最初の方はブログも楽しかったのですが、最近めんどくさく感じることが多くなりました。どうにかならないでしょうか?
ブログを書いても伸びないので面倒になってきました・・
ブログを書くのがめんどくさいと感じている方に対処法を紹介します。
ブログは記事を作成するのにかなりたくさんの工程があるので毎回全てをしているとどうしても心理的な負担が大きくなってしまいます。
そんなときは、面倒な作業をまとめるなど仕組化してしまうのがおすすめです。
また、ブログに対する期待値が高すぎると現実とのギャップに苦しむことになるので、再認識しなおして継続できるようになりましょう。
- ブログがめんどくさい理由
- 作業面のめんどくささをなくす方法は「仕組化」
- 感情面のめんどくささをなくす方法は「再認識」
そもそもブログはめんどくさい工程が多い
1本のブログ記事を書くのには下記のような工程を踏みます。
- キーワード選定・記事ネタを決める
- 上位サイトや競合サイトを調査する
- 商品やサービスについてリサーチする
- 記事構成を考える(見出しを決める)
- 本文を書く
- 読みやすく装飾する
- 見出し毎に画像を作る・素材から選ぶ
- アイキャッチ画像を作る
- 誤字脱字がないか、読みやすいかチェックする
- 記事を公開する
- 過去の記事から書いている記事にリンクする
- サーチコンソールでインデックスリクエストを送信する
かなりの作業量が必要ですよね。
ブログ記事を書くのにかかる時間は人によりますが、5~8時間くらいが最も多いようです。
こんなに多くの作業があるブログの更新を、面倒だと感じても仕方ありません。
ブログがめんどくさい理由【みんな一緒です】
ブログがめんどくさいと感じるのはブロガーなら一度は経験しているはずです。
もし自責の念に駆られている方がいるなら安心してください。みんな一緒です。
ブログを書くのがめんどくさいと感じる理由はさまざまですが、下記のようなものがあるのではないでしょうか。
理由1:書きたい記事を書いているわけではないから
ブログは思ったことをそのまま書いていくエッセイや日記と異なります。
キーワードを決めた上で、そのキーワードを検索するに至った背景や解決したい悩みを想像しながら書きます。
現時点で検索結果の上位に来ているサイトが「Googleが検索意図を満たしたと判断した」サイトなので参考にするわけですが、必ずしもすべての内容に合意できるとは限りません。
かといって、180度違う内容ばかり書いていると上位表示される可能性がさらに遠のきます。(よほど的を射ている内容なら上位表示されますが)
従って、ブログは書きたいことを書くメディアではなく、書くべきことを書くメディアであることがめんどくささを感じさせる一因になっています。
理由2:最初の方は色々学ぶこともあったが慣れてきて好奇心が満たされなくなったから
ブログを始めた当初というのは、学べることが多く、日々自分が成長していることを実感しやすいので楽しいものです。
知りたいこともたくさんあって、それを調べて試してみるといったことから好奇心も満たされることが多いことでしょう。
しかしある程度ブログ記事を書き慣れてくると、一気に作業感が増してきます。
目新しさや成長の実感が薄れ、ブログに飽きる状態になってしまうと、ブログがめんどくさいと感じるようになってしまいます。
理由3:どのくらい時間がかかるかわかってくるから
何本も記事を書いているとどの作業にどのくらい時間がかかるものなのか段々わかってきます。
少ない時間をやりくりしている副業ブロガーの方なら、「今からこの作業をやっても完了できないしなあ・・」ということが見えてくるので手を出すのが面倒に感じてしまうものです。
理由4:苦手な作業があるから
ブログを運営している人の多くが、アイキャッチ画像や説明用の画像の作成が苦手です。
仕事で画像加工を頻繁にしている人でもない限り、ほとんどの人は画像作成など今までやったことがない普通の学生・主婦・会社員なので、苦手意識が強いのです。
画像の作成が苦手な場合、フリー素材や有料素材を利用しますよね。
しかし、いざやってみると、イメージしている画像は案外検索しても見つかりにくいもの。
キーワードを工夫するなどで何度も検索を繰り返し、ようやく妥協できるものが見つけられるまでにひどいときは1時間以上かかってしまいます。
画像に限らず、苦手な作業があると、一気にめんどくささを感じてしまいます。
理由5:伸びている実感が得られないから
- アクセス数が伸びない
- 検索順位が上がらない
- 収益が増えない
