【2024年版】SEOとは?検索順位を上げて上位表示させる方法

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SEOとは?

ブログの流入を増やすには、検索エンジンからの流入増が不可欠です。

検索エンジンで上位(10ページ以内)に表示されるには、個別の施策を実施することはもちろんですが、それ以前にしっかりとSEOの考え方を理解しておくことが重要です。

本記事ではSEOについての基本的な考え方や最新のGoogleが上位表示するコンテンツの特徴について解説します。

個別の施策の実施前に押さえておきましょう。

本記事の内容詳細(目次)

SEOとは?

SEOとは

SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、「検索エンジン最適化」という意味です。

検索エンジンに自サイトの情報が正しく伝わるように最適化する施策の事を指します。

SEOの目的

言うまでもなく、検索エンジンに最適化する目的は、検索時に自サイトを上位表示させることです。

このため、SEO「対策」と呼ばれることも多く、上位表示施策のことを全般的にSEO対策と呼ばれています。

また、日本における検索エンジンのシェアは以下のようになっており、事実上、SEO対策と言えばGoogle対策と言っても過言ではありません。

Google73%
Bing14%
Yahoo11%
その他2%
日本の検索エンジンのシェア率(2022年6月、上記以外の検索エンジンは除く)

SEO対策のメリット

  • 検索流入が増える
  • 広告宣伝費を抑えることができる
  • コンバージョン率が高いユーザーの流入が得られる
  • ブランディング効果を得られる
  • 資産になる(効果が持続する)

SEO対策を行い、上位表示に成功すると、一言で言えば「儲かる」のです。

また、上位ページほど信頼性が高いと認識される傾向があるためブランディング効果もあるなど、ブログにとって様々なプラス要素があります。

SEO対策のデメリット

  • 時間がかかる・即効性に欠ける
  • キーワードによっては上位表示の難易度が非常に高い場合がある
  • アップデートやアルゴリズム変更により順位が下落する場合がある
  • 需要のないキーワードではアクセスが集まらない

メリットが多くある反面、SEO対策は即時性がなく、保証がなく、不安定という点がデメリットです。

上位表示できなかったり即効性が必要な場合は広告を使ってください、というのがGoogleのスタンスです。

SEO対策の基本となるGoogleの考え方【理想的な検索エンジン】

Googleの考え方

SEO対策を実施するにあたって、Google自体の考え方を知っておくと、SEO対策の勘所がつかめます。

Googleは営利企業

そもそもGoogleは営利企業であり、収入源は広告です。

Googleの利用者が増加すれば、自然と広告収入が増えます。

Googleの利用者を増やすには、検索を行った結果、疑問が解消されたり課題が解決する必要があります。

検索しても不必要な情報ばかり出てくるとしたらだれもGoogleを使わなくなるためです。

Googleは順位の操作を嫌う

Googleは順位の操作を嫌う

Googleは検索結果の順位を操作しようとする行為を嫌います。

昔は被リンクを当てたり、キーワード比率を調整するといったことをするだけで順位を上げることができました。SEOは完全にテクニックだけだったのです。

そのため、「SEO業者」も多く、リンクを販売していました。

しかし、Googleからすれば、SEO業者に支払うお金があるならコンテンツの充実や広告にお金を使ってほしいのです。

そのためGoogleのアルゴリズムの進化は、運営者側で順位の操作をできないようにするものも多いです。

Googleが掲げる10の事実

1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2. 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 「すばらしい」では足りない。

