【図解】ラッコキーワードの使い方!登録から活用方法まで解説

ラッコキーワードの使い方

ラッコキーワードの上手な使い方が知りたい

ラッコキーワードで抽出したサジェストワードに検索ボリュームを追加することはできないの?

こんな疑問にお答えします。

はサジェストワード(関連ワード)の一覧を出力できるツールです。

サジェストワードを抽出する機能の他にも

  • 上位20ページの見出し一覧を出力する
  • サジェストワードの一覧からさらに深堀りして、サジェストのサジェストを調査する
  • Q&Aから検索意図を調査する
  • 共起語を調べる

といったことができます。

ただ、少し奥まったところに機能があるので気づいていない方も多いかもしれません。

本記事ではラッコキーワードを120%活用し、キーワードリサーチを完璧にできるようにするための使い方を紹介します。

2022年2月16日には大幅なアップデートが行われ、待望だった検索ボリュームを調査する機能も追加されました(有料版が登場)。
手動で調査する方法と合わせてキーワードリストの作成方法を解説します。

本記事の内容
  • ラッコキーワードの基本的な使い方
  • ラッコキーワードの活用方法
  • 検索ボリュームの調べ方
  • 穴場キーワードの見つけ方
  • 有料版は利用するべき?
本記事の内容詳細(目次)

ラッコキーワードとは?無料で使えるサジェストワード抽出ツール

ラッコキーワードは、キーワードを指定すると、そのキーワードで検索されたときにユーザーが実際に検索に使った関連ワードの一覧を取得するツールです。

例えば、「Hulu」で抽出すると、

ラッコキーワード
  • hulu 料金
  • hulu 月額
  • hulu 解約方法
  • hulu ダウンロード

のようなキーワードがずらっと一覧表示されます。

これらのキーワードは実際にユーザーが検索したことがあるワードなので、検索ニーズがあり、上位表示された際にはアクセスされることが期待できます
ブログ運営では、各キーワードに対して一つ一つ記事を書きアクセスを増やします。

ラッコキーワードの料金プラン

ラッコキーワード料金表
拡大できます

ラッコキーワードは2022年から利用体系が見直され、引き続き無料で利用できるフリープランと有料プランに分かれました。

これまで使えていた機能は引き続き無料で利用可能です。

スクロールできます
機能フリーエントリーライトスタンダードプロエンタープライズ
月額無料528円1,188円2,970円5,940円11,880円
年額無料5,280円11,880円29,700円59,400円118,800円
AIによる提案10回/日500回/月1,000回/月2,500回/月5,000回/月10,000回/月
キーワード調査50回/日1500回/月3,000回/月10,000回/月20,000回/月50,000回/月
共起語取得15回/日500回/月1,000回/月2,500回/月5,000回/月10,000回/月
検索回数取得なし40回/月100回/月250回/月500回/月1,000回/月
サジェストプラスなし100回/月300回/月1,000回/月2,000回/月5,000回/月
検索流入キーワードなし40回/月100回/月250回/月500回/月1,000回/月
他のキーワード/質問なし40回/月100回/月250回/月500回/月1,000回/月
同時アクセス11151025

年間払いにすると、2か月分お得です。

尚、初期の価格表の表示は年間払いを月額に直した価格で表示されているので紛らわしいのでご注意ください。

フリープランで取得できる情報
  • サジェストワード(関連ワード)の一覧
  • 共起語
  • Q&Aサイト(Yahoo!知恵袋・教えてGoo)
  • ニュース・話題の記事
  • 上位20位の見出し
  • 連想語・周辺語
  • 類義語・同義語
  • Googleトレンド
  • AIを使ったタイトル案・関連質問案・関連キーワード案の提案
有料プランでできること
  • 無料プランの全機能
  • 検索ボリュームの取得
  • 穴場キーワードの取得(サジェストプラス)
  • 競合サイトの集客キーワード
  • 広告の非表示