上記のような状況が長期にわたって発生すると、「どうせ書いてもなあ・・」という気持ちになってしまいますよね。
ブログが成長している実感があるとモチベーションを維持しやすいのですが、伸び悩んだり、むしろ下がったりするとやる気も出なくなってしまうものです。
【作業面】ブログをめんどくさいと感じなくする解決策は「仕組化」
ブログ記事を書く工程はかなり多いのですが、大きく分けると下記の3つにわけられます。
- 何の記事か・記事の内容を決める企画工程(キーワード選定~記事構成)
- 実際に記事を書く作業工程(ライティング)
- 読みやすい記事に装飾する仕上工程(装飾・画像作成~公開)
ブログ記事を作成する全工程を毎回フルセットで行おうとするからめんどくさいのです。
解決策として、同じ作業をまとめて一気にしてしまうように、仕組化してしまうと良いです。
具体的な方法は以下のとおりです。
記事ネタの決定(キーワード選定)は事前に済ませてしてしまう
ブログのジャンル・テーマが決定したらメインワードを決め、キーワードのリストを作成するのですが、リストアップするだけで終わるのではなく、もう少し作業をします。
- 類似する検索意図をグルーピング
- 検索ボリュームの調査
- 上位ページの調査
- 記事のタイトルの仮決め
- 書きにくい・書けないキーワードの判断
- 作成順に並び替える
このうち、ポイントになるのが、書きにくい・書けないキーワードの判断の部分です。
取り組み始めたばかりのジャンルだと、キーワードだけ見ても何に関するキーワードなのかわからないワードも少なくありません。
検索ボリューム順に書こうとしてしまうと、ここでつまずいてしまいます。
記事を書く上で知っていること8割、知らないこと2割くらいの状態で書ける記事の方がスムーズに進みます。書く際に長時間リサーチが必要なキーワードは後回しにしてもいいのです。
なぜなら、他の記事を書いていくうちに、自然と上位ページなどで触れられる機会が出てくるので、そのタイミングで覚えられるからです。
記事ネタのリスト(キーワードリスト)を作る時は、「書くべき記事のリスト」を作ってしまいがちですが、「書けそうな記事のリスト」を作るのがコツです。
こうすることで、後は何も考えずに上から順番に記事を作成すればいいだけになります。
ブログがめんどくさいと感じる理由がキーワード選定だということが明らかな人はここから先はしなくても大丈夫です。
記事構成は5記事分くらいまとめてやってしまう
「書けそうな記事一覧」ができあがったら、上から順に5本分程度ピックアップします。
取りだす記事の数はいくつでも構いませんが、あまり多すぎると大変なので、多くても10本以内くらいがおすすめです。
記事構成をする際は、下記をしておきます。
- 上位サイトや競合サイトを調査し検索意図を確認する
- 商品やサービスについて必要なリサーチする
- 見出しをきめる
- 各見出しに書く内容を、簡単に短く箇条書きでメモする
- 内部リンク先もメモする
もしかしたら、普段されているのは3番目あたりまでかもしれません。
記事構成だけを先にまとめて済ませておく時のポイントは、4番目と5番目にあります。
各見出しに短く箇条書きで書く内容や流れをメモしておくと、内容を忘れにくくなるだけでなく、文章の流れ的に矛盾が出てしまう箇所に気づくこともできます。
内部リンク先についても「〇〇のページにリンク」とかスラッグ名をメモしておきます。自分のサイトの事とはいえ、リサーチに近い作業は全て済ませてしまうのがポイントです。
ここまでガッツリ準備をしておくと、本文を書く際には、「あとは記事構成に沿って書いていくだけ」の状態になるので非常に楽ですよ。
私の場合は、1週間~2週間分くらいの分量を週末の終日作業できる日にまとめて作り切り、平日はかなり作業的に文章をライティングしまくる、という風にしています。
アイキャッチ画像はルールを決めて作る
ブログ記事は基本的にアイキャッチ画像を作成しますが、毎回アイキャッチ画像をゼロから考えて作っていくのは大変です。
そこで、アイキャッチ画像の作成にあたっては、ルールを決めてしまいましょう。
- 商品Aは青い色の背景で、ロゴをこの位置に入れ、見出し文言を含める。商品Bは背景色を緑にする。
- フリー素材をO-DANで検索し、記事内容に近いものを無加工でアイキャッチにする。記事内容に完全に合う画像はまず見つからないので、雰囲気的に気に入ったものを使う。
- 特定の同じ作家が作成しているイラスト画像のみを使う。画像だけでなく、記事タイトルを加えたものにする(当サイトはこうしています)
