「ブログが書けない」というのは、初心者だけでなく、中級以上の人でも経験する悩みです。
ブログを継続していくには、様々な壁を乗り換えていかないといけません。
ブログが書けなくなる理由は人それぞれですが、ありがちな7つの原因と対策をまとめました。
ブログが書けない状態を乗り越えて、コツコツ継続できるようになりましょう。
- あなたがブログを書けない原因と解決策
- ブログが書けない時に避けるべきこと
- ブログを書けない特効薬は「書くべきことがたくさんある」状態を作ること
ブログを書けない7つの原因と解決策
ブログを書けないということを悩まれている方は、裏を返せばブログを書きたいと思っているのにできないということですよね。
できなくなっている原因がわかれば対処法も見えてくるはずです。
- ネタがない
- どうやって書いたらいいかわからない
- 文章を上手に書けない
- 情報収集が不十分
- 今のやり方でいいのか迷いがあって書けない
- 完成形がイメージできず、ネタを後回しにしてしまう
- モチベーションが上がらない
原因① ネタがない(書きたいことがない)
- ブログを書く意欲はある
- もう既に何本も記事を作成しており、これ以上書くべきことが見つからない
- 一度休んでみようと思って休んだら徐々に管理画面にアクセスする機会が減っていった
- ついにはパソコンを開くことすらなくなった
ブログを書けない理由のトップになるのがいわゆるネタ切れの状態に陥ってしまうことではないでしょうか。
ブログを書くモチベーションは十分にあるのに、いざ記事を書こうとするとネタが思いつかないといった状態になってしまうことはよくあるものです。
解決策:キーワードリストを作っておく
ブログ記事はキーワード毎に書いておくため、キーワードリストをあらかじめ作成しておくとネタ切れになる可能性はかなり解消されます。
キーワードリストは以下の手順で作成しましょう。
ブログを始めるにあたって、最初にテーマ(ジャンル)を決めましょう。
例えば、「海外ドラマのレビューブログ」のような感じです。
選ぶ際には、マネタイズまで含めて検討しておくべきなので、詳しいテーマの選定方法はブログテーマの決め方にまとめています。
キーワードを抽出したら、各ワードがどのくらい毎月検索されるのかを確認しましょう。
こうすることで、記事を書く優先度を決めることができ、上位表示の難易度を確認できます。
ブログのネタ=読者の悩み=検索キーワード
なので、キーワードの数だけブログ記事を書くことができます。
原因② どうやって書いたらいいかわからない
- ブログを始めたばかりで記事の書き方がそもそもわからない
- ブログ記事を書く意欲もあり、ネタもあるが、文章に落とし込むとおかしな内容になってしまう
記事を書き慣れていないブログ初心者の方に多い悩みです。
サーバー契約・WordPressのインストール・初期設定までなんとか済ませることができ、後は記事を書くだけの状態になったところで、真っ白な投稿画面を前に手が止まってしまうという症状です。
この症状に陥りがちな方は、実は最終的に手に入れたい状態から逆算して手順を構築するのが得意です。
ブログ記事を作る際にも、最終的な形をイメージできるようにすれば記事を書き進めることができます。
解決策:先に記事の構成案を作って完成形をイメージする
ブログ記事は1つの本のようなものだとイメージすると作業がしやすくなります。
本には普通、目次がありますよね。ブログ記事も全く同じで、記事に書くべき内容をまず目次を作る要領で箇条書きにして文章構成を練るようにします。
ブログの投稿画面から離れ、Excelやメモ帳を開き、目次(見出しリスト)を作成します。
私はどの記事を書く際にも基本的に文章構成・記事構成を作るのに1時間強はかけており、事前に目次を完成させます。
さらに、各見出しの中身についても3~5項目くらい何を書くのか簡単にメモをしておくことで、文章の流れに違和感が出たり、主題から外れてしまうことを防ぐようにしています。
構成案がしっかりできあがっていれば、後は本文を肉付けするだけになるので予定調和的に記事を書きあげることができます。
原因③ 文章を上手に書けない
- 文章力が低いので、上手に書けない
- 書きあがった文章を読み返してみると明らかに下手であると自分でもわかるけれど、修正方法がわからない
- 競合の記事は文章が上手なのに自分のブログは文章が下手だなと思ってしまう
ブログ記事を書けない理由として次に多そうなのが文章を上手に書けないという悩みです。
結論から言えば、文章は上手に書く必要はありません。
文章が上手ではないと感じる人は、美文を書かなければならない、と思い込んでいる可能性が高いです。
ブログ記事は読者の悩みを解決することがゴールであり、読者に文章を読んでもらうことは手段にすぎません。