上記の通り、無料プランでも十分なほど多機能です。

有料プランにすると、検索ボリュームの取得をサジェストワードの取得時に一緒に取得できるほか、競合サイトが取得しているキーワードの分析も可能です。

準備:まずは利用制限を解除するためにフリープランに登録

料金表には記載がありませんが、ラッコキーワードは「ゲスト」の状態でも利用できます。

その場合は1日あたりに検索できる回数が制限され、5回までしか検索することができません。

ゲスト状態では1日5回に制限される

フリープランは会員登録が必要にはなりますが、この制限が大幅に減り、1日50回まで検索可能になります。

メールアドレスのみで登録可能ですので簡単です。

STEP
ヘッダの<新規登録>ボタンをクリック
ヘッダの<新規登録>ボタンをクリック
拡大できます
STEP
メールアドレスを入力し<登録>ボタンを押す
メールアドレスを入力し<登録>ボタンを押す
拡大できます
STEP
メールを受信し、本文に書かれているアドレスをクリックして認証
メールを受信し、本文に書かれているアドレスをクリックして認証
登録時に送られてくるメール(拡大できます)
STEP
登録完了、検索ボックスにキーワードを入力して利用開始
登録完了、検索ボックスにキーワードを入力して利用開始
登録完了メールのURLをクリックしたらログインします(拡大できます)

ラッコキーワードの基本の使い方:サジェストワードの取得

ラッコキーワードの基本的な使い方は、簡単で、キーワードを入力して検索するだけです。

調べたいキーワードを検索窓に入力して検索すればOKです。フリープランでは1日50回までとなっていますが、普通の使い方であれば50回も検索しないはずなので気にせず使えるはずです。

