自体がメインになっていたり販売したりするものではない限り、1記事につき20点までなら無償で利用可能ということです。
デザインや装飾の一環として使うなら20点までOK、ということですね。稀に猛烈な点数を使っている記事を見かけるので注意して利用させていただきましょう。
≫ いらすとやでフリー素材を探す(無料)
イラストAC
会員登録 | 必要 |
---|---|
商用利用 | 可能 |
クレジット表示 | 不要 |
加工 | 可能 |
利用制限 | 無料会員でのDLは1日9点まで |
料金 | 無料(有料会員あり1569円/月) |
日本語検索 | 可能(フィルタが秀逸) |
写真ACの姉妹サービスです。約240万点が掲載されています。
こちらも会員登録は必須で、写真ACと各種条件は同一です。
≫ イラストACでフリー素材を探す(無料)
商用利用可能なテーマ別素材サイト
素材サイトは様々な種類の画像を扱っていることがほとんどですが、特定のテーマに絞って運営されている画像の特化サイトもあるので合わせて紹介します。
人物
人物総合 | ビジトリーフォト |
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女性向け | GIRLY DROP |
シニア向け | じぃばぁ |
人物の画像は汎用性が高く、ブログで利用することもできるものが多いです。
また、「人」に関する案件を扱うなら専門の素材サイトの存在は心強いですよね。
食品・食べ物
飲食店のレビューなどに、食品や食べ物の画像はよく用いられます。
観光
自然・東京・北海道・沖縄中心 | Photock |
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街・建物のイラスト | Townillust |
観光系のブログでは必須になる、旅先の様子を伝えるような画像です。
シルエット
ブログ記事のアイキャッチやバナーの作成時にシルエットを入れたくなるかもしれません。
アイコン
- FLAT ICON DESIGN
- ICOON MONO
- やじるし素材天国
- ハンコでアソブ
- Metrize Icons
- IconMonstr
- ストックマテリアル
- iconfinder
- SVGPORN
- HumanPictgram2.0
アイコンは解説画像やアイキャッチなど、単体で使うことは稀かもしれませんが、組み合わせて使われることの多い素材です。
ブログにフリー素材を使うメリット
フリー素材をダウンロードできるサイトを紹介してきました。
ここで今一度、フリー素材を使うメリットについて整理しておきましょう。
読者を惹きつけられる(読み飛ばし対策)
ブログは文章が中心のメディアです。
スクロールの際に文字ばかりになっていると、どうしても目が留まらず、重要な箇所でも読み飛ばされかねません。
フリー素材を使って画像が配置されることで、注目してもらいたい箇所に読者をひきつける効果を期待できます。
離脱を防げる(読み疲れ対策)
ブログ記事が文字ばかりで書かれていると、読者は読み疲れてしまいます。
適宜画像が入ることで、読み疲れからくる離脱を防ぐ効果が生まれます。
単純に景色の画像が挿絵として入るだけでも読みやすさが上がります。
理解を助けられる
イメージ画像が記事本文の内容と合致していれば、読者の理解を助けることができます。
人物の感情豊かな表情を入れれば、文字だけでは伝えにくい感情も伝えることができます。
ブログでフリー素材を使う際の注意点
フリー素材を使う際には、主に権利関係の確認が必要になります。
有料画像の場合は料金に使用権が含まれているので確認せずに使えるので手間を省けます。
クレジット表記の必要有無を確認
今回紹介したサイトの大半はクレジット表示が不要です。
ですが、サイト全体では不要としながらも、個々の画像で例外が設定されているケースがあります。
画像のダウンロード画面では、次のパターンがあります。
- 特に断りが書かれていない場合はサイト全体のライセンスに準ずるサイト
- 画像のライセンスは基本的にダウンロード画面に記載がありそこで確認が必要なサイト
- クレジット表示は必要ないものの、できたら記載してほしい、という意味でクレジットの表示方法を指示するサイト
クレジットなしで使ってよいのかは十分注意しましょう。
改変可能であることの確認
フリー素材サイトで配布されている素材ではめったにみませんが、トリミングして部分的に切り取ったり、画像の上にテキストを乗せたりする「改変」自体を禁じている場合もありえます。
作品性が問われるような素材で発生する可能性があるので、改変自体も可能かどうかは確認しておきましょう。
商用利用可能か確認
フリー素材は、商用利用がOKの場合とNGの場合にわかれます。
著作権を放棄していないようなケースでは、素材そのものを販売する用途では利用できないことがほとんどです。
例えばTシャツやマグカップと言った雑貨にプリントして、そのまま販売する、のような形はNGになることが多いです。
一方、アフィリエイトサイトなどの場合は情報が主で、素材は装飾物という扱いになっている場合は問題になることはほとんどありません。
素材そのものが購入目的になる状態にして販売するのは有料画像であってもNGである場合があるので気を付けましょう。
画像は圧縮して使おう
フリー素材は、高解像度の画像になっていることがほとんどです。
そのままのサイズで使用すると、非常にファイルサイズが大きくなり、読み込みに時間がかかってしまいます。
画像サイズを最適化させて、圧縮してから利用するようにしましょう。
まとめ:フリー素材でサイトの魅力をアップしよう
フリー素材は、サイトの魅力をアップさせるのに重要な要素です。
ブログは、レイアウトが一定である場合がほとんどで、画面の要素も比較的少ないサイトです。
テキストばかりのブログは読みづらく、どんなに良い内容が記載されていても読まれにくいのでSEOでも上位表示は難しくなります。
フリー画像を活用して読みやすさを高め、サイトの魅力をアップさせましょう。
「使いやすい素材」を見つけやすさは有料素材の方に軍配が上がります。時短と品質をさらに上げるには、有料素材の導入も検討してみてください。