雑記ブログと特化ブログはどっちがおすすめ?違いを比較

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雑記ブログと特化ブログはどっちを選ぶべき?

ブログには雑記ブログと特化ブログがあると聞きました。初心者はどちらを選ぶべきでしょうか?

雑記ブログは稼げないといわれていますが本当でしょうか?

ブログの内容を決める際に、特定のテーマに絞る特化ブログにするのと幅広いテーマを扱う雑記ブログにするのではどちらが稼げるのか、と言ったことは気になりますよね。

以前までは「稼ぐなら特化ブログ一択!」という風潮でしたが、現在は少し変化してきつつあります。

そこで、本記事ではあらためて特化ブログや雑記ブログのメリットとデメリットを整理しつつ、どちらがおすすめのブログ形態なのかについて解説します。

本記事の内容
  • 特化ブログと雑記ブログの違い
  • 特化ブログのメリットとデメリット
  • 雑記ブログのメリットとデメリット
  • どちらを選ぶべき?
本記事の内容詳細(目次)

特化ブログと雑記ブログの違い

最初に特化ブログと雑記ブログの違いについて解説します。

テーマを絞って書くのが特化ブログ

テーマを絞って書くのが特化ブログ

特化ブログとは、特定のテーマに絞った内容で書いていくブログのことです。

テーマと無関係な内容についての記事を公開することはほぼありません。

特化ブログのテーマ例
  • 映画
  • コスメ
  • クレジットカード
  • お得情報
  • ガジェット
  • 資格勉強

上記のように、サイト全体で特定のテーマを掘り下げて、記事を作成していくブログです。

専門書を作っていくようなイメージです。

読者に読んでほしい発信内容の中心は、テーマに関する課題解決の方法です。読者の課題への解決策を紹介していく形なので「どのようなことでお困りですか」と接客をするような記事内容になります。

特化ブログの作り方・始め方

テーマを絞らずに書くのが雑記ブログ

テーマを絞らず書くのが雑記ブログ

一方雑記ブログの方は特定のテーマを決めずに運用するブログです。

雑記ブログで扱う記事の例
  • 最近買った商品がおすすめなので紹介
  • 旅行に行ってきた
  • 普段考えていること
  • 趣味について
  • ニュースを見て感じたこと

各記事には関連性は必ずしも必要なく、バラバラの内容で書いていくこともできます。

エッセイとか、チラシを作るようなイメージに近いです。

読者に読んでほしい発信内容の中心は、自分の考えや行動です。個人をブランディングするのに向いており、「こんな風に思っています」と個人の考えを主張・発信するような記事内容になります。

ナビゲーションの違い

特化ブログと雑記ブログでは、ナビゲーションの設計に多少の違いが出ます。

特化ブログまとめ記事・カテゴリー・サイトマップ
雑記ブログ日付アーカイブ・タグ・プロフィール

特化ブログはテーマを深堀りするためのナビゲーションが多く、カテゴリー分けをしっかり行って回遊性を高めようというナビゲーション設計になります。逆にいつ書いたかはトレンド性の高いジャンル以外はそれほど重要ではありません。

雑記ブログはテーマを限定しないため、カテゴリー設計はあまり重視されません。時系列の日付アーカイブやタグ付けで類似する記事をつなげる、近況を伝えようとするナビゲーション設計になります。

稼ぎ方の違い

特化ブログと雑記ブログでは稼ぎ方も異なります。

広告特化ブログ雑記ブログ
ASPアフィリエイト積極利用補助的に使用
物販アフィリエイト補助的に使用積極利用
アドセンス補助的に使用積極利用
独自商品作らない作ることもある

特化ブログはASPアフィリエイトが中心で、それ以外はあくまで補助として使う感じになります。

雑記ブログはASPアフィリエイトは記事テーマが合致した時だけ利用し、それ以外は取り扱える商品が豊富な物販アフィリエイトやPV数次第で収益を増やせるアドセンス広告を利用します。

また、雑記ブログは読者をファン化することになるので、応用的な収益化方法としては独自商品を作って売るという方法もあります。

雑記ブログのメリット・デメリット

メリットデメリット
好きなテーマで記事を書ける
トレンドを取り入れやすい
趣味としても楽しめる
記事ネタが尽きにくい
専門性を高めにくい
SEOで上位表示しにくい
成約単価が低い
発信者に依存しやすい