ラッコキーワードでのサジェストワード(関連ワード)の取得方法
拡大できます

結果が画面に表示されたら<全キーワードコピー(重複削除)>ボタンを押すか、CSVファイルをダウンロードします。コピーの方が手軽です。

ラッコキーワードの使い方:その他の便利機能

ラッコキーワードは、サジェストワード(関連ワード)の一覧を出力するほかにも便利な機能が満載です。

深堀り:サジェストのサジェストを確認する

深堀り:サジェストのサジェストを確認する

サジェストワードの画面表示内にあるリロードのようなマークをクリックすると、さらにそのワードのサジェストを抽出する画面が表示されます。再入力が不要になります。

検索意図の深堀り:Q&Aサイトを確認する

検索意図の深堀り:Q&Aサイトを確認する

検索意図を深堀りするのにはQ&Aサイトを活用するのも一つの手です。

キーワードを見ただけではどういう意図で調べているのか判断できないようなワードの場合、Q&Aサイトがヒントになる場合が少なくありません。

トレンドを確認:ニュース・話題の記事を確認する

トレンドを確認:ニュース・話題の記事を確認する

対象ワードを含むニュースや話題にどういったものがあるのかを確認できます。

これらの情報は特にトレンドブログを作る際などにヒントになるはずです。

季節性を確認:Googleトレンドを確認する

季節性を確認:Googleトレンドを確認する

商品やサービスを含むワードの場合、どの時期に最も需要が高まるのかがわかると、それに合わせて記事の公開時期を決めると収益の最大化を狙えます。

Googleトレンドは年間を通していつ頃そのキーワードの検索回数が増えるかを確認できますので合わせて確認すると良いでしょう。

競合調査機能:上位20記事の見出しを抽出

競合調査機能:上位20記事の見出しを抽出

ターゲットのキーワードで検索した際に、上位20位までの見出しを抽出できます。

タイトル/URL列の▼を押すと、見出しの状態が見られる他、CSVでダウンロードすることも可能です。

上位記事はGoogleが検索意図を満たしていると判断しているページになっているため、記事構成を考える際に参考にしましょう。

ミネヤ

個人的にはこの機能は神機能だと思います

網羅性を高める:共起語を確認する

網羅性を高める:共起語を確認する

SEOでは、網羅性も重視されます。キーワードを含む記事に当然出てくるはずのキーワードのことを共起語といいます。

ライティング時や記事構成を考える際に共起語が自然な形でブログ記事に含まれるようにしましょう。

網羅性を高める:周辺語・連想語を確認する

網羅性を高める:周辺語・連想語を確認する

検索意図に対して、ユーザーは必ずしも同じワードで検索するとは限りません。

言い換え表現や単語があれば、それらもカバーしておくとさらに網羅性を高めることができます。

ラッコキーワードの活用方法:検索ボリュームの情報を追加する

ラッコキーワードでサジェストワード(関連ワード)の一覧を出力したら、各ワードがどのくらい検索されているのかを調べましょう。

1か月あたりの検索回数のことを検索ボリューム(検索回数)といいます。

Googleキーワードプランナーで大まかな回数は表示できるので、調べる方法を紹介します。

キーワードプランナーで検索ボリュームを取得

STEP
キーワードプランナーに移動し、サジェストワードを貼り付けます。

Googleキーワードプランナー に移動します。

キーワードプランナーに移動し、サジェストワードを貼り付けます。
コピーしたサジェストワード(関連ワード)を貼り付ける
STEP
各ワードの検索ボリュームが表示されたら、過去の指標をダウンロードします。
過去の指標をダウンロード

検索ボリュームの調べ方についてもっと詳しく

キーワードリストの作成(簡単!無料ツールあり)

キーワードプランナーで検索ボリュームを出す際、キーワードが勝手に分割されてしまうことが多々あります。

下記の例では、「レンタルサーバー」が「レンタル」と「サーバー」に分割されてしまっています。

ラッコキーワードレンタルサーバー 比較
キーワードプランナーレンタル サーバー 比較
レンタルとサーバーの間にスペースが勝手に追加される

また、ダウンロードしたCSVファイルは画面と検索回数の表示方法が異なっています。

画面CSVファイル
0~100
10~10050
100~1000500
1000~1万5000
1万~10万50000
10万~100万500000
画面とCSVファイルで表示方法が違う

このままでは扱いにくいので、ラッコキーワードとキーワードプランナーのデータを統合するツールを配布しています(ただのExcelファイルですが)。

【無料】キーワードリスト作成ツールをダウンロードする(179KB)

※リスティング広告を使用している場合、検索回数は正確な数値になるので本ツールは不要です。

キーワードリスト作成ツールの使い方

STEP
ラッコキーワードのシートにコピーしたワードを貼り付けます
ラッコキーワードのシートにコピーしたワードを貼り付けます

ダウンロードしたファイルを開き、ラッコキーワードで出力したリストの<全キーワードコピー(重複削除)>ボタンを押してコピーしたものを「①ラッコキーワード貼り付け」シートのA1セルに貼り付けます。

STEP
キーワードプランナーのシートにダウンロードしたCSVファイルを貼り付けます
キーワードプランナーのデータを貼り付け

キーワードプランナーで過去の指標としてダウンロードしたファイルを開き、全体を選択した状態でコピーし、「②キーワードプランナーのCSV貼り付け」シートのA1に貼り付けます。

STEP
キーワードリストのシートに整理された状態で表示されます。
キーワードリストのシートにキーワードリストが出来上がります

キーワードリストシートを表示します。

正しく貼り付けれていればキーワード・検索ボリューム・競合性が表示されます。

検索ボリュームの情報があれば、キーワードをグループ化し、記事テーマを決定する際に、優先度に使ったり、グループ内のメインワードを決めれます。

ラッコキーワードの有料プランの機能の活用方法

以上がラッコキーワードの基本的な使い方から、少し応用の使い方までを紹介してきました。

ラッコキーワードには有料プランがありますので、それらの活用方法を紹介しておきます。

有料プランの購入手順

STEP
お申し込みボタンを押す
ラッコキーワードの購入1
STEP
プランを選択する
ラッコキーワードの購入2
STEP
購入完了
ラッコキーワードの購入3
ラッコキーワードの購入4

正確な検索ボリュームを取得する

有料版の目玉機能といえるのが検索ボリュームを取得する機能です。

無料版と同じくキーワードを検索し、結果画面から<月間検索数取得>ボタンをクリックすることで検索回数の取得ができます。

検索ボリュームの取得方法
拡大できます

穴場キーワードを発見する(サジェストプラス)