少々下手な(美文ではない)文章しか書けなかったとしても、悩みの解決ができるように伝えることができていれば問題ないのです。
解決策:慣れるまで書き続ける(才能ではない)
文章をうまく書けるようになりたい、というのは全ブロガーの望みでもあります。
上手な文章を書けるようになるには、息をするように文章を書けるくらいになるまで書き続けるしかありません。
もちろん、文章を上手に書くための指南本を読んでみるのもいいですし、ブログの書き方のノウハウをあさってみても良いでしょう。
ですが、結局は学んだノウハウを実践してみないと習得できないのでとにかく書く、をするしかありません。
確かに、美しい文章が書けるかどうかは才能なのかもしれません。しかし、読ませる文章は訓練次第で誰でも習得可能です。才能ではありません。
ブログの書き方を学べる本おすすめ11選【Webライティング】
原因④ 商品やサービスの知識が不十分
- ブログのテーマも決まり、キーワードも決め、文章構成も作った。文章は上手ではないかもしれないが一応書ける。でも内容を書く段階になって、商品やサービスの知識が不足している
- あらたに始めたばかりのジャンルなので、キーワードだけ見ても何を書いたらいいのかわからない・キーワードの意味が分からない
あとは文章を書いていくだけ、の状態の人でもブログを書けなくなることはあります。
それは、取り扱いジャンルに対する知識が非常に乏しい状態の時によくおこります。
扱う商品の価格や利用時のメリット・競合商品との違いや誰におすすめなのか、といった知識が少ないと、書いてもすぐにつまずいたり、ライティング途中にリサーチが必要になったりしてしまいます。
解決策:時間をかけてリサーチしよう
このような状態では、まず時間をかけてしっかり商品・サービスについてリサーチをしましょう。
商品の情報を集約した商品リストをつくると、その過程で商品について詳しくなることができ、時間があいても見返せばすぐに情報を取りだせます。
調べる商品やサービスが多いジャンルでは、調査にかなりの時間がかかることになるはずですが、都度調べるよりも正しい情報を一か所に集約しておく方が結果的にトータルでは時間を節約できます。時間をかけてリサーチしてOKです。
原因⑤ 今のやり方でいいのか迷いがあって書けない
- 今取り組んでいることで全く成果があがらず、これでいいのかわからない
- 違うことをすれば、状況を打破できるのではないかという誘惑に負ける
ブログの運営には正解がありません。
例えば、ブログはまずは100記事書け、とよくいわれます。
実際に100本書いた後に、十分な成果が生み出せていればいいのですが、おそらく想像していたのと違う、という場合の方が多いはず。
そういった時に、引き続き新規記事を追加していくのがいいのか、一度振り返ってリライトをしていくべきなのか、といった感じで今のやり方が正しいのか迷ってしまうかもしれません。
解決策:コロコロ変えると逆効果
成果が出ないのは、大抵の場合、量が不足しているからです。
横道にそれて運営するブログを増やしたり、ジャンルを変更したり、むやみにデザインに凝りまくったりといったことをし始めると、どれもこれも中途半端になってしまいかねません。
あっちもダメ、こっちもダメ、となってくると「何をやってもうまくいかないものだ」と錯覚してしまうようになってしまいます。
まずは、これと決めたことを、十分な成果が出たと思えるところまで粘ってみましょう。
ある程度の量を超えると、一気に成果が出始めるので、そうではないうちは量が足りないと思って続けてください。
原因⑥ 完成形がイメージできず、ネタを後回しにしてしまう
- キーワードを見ても何を書いたらいいのか具体的にイメージできない
- 他に書きやすい記事がないか探してしまう
キーワードリストの中には、検索意図が明確でどんな記事を書けばいいのかすぐにピンとくるものあれば、検索意図が不明瞭で何を書けばいいのかわからないワードも混ざっています。
もちろん、書きやすい記事から書いていっていいのですが、30~50記事も書けば、書きやすい記事は既に書き終わった状態になってしまいます。
どんな記事にすればいいのかわからずに後回しにすることが習慣づけられていると、ブログが書けないという状況に陥ります。
解決策:まずは着手してみると案外できるものです
ついつい後回しにしたくなるネタほど、優先的に取り組んでみるべきです。
実際やり始めてみると、案外できる・思っていたほど書きにくくなかった、という風に感じられるものです。
少し前ならあきらめたり、出来なかったりした自分が、今はできるようになったと成長していることを実感できますし、自信にもつながるので後回しにしたいネタほど優先的に取り組んでみるようにしましょう。