ルール化は具体的になればなるほど、アイキャッチ画像ごとのクオリティや、絵的な統一感も出ます。
また、どんな内容にするか悩む場合は、Googleの画像検索を使うといいです。
書こうとしている記事の目標キーワードをそのまま検索すると、Googleが認識している関連性の高い画像が表示されます。
使いまわせる「型」を用意して、タイトル部分を変えるだけにする、というのも手です。
文章は少々駄文でも書きあげることを意識する
たとえ事前にガッツリ準備を整えた状態で記事のライティングを始めたとしても、「しっくりくる文章」にはなかなかならないものですよね。
ブログは更新・リライトするのが当たり前のメディアです。
最初から「完璧」な文章を書くことを目指すのではなく、少々駄文になってもいいので「完了」することを意識しましょう。
完璧を目指してなかなか公開できないと何の成果も得られませんが、一旦完了させて公開すれば、検索順位がつくまでの時間を短縮でき読者にも早く届きます。
完璧主義ではなく、完了主義でいいのです。
【感情面】ブログが伸びないからめんどくさいと感じる場合の対処法は「再認識」
作業をするのがめんどくさいと感じるだけならここまでの内容だけで解消するはずです。
ただ、伸び悩みがめんどくさいと感じる場合は、思い込みを改めてみるようにしましょう。
ブログは短期間で伸びないことの再認識
「〇ヶ月で〇〇万稼いだ」のような報告を見て、ブログを始めた人が陥りがちなのが「ブログは短期間で稼げるもの」と思い込んでしまうことです。
残念ながら、ブログでまとまった額を稼げるようになるには数か月では難しく、年単位で時間がかかります。
新規に取得したドメインはサイトとしての信頼性が十分ではなく、一定の記事量(と質)がないと検索エンジンでも上位に上がってこないためです。
ブログは短期間では大きくのびるものではない、ということを改めて認識しなおしましょう。
ストック型ビジネスであることの再認識
ブログはストック型のビジネスであるのが最大の魅力です。
一度発信した情報には価値がつき、ブログを更新するたびに価値は蓄積される一方です。
発信内容に対して、他に良い記事が出てこない限りは長期にわたって順位をキープできます。
ブログはめんどくさいことは事実です。しかし今頑張れば大きなリターンがいずれ返ってくると信じて前進しましょう。
継続すれば勝てるゲームだということの再認識
ブログは継続が最重要です。
新規に始めたブログは1年以内に7割がやめてしまい、3年後にはわずか3%しか残りません。裏を返せば続けさえすれば勝てるゲームなのです。
今継続しておけば、現在の競合もいずれ落ちていき、自分の出番が来ると再認識してめんどくさいという感情を抑えましょう。
誰かのためになっていることの再認識
今日書く記事の内容は、もしかしたら今までネット内にはなかった気づきを読者に与えるかもしれません。
これまでは解決できなかった悩みが、今日書いた記事のおかげで解決できるようになるのだとしたら、意味のあることではないでしょうか。
会社で働いていると、「間接的に」社会貢献をすることになるかもしれません。しかしブログなら、「直接的に」社会貢献をできます。
あなたが今日書く記事が、きっと誰かの悩みを解決するので「今日もいいことしたな」と思ってぐっすり眠れるように頑張ってみませんか。
まとめ:仕組化と再認識でブログがめんどくさいを克服しよう
少し長くなったので再度本記事の内容を整理しておきます。
- 理由1:書きたい記事を書いているだけではないから
- 理由2:最初の方は色々学ぶこともあったが慣れてきて好奇心が満たされなくなったから
- 理由3:どのくらい時間がかかるかわかっているから
- 理由4:苦手な作業があるから
- 理由5:伸びている実感が得られないから
他にも理由はあるかもしれませんが、ブログはめんどくささといかに折り合いをつけるかが重要です。
作業がめんどくさいと感じる場合は作業をまとめる「仕組化」で解消しましょう。
- 記事ネタ決定(キーワード選定)は事前にしてしまう
- 記事構成は5記事分くらいまとめてやってしまう
- アイキャッチ画像はルールを決めて作る
- 文章は少々駄文でも書きあげることを意識する
伸び悩みが原因で感情的にめんどくさいと感じてしまう時は、改めてブログのメリットを振り返ってみましょう。
- ブログは短期間で伸びない
- ストック型ビジネスである
- 継続すれば勝てるゲーム
- 誰かのためになっている
今回は以上になります。