Google が掲げる 10 の事実

Googleは設立してから数年後に上記のような考えを策定し、定期的にリストを見直して事実にかわりがないか確認しています。

Googleの基本的な考えがあらわされているので、この考えに沿ってサイトを運営することが重要です。

Googleは既に答えを公開している

Googleはウェブマスター向けのドキュメントを公開しており、どのようなことをすれば順位が上がるのかは既に公開しています。

Google検索セントラル

まずはじっくり上記コンテンツを読み込むことをお勧めします。

基本的な考え方やウェブサイトのあり方を確認できるため、必読です。

ただし、内容的にはやや抽象的で、具体的な施策に落とし込まれているわけではありません。

内容を正しく解釈し、自サイトに適した施策を考えるのは各ウェブマスターに任されています。

SEO対策の種類

SEO対策の種類

SEO対策の種類というと、昔は「内部施策と外部施策」と言われていました。

内部施策

サイト内のHTMLタグや構造化データなど、サイト内の施策

外部施策

主には被リンクの獲得やサイテーションといった、サイト外の施策

ウェブサイトでの信頼性やコンテンツの検索意図との関連性が重視されるようになった現在は、内部施策をもう少し分解し、下記のようにとらえると良いです。

  • コンテンツSEO
  • テクニカルSEO

それぞれについてみていきましょう。

コンテンツSEO:Googleが上位表示するべきと考えるコンテンツとは?

コンテンツSEO:Googleが上位表示するべきと考えるコンテンツとは?

コンテンツSEOは、サイトの内容・中身にあたる「コンテンツ」を検索エンジンに最適化させるSEO対策です。

検索意図との関連性

現在のSEOはキーワードを検索するユーザーの、検索目的や検索背景、あるいは検索している状況や環境を加味し、最も関連性が高いと思われるページを検索結果に表示するようになっています。

検索した目的と高い関連性が認められることが上位表示の「必要条件」になります。

ただし、検索意図と関連性が高い(満たす)「だけ」で上位表示ができるなら、上位表示されているコンテンツに酷似したコンテンツを作るだけで良い、ということになってしまいます。

同じようなコンテンツが複数あり、どのページにユーザーを案内しても課題は解決できそうな場合でもGoogleは順位を決定しなければなりません。

そのため、Googleは複数のランキングシグナルを利用して順位を決定しています。

検索意図を満たすだけでは不十分なのです(「すばらしい」では足りない)。

情報の信頼性(E-E-A-TとYMYL)

数年前、海外ではフェイクニュース、国内ではWELQ事件など、誤った情報にもかかわらず検索の上位に表示され、それを信じた検索者が損害を被る、といったことが問題になりました。

Googleはこのような問題に対し、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)や、YMYL(Your Money Your Life)といった指標を検索結果に反映させ、誤った情報が上位表示されないようにアップデートをかけました。

現在のSEOは、検索意図を満たすだけでなく、コンテンツ自体の専門性・権威性・信頼性・正確性といった基準も順位の決定要素に使っています

被リンクの数と質、加えて有用性

昔のGoogleは「人気票」ともいえる被リンクの多さや質によって順位付けを行っていました。

「ページランク」と言われるものです。

現在も被リンクは重要ではありますが、度重なる調整によって、単純に被リンクをもらっただけでは上位表示されることが少なくなっています。

とりわけ自作自演の被リンクはほとんど効果を出さなくなってきています。

主観にはなりますが、被リンクは実際に有効性がある(クリックされる)ことが重要になっているのでは、と考えています。

エンゲージメントが高いサイト

エンゲージメントとは、サイトの機能や役割・目的に対するユーザー行動の度合いのようなものです。

ECサイトなら購入数、ブログなら読了率や1訪問あたりのPV数、B2Bサイトなら資料請求や見積もり依頼、サービスサイトなら予約数や利用率といったものです。

「そのサイトでユーザーに提供していた価値」が伝わったか、「実際に行動に起こしたか」といったことが評価されているようです。

少し自信無げな表現をしていますが、Googleが公式にそのようにコメントしているわけではないからです。

ただ、実際、私は本業でECサイトの運営に携わっていますが、売れるサイトの方が順位は高い順位になる傾向があったり、直帰率を減らす工夫をすると検索順位が上がったり、といったことを何度も経験しているため、そのように感じています。

テクニカルSEO:Googleに情報を伝える

テクニカルSEO:Googleに情報を伝える

テクニカルSEOは、Googleにページを発見されやすくし、発見されたページの情報を正しくGoogleに伝えるSEO対策です。

ページの発見しやすさ:クローラビリティ

Googeはクローラーというプログラムを利用してサイト内のリンクを順にたどり、ページを発見します。

ただし、GoogleBot(クローラー)が必ずしもすべてのページを発見できるとは限りません

確実にページを発見できる仕組みとして、サーチコンソールでのサイトマップの登録やURL検査(インデックス登録リクエスト)が用意されています。

コンテンツが検索されるようになるには、まずコンテンツが存在していることをGoogleに伝える必要があるのでクロールしやすい(クローラビリティが高い)サイトにするとともに、サーチコンソールからURLを送信することもSEO対策として必要です。

