WordPressのコメント欄って非表示にしたらダメなのかな?コメントなんて来ないし・・
読者の反応が知りたくてコメント欄を設置していますがスパムが多く、代替手段はないかな・・
WordPressでは、コメント機能がデフォルトで有効化されています。
ですが、ほとんどのブログではあまり有意義なコメントがつかないので、公開したままにするべきか判断に迷うかもしれません。
ブログのコメント欄のメリット・デメリットや、有効にする際の注意点・非表示にする場合の代替え方法について解説します。
本記事をご覧いただければ、コメント欄を出しておくか、非表示にするかの判断ができます。
- ブログのコメント欄の必要性
- コメント欄を開放するメリットとデメリット
- ブログのコメントにSEO効果はあるのか
- コメントを受け付ける場合の注意点
- コメント機能を無効化する場合の代替え方法
ブログのコメント欄に必要性はある?
ブログのコメント欄の必要性は、下記を判断基準にすると良いですよ。
- 問い合わせの状況:頻繁に読者から連絡があるか
- ブログの運営目的:読者との交流が目的なのか、収益化が目的なのか
詳しく見ていきましょう。
記事についての問い合わせが多いブログは必要性が高い
ブログにメールフォームを設置した場合、実際の問い合わせは、読者ではない人からの連絡が中心です。
しかし、もちろん記事を読んだ読者から連絡をもらえることもあります。メールフォーム以外にもSNSのDMで連絡される方もいます。
内容は、記事についてわからない箇所があった場合の質問や助言を求めるもの、感謝を伝えるものなどさまざまです。
頻繁に読者から記事の内容についての問い合わせがあるブログはコメント欄の必要性は高いと言えます。
コメント欄は他のユーザーにもやり取りの内容が公開されます。多くの人が「役立った」と評価していたり、きちんと返信して悩みを解消していたりすると、ブログや運営者に対する信頼性が上がるからです。
読者と交流したい場合はコメント欄を設置するべき
趣味ブログで読者に感想を言ってもらいたいなど、読者との交流をブログの運営目的にしている場合はコメント欄は付けておくべきです。
ただ、コメント欄を設置するメリットとデメリットをよく検討してから判断されることをお勧めします。
収益ブログの場合はコメント欄は不要
アフィリエイトやアドセンスなど広告収入を目的としているブログは、コメント欄は不要です。
なぜなら、読者から質問を受けたり感想を聞きたいのではなく、記事に貼った広告リンクを経由して商品が購入されることが目的だからですね。
コメントが来るとモチベーションが上がる側面もありますが、コメントへの対応よりも収益性を上げるための記事を追加することを優先しましょう。
ブログのコメントにSEO効果はある?
コメントの内容にSEO効果があるかどうか、でいうと「ある」になります。
英語版オフィスアワーで「Googleはコメントをメインコンテンツとして扱うか、補助的なコンテンツとして扱うのか」という質問が出た際に、下記の動画のような回答をしています。
状況にもよるが、ページのメインコンテンツの一部としてみなすこともある。
(中略)
それでも本質的には、コメントはメインコンテンツの一部だ。
English Google Webmaster Central office-hours from December 13, 2019
メインコンテンツとして扱う以上、そこに有益な情報が含まれていれば、ページの価値を高める効果はあります。
また、コメントを削除してしまった際にSEOに影響が出るかという点に関しては、下記のような回答がありました。
我々の視点から話すと、我々はコメントをコンテンツの一部として見ている。多くの場合、それらがコメントであるということは認識できているため、扱い方は変える必要がある。しかし、最終的には、ユーザーがこうしたコメントに基づいてあなたのページを発見した場合、あなたがこうしたコメントを削除してしまうと、そうしたコメントに基づいて我々があなたのページを発見することはできなくなる。
ジョン・ミュラー氏による57のSEOについてのアドバイス
Googleはコメントをコンテンツの一部とみなしているし、コメント部分が本文ではないことも把握しているため、コメントを削除してしまうと、ページが見つけられなくなる場合が出る、とのこと。