原因⑦ モチベーションが上がらない
- 他人と比べてしまう
- 理想と現実のギャップが大きすぎる(もともとの期待値が高すぎる)
- 作業が大変なのがわかっているのでしんどいと感じる
自分で原因がある程度分かっているモチベーションの下がり方から、原因がわからないけれど謎にモチベーションが下がっていると感じる場合まで、ブログに対するモチベーションをキープするのは容易ではありません。
解決策:作業興奮と習慣化を利用しよう
取り掛かるまでは時間がかかるけれど、一旦着手したら思いのほか集中した、ということはよくありますよね。
例えば家の掃除が面倒でやる気が出なかったけれど、やり始めたらするつもりのないところまできれいにしてしまった、といった感じです。
このような心理効果を作業興奮と言います。
やる気があるからできるのではなく、やってみたらやる気が出てくるのです。
つまり、モチベーションが下がっているな、と感じている場合は、「それでも記事を書く」のが解決策です。
どんなに面倒でも歯磨きは習慣としてやるように、ブログを書くのが当たり前と思えるほど習慣化することで、大きなモチベーションの低下を防ぐことができます。
習慣化をする際のコツは、「夜20時になったらブログの管理画面を開く」のようにルールを決めるのが効果的です。
ブログが書けない時に避けるべきこと
ブログを書けない時にやってしまいがちなNG行動を解説します。
何も考えずにとにかく書く
ブログ記事を書く際には、最低でも下記のことはしてから書きましょう。
- 狙うキーワードを決める
- 検索者が検索した背景や目的・悩みを想定する
- その悩みが解決できる記事を書く
やっているつもりでも全然浅い、ということもありえます。
思い切って、記事構成に倍の時間をかけてみるなど、「作業の時間」ではなく「思考の時間」を増やしてみましょう。
他の人と比べる
ブログをしていると、運営報告というものをよく見かけますよね。
参考にするのはいいのですが、鵜呑みにして自分にも当てはまると思うのはやや危険です。
- 扱うジャンルの違い
- 記事数の違い
- 運営歴の違い
- ブログの経験値やリテラシーの違い
- ブログにかけられる費用の違い
- ブログにかけられる時間の違い
- 被リンクの量の違い
- 流入元チャネルの違い
上記のような違いがあるので比較したところで背景や状況が違うので再現性があるわけではありません。
比べるなら、ブログを始めた頃の自分と比べると成長を実感できるのでおすすめです。
上位記事を丸パクリする
言うまでもなく、丸パクリはNGです。
倫理的にも、法律的にも良くないですし、オリジナリティの低い記事はGoogleからペナルティを受けることもあり得ます。
上位記事を参考にする場合は、検索意図が何だと捉え、どう答えているかやそれを上回るにはどうすればいいのかを考えるようにしましょう。
既存記事と全く同じ内容でパクっても、既存記事を上回ることはできません。
内容が同じものなら、既に存在している記事で十分であり、後から真似されたコンテンツに追加の価値がなければ上位表示する理由がGoogleにはないためです。
ブログを書けない特効薬は「書くべきことがたくさんある」状態を作ること
ブログが書けない状態を解消する最も良い方法は、やや逆説的かもしれませんが、書くべきことがたくさんある状態を作ることです。
書くことがないから書けないというのが最も多いので、早く書いてユーザーに届けたいと感じられるようになれば自然とブログが書けない状況は改善されていくためです。
- 文章が苦手・下手だと思う場合 → たくさん書いていくうちに徐々に上達できる
- 商品やサービスの知識が不足 → 記事を書きながら少しずつ知識を蓄えられる
- 今のやり方が正しいか不安 → 成果が出るまで書いてみる
- 完成形が見えない → 敬遠していたものに着手すれば見えてくる
- モチベーションが上がらない → 書くべき記事ネタが多数あれば、せざるを得ない
まとめ:ブログを書けない悩みはブログを書くことで解消しよう
ここまでの内容をおさらいします。
- ネタがない → キーワードリストを作る
- どうやって書いたらいいかわからない → 先に記事構成(目次)を作る
- 文章を上手に書けない → 美文を書くのではなく悩みを解消できる文章を書く
- 情報収集が不十分 → じっくりリサーチしてOK
- 今のやり方でいいのか迷いがあって書けない → コロコロ変えると逆効果
- 完成形がイメージできず、ネタを後回しにしてしまう → まずは着手してみる
- モチベーションが上がらない → 作業興奮と習慣化を利用しよう
筆が重いと感じる時もあるかもしれませんが、「やってみたら意外とできた」という経験が蓄積されていくと、徐々に抵抗は減ってくるものですので、少しずつ慣れていきましょう。