雑記ブログについて、メリットやデメリットについて解説します。

雑記ブログのメリット

雑記ブログのメリット
  • 好きなテーマで記事を書ける
  • トレンドを取り入れやすい
  • 趣味としても楽しめる
  • 記事ネタが尽きにくい

雑記ブログのメリットは、一言で言えば「自由さ」です。

好きなテーマで自由に書けるので、サイトの構造や記事間の関係性などを意識することなくガンガン書いていくことができます。

また、検索需要の高いトレンド性の高い内容を発信すると、大きくアクセスを伸ばせる可能性もあります。

雑記ブログのデメリット

雑記ブログのデメリット
  • 専門性を高めにくい
  • SEOの評価が分散しがち(上位表示しにくい)
  • 成約単価が低くなりがち
  • 発信者のキャラクター性がある程度重要になる

雑記ブログのデメリットを一言で言えば「専門性の低さ」となります。

ウェブサイトの集客源の中心は昔からSEOです。現在のSEOは、上位表示のためにはある程度サイト全体の専門性の高さが必要なので、上位表示に向く形態ではありません。

ただし、最近はSEOに頼らない集客方法としてSNSなどでの発信も盛んに行われるようになっており、SEO起点でアクセスを増やしていかない方法もあります。

特化ブログのメリット・デメリット

メリットデメリット
専門性を高めやすい
SEOで上位表示されやすい
訪問後に成約しやすい
ターゲットを明確にできる
テーマの知識が必要
ネタが尽きやすい
市場が悪いと失敗する

特化ブログのメリット

特化ブログのメリット
  • 専門性を高めやすい
  • SEOで上位表示されやすい
  • 訪問後に成約しやすい
  • ターゲットを明確にできるので記事が書きやすい

特化ブログのメリットはなんといっても「収益性の高さ」です。

SEOでの上位表示から、訪問後の回遊・コンバージョンの発生まで一貫しており、無駄がありません。

特化ブログのデメリット

特化ブログのデメリット
  • 初心者に教えられる程度のテーマに関する知識が必要
  • 記事ネタが尽きやすい
  • 狙う市場が悪いと収益化に失敗する

特化ブログのデメリットは、「記事作成に時間がかかる」という点が最大のデメリットです。

初心者にテーマについて教えられるくらいの知識は必要になるのである程度リサーチできる必要があります。そのため、ある程度興味のある分野に取り組むのがポイントになります。

特化ブログと雑記ブログはどちらがおすすめ?

特化ブログと雑記ブログのどちらを選択するべき?

特化ブログ・雑記ブログの違いやメリット・デメリットについて解説してきました。

簡単に言えば、特化ブログは読者の悩みを解決することで収益化し、雑記ブログは読者をファンに変えることで収益化する運用形態です。

ブログでお金を増やしたいなら特化ブログがおすすめ

ブログで収益を得たい場合は特化ブログがおすすめです。

特化ブログの仕組み自体が稼ぐことに特化しているので、集客から商品購入までの誘導がスムーズです。

特化ブログに向いているかどうかのチェックポイント
  • 人に教えるのが好き
  • 人の役に立つのが好き
  • 興味のあることなら勉強したり人より詳しくなるまで勉強するのが苦ではない
  • 長期的に大きく稼ぐより短期的にそこそこ稼ぎたい
  • 個性を表現するのがそれほど得意ではない
  • ポジショントークをすることに抵抗がない
  • 既にメインブログを別に持ち、刈り取り用のブログを増やして収益の柱を増やしたい

上記のような方なら特化ブログがぴったりです。

ブログでファンを増やしたいなら雑記ブログがおすすめ

ブログで発信自体を楽しみたい・読者とのコミュニケーションを楽しみたいなら雑記ブログがおすすめです。

短期的な収益化にはあまり向いておらず、どちらかと言えばファンを増やして育ててからマネタイズするイメージです。

最終的には、自分で作った情報商材のような商品だったり、有料のメルマガやサロンの運営といった方法で大きくマネタイズを狙いたい場合は雑記ブログがおすすめです(とはいえ、かなり難易度は高めです)。