有料版の「サジェストプラス」は無料版の「サジェスト」よりも多くのキーワードを取得できます。

サジェストプラスだと抽出できるキーワード数が多い
拡大できます

例えば「ブログ」でキーワードの取得を行った場合、

  • 無料版:914語
  • 有料版:3327語

となり、3.6倍の差が出ました。

より多くのキーワードを手に入れることができれば、競合が取り組んでいない「穴場キーワード」を見つけることができます。

穴場キーワードは競合が少ないため、上位表示しやすく、集客に非常に有利です。

ラッコキーワードの有料版を利用するべき?

有料版の価値は大きく二つです。

  • 時短:サジェストワードの検索ボリュームを統合する手間の削減
  • 発掘:競合が対策していないキーワードを発見し、有利にSEO対策をすすめる

攻めと守りの機能を強化するイメージですね。

時短効果は本記事で紹介しているツールを使えばExcel上での統合作業部分を省略できるので、ある程度緩和できます。

しかし、穴場キーワードを発見することはツール側でないと実現できないのでお勧めの機能です。

ラッコキーワードの使い方として、

  • 個別記事を書く際に、サジェストのサジェストがないか確認し、ライティング時に網羅できるようにする
  • 新規ジャンルを攻める際に、記事リストを作成し、カテゴリ設計をするのに使う
  • 既存サイトの設計を定期的に見直し、新たに追加できる記事がないかチェックするのに使う

のようなパターンがあります。ぶっちゃけ日々のライティング時はフリープランでも十分です。

ただ、サイト設計をするときや、全体の設計を見直しをする際などはなるべく多くの情報を収集できる方がより正確な設計ができますので、必要になった時に1ヵ月だけ利用する、と言った感じでスポット利用すると無駄がありません。

SEOは椅子取りゲームのようなものです。競合に対して、少しでも優位に立てる条件があるなら利用しない手はありません。

既存のキーワードリスト・記事リスト・サイト設計を見直す際に利用されてみてはいかがでしょうか。おすすめです。

ブログのサイト設計のやり方はこちらでも詳しく解説しています

ラッコキーワードを使うにあたってよくある質問

支払い方法は何に対応していますか?

クレジットカード・PayPal・銀行振込から選ぶことができます。

尚、請求書払いには未対応です。

1か月だけまず利用したいと思います。解約方法は?

自動更新をオフにすれば、利用期限が来た時点で利用終了となります。

返金に対応していますか?

ラッコキーワードは前払いになっており、利用されたかどうかを判断できないため、返金には対応していません。

制限のリセットはいつですか?

毎月1日など、特定の日付ではなく、契約日からの起算でリセットします。

例えば2月15日に契約したのであれば、3月14日までが1か月目の利用期間で2か月目は3月15日からになりますのでリセット日も3月15日になります。

細かい話をすると、1ヵ月の日数が少ない月に1ヵ月だけ契約すると利用可能な日数が少し少なくなります。

複数名で利用しても構いませんか?

原則は不可ですが、法人名義の場合は共有可能です。

ただし、同時使用はできず、先にログインしていた人が強制ログアウト状態になります。

制限が来た場合、さらに使うにはどうしたらいいですか?

プランをアップグレードするか、もう一つIDを取得してそちらも有料プランで利用するかのどちらかです。

継続的に制限に達している場合はアップグレードを、一時的に超えただけなら1か月だけ追加契約がおすすめです。

最低利用期間はありますか?

ありません。1ヵ月から利用できます。

上記以外のことは公式サイトのお問い合わせフォームより直接お問い合わせください。

まとめ:ラッコキーワードは現在利用できるキーワードツールの中では最強

は、サジェストワード(関連ワード)のリサーチツールとしては最強のツールです。

もちろん、他にも同様のことができるツールは多数ありますが、圧倒的に使いやすく、国産のツールなので所々英語、と言うこともありません。

キーワード選定をする際には必須のツールとなっているので是非活用してください。

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