Googleサーチコンソールの4つの使い方

情報を正しく伝える:インデクサビリティ

めでたくGoogleにページの存在を認識してもらっても、全く違った内容で伝わっていると意味がありません。

正しいHTMLの使用や構造化データを使い、コンテンツの持つ情報を正しく伝えるのがインデクサビリティです。

検索順位を決定する要因(シグナル)は200以上

ページが発見され、情報も正しく伝わると、サーチャーというプログラムによってランキングされて検索結果に表示されます。

この時考慮されるシグナル(順位の決定要因)は200以上あるといわれており、キーワードによって適用されるシグナルの種類やウェートが異なるものと推測されます。

現在のSEOは検索体験全体の最適化が重視される

現在のSEOは検索体験全体の最適化が重視される

Googleのアルゴリズムのアップデートには、「検索意図を満たしているか」にとどまらず、「検索体験としてどのページを表示するか」を重視したものが少なくありません。

  • SSL対応
  • モバイルフレンドリー対応
  • スピードアップデート
  • コアウェブバイタル(ユーザビリティ)

検索結果ページだけでなく、訪問したページまで含めて検索体験

情報が少なく、検索エンジンの精度が低かったころは、「いかに検索意図に合致したページを表示するか」が重要でした。

しかし、ユーザーの検索を行う際の経験は、とんだ先のページで課題が解決するところまでが含まれますよね。

情報の内容に差がない検索意図に合致したページが増えれば、あとは内容以外の部分で差をつけるしかありません。

閲覧時の安全性(SSL対応)

現在ではウェブサイトでの通信を暗号化するのは当たり前になっています。

パスワードやクレジットカード番号といった重要な情報の送信を盗み見されてしまうサイトは危険なので勧めるべきではありません。

安全に、安心して閲覧できる、というのはウェブサイトを利用する上で必須となっています。

閲覧環境への対応(モバイルフレンドリー)

Googleの10の事実にある「5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。」がまさにこれです。

現在はスマホを持っていない人はほとんどおらず、検索全体の半分以上をモバイル端末が占めるようになっています。

スマホ版での閲覧がPC版よりも大きく劣るサイトと、スマホ版でもPC版並みのレベルで価値提供されているサイトなら、あきらかにモバイル対応がしっかりできたページを推薦するべきですよね。

モバイル端末への対応度をモバイルフレンドリーといい、きちんとモバイル版に対応することは必須となっています。

ユーザビリティと快適性(コアウェブバイタル・ページスピード)

内容的に甲乙つけがたいページが複数あれば、あとは使い勝手が重要視されます。

Googleの10の事実「3. 遅いより速いほうがいい」です。

特にファーストビューと言われるスクロールせずに表示される部分までの表示スピードや、操作が可能になるまでの時間は閲覧時の快適性に大きく影響が出ます。

また、ウェブページは画面の表示のプロセスでレイアウトがガタガタと移動してしまうと、読み込み中に意図しないところをタップ・クリックしてしまうことになります。

検索意図を満たすというのは必要条件ですが、それにとどまらず、使い勝手や表示速度といった、検索体験全体の満足度も十分条件として上位表示の条件に加わっています。

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ユーザーの行動を順位に反映している

検索行動の全体を見る上でもう一つ重要な点がユーザーのサイト上での行動です。

  • アクセスしたがすぐに検索結果画面にもどって別のページに移動した
  • 検索結果に戻り、再度検索しなおした

といったことが行われると、「このページには答えがない」と判断できますよね。

訪問したサイトに良いコンテンツが提供されていれば、

  • ページの閲覧時間が長い
  • サイト内を回遊する
  • 実際に購入したり問い合わせをする

といったアクションがあるはずです。

こういったユーザーの行動もランキング要素に加えられているといわれています。

余談:Googleがユーザーの行動を知る手段

Googleは、実際にそうしているかどうかは別にして、以下のような方法でユーザーの行動を知ることが可能です。

  • 検索結果のクリック率(検索結果でリダイレクトさせたりping送信して取得可能)
  • 検索結果に戻ってくるまでの時間の計測(直帰したかどうかの判定)
  • ページ内でどこをクリックしたのかを把握(Googleが提供しているChromeなら可能)
  • ページ内のどこまでスクロールして読んだか(Chromeで判断可能)
  • コンバージョン率(コンバージョンタグや広告URLのクリックで判断可能)