個人的には記事のコメント欄のやり取りを見て疑問や悩みが解消した経験はほぼゼロです。
ブログのコメント欄のメリット
ブログのコメント欄を設置するかどうかは、メリットとデメリットも考えた上で最終的な判断を下すのが良いです。
- 読者の反応が見える
- 前向きなコメントが来るとやる気が出る
- コメントはメインコンテンツであり、有益な情報はSEO的にも評価される
- 記事の内容について、同じ質問を繰り返しされにくくなる
- 高い評価のコメントが多くなれば記事や運営者に対する信頼性が上がる
- 読者から追加の情報を提供してもらえることがある
上記のメリットは、ある程度の頻度でコメントされるという前提条件をクリアしている必要があります。
ブログのコメント欄のデメリット
反対にコメント欄を設置するデメリットとしては以下のようなものがあります。
- ある程度のアクセスがないとそもそもコメントがつかない
- コメント0件だとマイナスイメージになりかねない
- 放置すると非常に悪い印象になる
- 対応にかなり時間を取られてしまう
- スパムコメントが届く
- ページの読み込みに余計な時間がかかる
- コメント欄の運営は難易度が高い
コメント欄を設置した場合、大半の方が経験するのは「コメントが全く来ない」という状況です。
冒頭で、ある程度問い合わせが来ているかどうかを判断基準の一つにするべきとしたのはこのためです。
また、コメントが来たら、返信したり回答したりするのにかなりの時間がとられることになり、ブログの更新に支障が出ます。
総じて、コメント欄の運営は非常に難易度が高いと言えます。
コメント欄の代わりになる代替手段
- 読者からのフィードバックを得る
- 読者と交流する
を満たす方法は、コメント欄でなくても可能です。コメント欄の設置はあくまで手段にすぎません。
この記事は参考になりましたか?プラグインを導入する
単純にメッセージの代替え方法としてはメールフォームが有効です。
ですが、コメントにしてもメールフォームにしても、文章を送ってもらうというのは、読者にかなりの負担がかかります。
メールフォームの設置もした上で、お勧めしたいのが「この記事は参考になりましたか?」ボタンをプラグインで設置する方法です。
記事下に設置することで、単純にワンクリック(ワンタップ)すればいいだけなので敷居が低く、参考になった数を表示することもできるので記事に対する信頼性も知らせることができます。
この手のプラグインはHelpfulというプラグインがよく使われていましたが、開発が終了してしまいました。代わりになるプラグインでおすすめなのはWP ULikeです。
読者との交流はX(Twitter)で代用する
読者と直接メッセージを交換する方法としては、X(Twitter)を利用するのがおすすめです。
DMやメンションの形でやり取りができます。
X(Twitter)でも有益な情報を継続的にツイートしていくとフォロワーを増やせるのでブログに逆に誘導することもできます。
まとめ
ブログのコメント欄について、必要性・SEO効果・メリットやデメリットについて解説しました。
- メールフォームやSNSでブログの記事についての問い合わせが頻繁に来ている場合
- 趣味ブログなどでブログの運営目的が読者との交流である場合
上記以外のブログは、デメリットの方が大きいためあまりおすすめではありません。
- 読者の反応が見える
- 前向きなコメントが来るとやる気が出る
- コメントはメインコンテンツであり、有益な情報はSEO的にも評価される
- 記事の内容について、同じ質問を繰り返しされにくくなる
- 高い評価のコメントが多くなれば記事や運営者に対する信頼性が上がる
- 読者から追加の情報を提供してもらえることがある
- ある程度のアクセスがないとそもそもコメントがつかない
- コメント0件だとマイナスイメージになりかねない
- 放置すると非常に悪い印象になる
- 対応にかなり時間を取られてしまう
- スパムコメントが届く
- ページの読み込みに余計な時間がかかる
- コメント欄の運営は難易度が高い
ただし、読者との交流やフィードバックを得ること自体はブログの運営にとっても良いことですので、下記の代替え手段を利用することがおすすめです。
- この記事は参考になりましたか?ボタンを設置する
- X(Twitter)で読者と交流する