雑記ブログに向いているかどうかのチェックポイント
  • 自分の考えや行動を魅力的に語ることができる
  • SNSでのフォロワーが多い
  • 話のネタにあまり困らない・よくしゃべる方
  • リアルに友人が多い
  • 長期的に大きく稼ぎたい
  • 自分に素直に生き、それを受け入れられたい
  • いくつか特化ブログを運営しているが、そろそろセルフブランディングに取り組みさらに大きく稼ぎたい

上記のような方なら雑記ブログがぴったりです。

最近はハイブリッド型が増加している

最近はハイブリッド型が増加している

ここまでの解説は、どちらかといえば「典型的な」特化ブログや雑記ブログについての解説でした。

最近のトレンドは特化ブログと雑記ブログ、両方の特性を併せ持つタイプの運用形態です。

複数の特化テーマを持つ特化ブログ

複数の特化テーマを持つ特化ブログ

従来型の特化ブログでは単一のテーマでブログを作り、テーマの規模に合わせて50~200記事くらいの範囲で作ることが主流でした。

しかし、現在のSEOでは、特定のテーマに対する専門性を高めるだけでは企業サイトの権威性に勝つことができず、とりわけ新規ドメインでサイトを作ってから上がってくるまでにかなりの時間が必要になるようになりました。

このような背景から、従来ならテーマAで作成できる記事をすべて作り切った後は別のブログでテーマBを扱っていたのを、同じブログで展開するのが主流になりつつあります。

特化ブログが複数テーマを扱うメリット
  • ネタ切れに圧倒的に強い
  • テーマを増やすだけなので簡単に移行できる
  • ターゲットユーザーを合わせると複数の商品を購入してもらえる
  • 読者層を増やすことができる
  • 追加したテーマの記事は、新規ドメインで作るよりも早く順位が上がりやすい
  • 一つ一つテーマを増やしていくことができる
  • 同じ管理画面でメンテナンスできるので、リライトや更新がしやすい

単一テーマの特化ブログで陥りがちなネタ切れを解消できる上、相乗効果を得ることができます

例えば格安SIMのブログの場合、同じネット接続であるISPやWi-Fiカテゴリーを追加したり、節約することを目的にしているユーザーなので、ポイ活やふるさと納税、節約ノウハウといったテーマを追加したりすることで複数テーマ特化ブログにできます。

従来型の特化ブログが商材に特化するのに対し、ハイブリッド型では「特定のユーザー」や「特定の目的」といった、「特化するポイント」を変えるのがコツです。

こだわりカテゴリーが複数ある雑記ブログ

こだわりカテゴリが複数ある雑記ブログ

雑記ブログは様々なテーマを取り扱うことができるのでネタ切れに強い反面、運営者自身に影響力がないと順位を上げにくいというデメリットがあります。

そこで、基本はカテゴリーを縛らない雑記ブログのスタンスにしつつ、特にこだわりを持つカテゴリーをいくつか持つようにするブログ形態にすることで、特化ブログの要素を取り入れることができます。

特化ブログのメリットを取り入れつつ、雑記ブログのメリットも残しておく、という運営形態ですね。

収益化に有利な「特化ブログから始めたハイブリッド型ブログ」がおすすめ

これから立ち上げるブログに関しては、「特化ブログから始めたハイブリッド型ブログ」がおすすめです。

収益を目的とする以上、集客面・収益面で有利な特化ブログからスタートする方が成果が出るまでの時間を短縮できるので挫折しにくくなるためです。

また1テーマずつ拡張していけばいいので、1歩ずつ確実に進んでいる・成長している実感が得られ、ネタ切れに困ることもありません。

特化ブログにせよ、雑記ブログにせよ、ブログの最終形態は似た感じになってくるので、それなら収益化までの期間が短い特化ブログを選択する方がいいですよね。

まとめ:ブログの発信をしやすい方を選べばOK

雑記ブログと特化ブログでどちらを選ぶべきかについて解説してきました。

商標特化型のブログから始めて「成長」させ、特化テーマを増やして特化するポイントを変えながら「進化」するブログの形態をお勧めします。

ブログは記事を追加してナンボなので、特化ブログか雑記ブログかで悩むより、発信しやすいと感じる方でとりあえず始めてみるのが吉です。

収益化に有利な特化ブログから始める

本記事の内容詳細(目次)