少し技術に明るい方だと、サイト上でのユーザーの行動をGoogleが把握することは難しいのでは、と考えられるかもしれません。

実際、Analyticsのデータは利用していない、と過去に明言されたことがありますが、Chromeでの閲覧方法の利用はCWVの統計にも利用されており、サイト上でのユーザーの動きもGoogleは把握できる状況といえます。

上位表示を実現するのに必要なこと

実際に上位表示されるのに必要な対策概要としては以下のようなものがあります。

権威性や信頼性の高め方は、量質転化

権威性や信頼性の高め方は、量質転化

Googleが重視している「経験・専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)」は、非常に抽象的な表現なのでどのように対策すれば良いのかわからない方も多いはずです。

E-E-A-Tの概念が普及したころには、外部の専門家の監修を受けて明記すればよい、としていたこともありますが、専門家であるとした人が専門家であると証明する手段がなければ意味を成しません。

おすすめの方法としては、量質転化を狙う、という方法です。

専門性が高い人は、知識や経験が豊富です。知識や経験が豊富であることを示すにはページを作って公開していけば良いです。

もし仮に着手したタイミングでそれほど詳しいわけでなくても、ページを増やす過程で、そのジャンルについての知見が集まってきます。

集まった知見を総合すると、切り口を変えて説明できます。切り口の独自性が高かったり数が多い状態になってくると、専門性が高い状態になります。

高い専門性が発揮できればそのジャンルといえばこのサイトといった権威性が生まれるようになり、徐々に信頼性にもつながっていきますよね。

つまり、E-E-A-Tの高め方は、Googleがこの人は専門家だ、と言えるくらいの情報発信をまずは行うことで、量が質に変わるのを狙うのです。

この方法は地道で時間がかかり、大変です。

しかしほぼ確実に再現できるので、時間さえかければ誰にでも実現可能です。

例えば仮に、競合サイトが平均200トピックスを扱っているなら、それに追いつき、追い越せばいいだけです。

検索結果に表れる検索意図の数と割合

検索結果に表れる検索意図の数と割合

Googleはキーワードの検索意図の関連性を重視します。

検索意図は必ずしもキーワードに表れているとは限りません。

大阪 天気なら、天気を知りたいだけの人もいれば、気温が知りたい人、雨が降るかどうかを知りたい人、週間天気予報を知りたい人など様々な意図が隠れています。

重要なことは、検索結果画面に、Googleがどの検索意図をどの割合で上位表示しているか、です。

実際の検索結果とは異なりますが、例えば以下のような検索結果になったとします。

順位内容の要約
1大阪の週間天気
2大阪の1時間ごとの天気
3大阪の今日明日の天気
4大阪の週間天気
5大阪の週間天気
6大阪の1時間ごとの天気
7大阪の週間天気
8大阪の週間天気
9大阪の1時間ごとの天気
10大阪の週間天気

上記のようになった場合、大阪 天気で知りたい情報は

  • 1週間の天気(7割)
  • 今日の時間毎の天気(3割)
  • 今日と明日の天気(1割)

の3つに分かれていると判断できます。

検索意図が複数認められ、検索結果もそれに沿って分かれている場合、検索結果の割合を大きく変えることができないと仮定すると、数の多いところを狙って攻めるか、ピンポイントで数の少ないところを狙うか、といった判断が必要になります。

検索結果の割合攻め方
内容が半々くらいの場合競争性の低い方に寄せて記事を書く
多数派の内容を攻める場合他の記事をより網羅性・専門性を高める
少数派の内容を攻める場合独自性や意外性の高める

やみくもに上位表示を狙うというよりは、検索結果の内容に合わせて「どこを攻めるか」を決定するのが良いでしょう。

質の高いコンテンツとは本質的な課題解決力が高いコンテンツ

質の高いコンテンツとは本質的な課題解決力が高いコンテンツ

コンテンツSEOをしていると、必ず言われるのは「質の高いコンテンツを作っていきましょう」という点です。

ただ、「質が高い」の定義はあいまいで、何をもって質が高いとみなせるのかは不明確であることが多いですよね。

質が高いコンテンツとは、「本質的な課題解決力が高い」コンテンツだと思えばOKです。

例えば、住宅ローン 総額で検索する人は、自分のローン返済総額を知りたい、という意図になりますよね。

この検索意図に応えられるコンテンツは、住宅ローンの総返済額の計算方法を紹介するのではなく、借入額や金利を入力してシミュレーションを行えるようにしたコンテンツになるのではないでしょうか。実際検索してみても、やはり上位に来るのはシミュレーションを行えるページばかりです。

コンテンツが重要ということで、一定量のテキストや解説が必要と考えられる方も多いのですが、この例で上がってくるページは文字数は少なく、計算方法そのものを解説したりもしていません。

質の高いコンテンツとは、長文・専門性・網羅性など以上に、本質的な課題解決力が高いコンテンツです。

SEO対策のための必須ツール

SEO対策を実践するのに必須になるツールを紹介します

Google Search Console(Googleサーチコンソール)

Google Search Consoleは、ウェブ管理者向けにGoogleが無償提供しているツールです。

サーチコンソールはブログにたどり着くまでの状況を知ることができるツールで、Googleがサイトをどのように評価しているかがわかります。

キーワード毎の検索順位や検索結果画面での表示回数・クリック率・平均掲載順位を知ることができます。

その他、サイトマップxmlを送信してサイトに含まれるページを知らせることができます。

Googleサーチコンソールの4つの使い方【導入方法や初期設定も解説】

Google Analyitics(Googleアナリティクス)

GoogleアナリティクスもSEO対策を行う上では必須のツールです。

サーチコンソールがブログに訪問するまでの状況を知るツールなのに対し、Googleアナリティクスはサイトに来てからのユーザーの動きを知ることができるツールです。

様々な情報を計測しており、PV数・セッション数・ユーザー数・平均滞在時間・直帰率といった基本的な情報はもちろん、イベントの設定を行えば広告リンクのクリック率を知ることもできます。

【GA4】Googleアナリティクスの設置方法・初期設定をブログ初心者向けに解説

検索順位チェックツール(GRCやRankTracker)

ブログ記事で狙うキーワード数は記事の増加とともに増えていきます。

場合によっては数千ワードになることもあるので、1語1語チェックをしているのは非効率です。

サーチコンソールで確認することもできますが、サーチコンソールのデータは即時性がなく、今日の掲載順位をすぐに知ることはできません。

また、1語1語確認することも難しいので、といった、順位計測ツールを使うのが効率的です。

無料で利用する場合は登録できるキーワード数などに制限があるため、有料版を使いましょう。

検索順位チェックツール「GRC」の使い方

参考:過去のGoogleのアップデート

参考までに、過去に実施されてきたGoogleのアルゴリズムのアップデートの歴史です。

詳細な内容は割愛しますが、Googleは日々改良をし続けています。

Googleの代表的なアップデートを見る
  • 2000年9月 Google検索サービスの開始
  • 2003年2月 ボストンアップデート(Boston Update)
  • 2003年4月 カサンドラアップデート(Cassandra Update)
  • 2003年5月 ドミニクアップデート(Dominic Update)
  • 2003年6月 エスメラルダアップデート(Esmeralda Update)
  • 2003年7月 フリッツアップデート(Fritz Update)
  • 2003年11月 フロリダアップデート(Florida Update)
  • 2004年1月 オースティンアップデート(Austin Update)
  • 2004年2月 ブランデーアップデート(Brandy Update)
  • 2005年1月 ノーフォローアップデート(Nofollow Update)
  • 2005年6月 パーソナライズド検索(Personalized Search)開始
  • 2005年10月 グーグルローカル(Google Local)導入
  • 2005年12月 ビッグダディアップデート(Big Daddy Update)
  • 2007年5月 ユニバーサル検索(Universal Search)導入
  • 2009年2月 カノニカルタグアップデート(Canonical Tag Update)
  • 2009年12月 パーソナライズドサーチアップデート(Personalized Search Update)
  • 2010年6月 カフェインアップデート(Caffeine Update)
  • 2011年2月 パンダアップデート(Panda Update)
  • 2011年11月 フレッシュネスアップデート(Freshness Update)
  • 2012年4月 ペンギンアップデート(Penguin Update)
  • 2012年5月 ナレッジグラフ(Knowledge Graph)導入
  • 2012年8月 パイレーツアップデート(Pirate Update)
  • 2012年9月 イグザクトマッチドメインアップデート(Exact Match Domain Update)
  • 2013年6月 ペイデイローンアップデート(Payday Loan)
  • 2013年9月 ハミングバードアップデート(Hummingbird Update)
  • 2014年8月 HTTPSをランキングシグナルに使用することを発表
  • 2014年12月 ベニスアップデート(Venice Update)
  • 2015年3月 ドアウェイアップデート(Doorway Update)
  • 2015年4月 モバイルフレンドリーアップデート(Mobile Friendly Update)
  • 2016年5月 リッチカード導入(Rich Cards)
  • 2016年9月 AMP正式導入
  • 2017年2月 日本語独自のアルゴリズム改善を発表
  • 2017年3月 フレッドアップデート(Fred Update)
  • 2017年4月 アウルアップデート(Owl Update)
  • 2017年12月 医療健康アップデート
  • 2018年3月 コアアルゴリズムアップデート
  • 2018年7月 スピードアップデート(Speed Update)
  • 2018年8月 コアアルゴリズムアップデート
  • 2019年3月 コアアルゴリズムアップデート
  • 2019年6月 The June 2019 Core Update
  • 2019年9月 September 2019 Core Update
  • 2019年10月 BERTアップデート(BERT Update)
  • 2019年11月 Nov. 2019 Local Search Update
  • 2020年1月 January 2020 Core Update
  • 2020年5月 The May 2020 Core Update
  • 2020年5月 Core Web Vitals(コアウェブバイタル)を発表
  • 2020年12月 The December 2020 Core Update
  • 2021年6月 The June 2021 Core Update
  • 2021年6月 ページエクスペリエンスアップデート
  • 2021年6月 スパムアップデート
  • 2021年7月 コアアルゴリズムアップデート
  • 2021年11月 スパムアップデート
  • 2021年11月 コアアルゴリズムアップデート
  • 2022年2月 ページエクスペリエンスアップデート
  • 2022年5月 The May 2022 Core Update

まとめ:現在のSEOは検索体験最適化(SXO)の実践がキモ

このページでは、SEO対策の個別の具体的な施策を実施する前に知っておくべきSEOの考え方について解説してきました。

現在のSEOは、単に関連性の高いページを検索結果に表示するだけでなく、検索体験全体でユーザーの課題を解決できるページが上位に表示されるようになっています。

  • SSLに対応している(安全性が高い)
  • モバイルに対応している(検索するのはPCの前だけではない)
  • ページの速度(遅いより早い方が良い)
  • 使い勝手が良い(レイアウトの安定性・表示の高速性)
  • 検索意図との関連性
  • コンテンツの専門性・権威性・信頼性
  • コンテンツの課題解決力

質の高いコンテンツを作りましょう!とはよく言いますが、もう少し視座を上げると、SEO対策のキモは、「優れた検索体験を提供しよう、Googleと共に」ということです。

良質な記事を作成するためには検索者の意図を理解することが重要です。

ブログ記事を上位表示するための3つのチェックリスト

検索意図の調べ方

参考:200以上あるといわれるシグナル

最後に、SEOに関係があるといわれているシグナルのリストを添付します。

ドメイン
  • ドメイン年齢
  • ドメインにキーワードが含まれる
  • サブドメインにキーワードが含まれる
  • キーワードと完全に一致したドメイン
  • ドメインの使用者履歴
  • Whois情報が公開されているか
  • Whois情報で、過去にペナルティを受けた所有者か
  • パークドメインの扱いになっていないか
ページ
  • キーワードがタイトルタグに含まれている
  • タイトルタグの前方にキーワードが入っている
  • ディスクリプションにキーワードが入っている
  • hタグにキーワードが入っている
  • 記事内にキーワードが入っている
  • コンテンツの量
  • キーワードの密度
  • コンテンツとキーワードの関連性
  • ページの読み込み速度
  • 重複コンテンツではないか
  • 正しく正規化(canonical)されているか
  • 画像の最適化・軽量化
  • 最近更新されたか
  • 更新時のページ数
  • 更新履歴
  • キーワードの出現率
  • キーワードの語順
  • 外部リンクのクオリティ
  • 外部リンクの内容
  • 誤字脱字
  • 類似コンテンツではない
  • 役立つ補足コンテンツの有無
  • 外部リンクの数
  • マルチメディアコンテンツ
  • 内部リンクの数
  • 内部リンクの品質
  • リンク切れ
  • アフィリエイトのリンク
  • HTMLのエラーがないか
  • ドメインオーソリティ(DA)
  • ページランク
  • URLの長さ
  • URLのパスの深さ
  • ページのカテゴリ
  • URLにキーワードが含まれているか
  • 外部リンク数
  • 他のキーワードの量
  • ページ年齢
  • ユーザフレンドリーなレイアウト
  • 有益なコンテンツ
サイト
  • 問い合わせページを用意しているか
  • ドメインの信頼性
  • 総記事数
  • サイトマップが存在するか
  • サーバーの場所
  • SSLの証明書
  • 利用規約とプライバシーページがあるか
  • metaタグに重複がないか
  • パンくずナビゲーション
  • モバイルに最適化されているか
  • サイトのユーザビリティ
  • Google Analyticsやサーチコンソールの使用
  • サイトの評判
被リンク
  • 被リンクのドメイン年齢
  • ドメインルートから被リンクされているか
  • クラスCのIP分散されているか
  • 画像リンクのALT属性
  • .eduや.govからのリンク
  • リンク元のページランク
  • リンク元のドメインのオーソリティ
  • ソーシャルでのシェア
  • nofollowのリンク
  • リンクの多様性
  • 広告のリンク
  • 文脈上のリンク
  • 過度な301リダイレクトがないか
  • 被リンクのアンカーテキスト
  • 内部リンクのアンカーテキスト
  • リンク元のtitle属性
  • コンテンツ内でのリンクの場所
  • ページ上でのリンクの場所
  • 被リンクのドメインの関連性
  • ページレベルの関連性
  • title属性のキーワード
  • 被リンクの年齢
  • 自然なリンクか
  • 相互リンク
  • 301でのリンク
  • ページ内の外部リンク数
  • 被リンクの語数
  • 被リンクの品質
ユーザーの行動
  • 検索結果のCTR
  • 直帰率
  • ダイレクトのアクセス
  • 再訪問
  • Chromeのブックマーク
アルゴリズム
  • 記事テーマの新規性
  • 記事テーマの多様性
  • 閲覧履歴
  • 検索履歴
  • 地域性
  • 安全性
  • ドメインの多様性
  • ブランド力
  • ショッピング検索
  • 画像検索
ソーシャル
  • SNSでの言及数
  • SNSアカウントの権威性
  • ソーシャルでのシェア数
  • ソーシャルでのエンゲージメント数
ブランド
  • アンカーテキストにサイト名が含まれるか
  • 指名検索
  • サイトに紐づくFacebookページといいね数
  • サイトに紐づくX(Twitter)アカウントとフォロワー数
  • ニュースサイトでの言及
  • 引用数
  • RSS購読数
サイト内部のスパム
  • リダイレクト
  • ポップアップや広告数
  • ファーストビューの広告
  • アフィリエイトリンクを隠す
  • 自動生成されたコンテンツ
  • スパムとして記録されたIP
  • METAタグのスパム
サイト外部のスパム
  • リンク元からの不自然な流入
  • 低品質なリンク
  • リンク元ドメインとの関連性
  • 手動ペナルティ
  • リンクの購入
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