ブログへの記事追加・更新頻度は週1回くらいです。遅いでしょうか?
ブログの更新頻度が上がるとSEOでの上位表示ができるのは本当?
こんな疑問にお答えします。
ブログの更新頻度はブロガーなら誰しも気にすることですよね。
言うまでもなく、更新頻度は高いに越したことはありません。一方で、記事の品質も重要というのはご存じかと思います。
そこで本記事では、ブログの適切な更新頻度がどのくらいかについて回答します。
記事の質を保ちつつ更新頻度を上げていく方法についても解説しますので、最後までお読みいただければ更新頻度の不安が解消されるはずです。
- ブログの更新頻度はSEOに関係があるか
- 読者や運営者から見た更新頻度の重要性
- ベストな更新頻度は?
- 質を確保しつつ更新頻度を上げる方法
ブログの更新頻度がSEOに与える影響は?
結論から言うと、以下のようになります。
- ブログの更新頻度はSEOの評価と「直接的な」影響はない。
- ただし、「間接的に」好影響を与える場合が多い。
更新頻度が高い=Googleの評価が上がるわけではない
Googleが更新頻度を評価するのかどうかは、検索クエリによります。
- 富士山 高さで検索すると、最終更新日が2011年8月の国土交通省のサイトが1位表示される(2位以下にもっと最近更新されたページがある)
- 台風 接近 大阪で検索すると、最も新しい日付のページが1位表示される(2位以降はこのページよりも古いページが中心)
上記のように、記事の内容に対して「新規性」が重視されるページは更新頻度の影響を受けますが、そうでなければE-E-A-Tが高いページが上位表示されることがほとんどです。
記事の更新回数も同様で、更新性が重要な情報であれば頻繁に更新される記事が上位表示されますが、更新が必要ない情報であれば何回更新しても上位表示はされるとは限りません。
更新頻度に関するGoogleの扱いは頻繁に話題に上がっており、Googleの中の人が回答していますが、それらはおおむね下記のような主旨になっています。
- 更新頻度よりも重要なのは「質」
- 1日に投稿するべき量も特に決まっていない
- 1つのサイトに最低必要なページ数の決まりがあるわけではない
- 1ページの文字数についても決まりがあるわけではない
少なくとも、Googleのランキングの仕組みとして、更新頻度が高い記事を「どのキーワードでも」上位に表示するというアルゴリズムはありません。
文字数・記事数・更新頻度といった「表面的な」ことは、気にする必要はなく、ユーザーにとって必要な品質の記事作成を心がければよい、というのがGoogleの見解です。
ただし、間接的にSEOの好影響が出やすい
とはいえ、Googleが記事の鮮度を重視していないわけではありません。
新鮮な独自のコンテンツを作成する
引用:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
新しいコンテンツがあると、既存のユーザーに何度もアクセスしてもらえるだけでなく、新規ユーザーも取り込むことができます。
- クローラーの訪問頻度が高くなり検索エンジンに反映されるのが早くなる
- 記事数が増えると関連記事に誘導しやすくなり滞在時間が増える
- 読者がついて繰り返し訪問しやすくなる
- 新規の読者を獲得しやすくなる
- 文章が上達するのが早い
Googleはユーザーは新しい情報・正確な情報・利便性が高いサイトを評価するため、更新頻度が高いブログは自然とそういう状態に近づく、という(間接的な)意味でSEOに好影響が出やすいのです。
ブログの更新頻度の重要性
SEOの観点では、ブログの更新頻度についてランキングに「直接」影響をしているわけではないという点と、とはいえ、他のSEO要因に「間接的に」好影響を与えやすいという点について解説しました。
次に、読者や運営者にとってのブログの更新頻度の重要性について一度整理しておきます。
読者から見た更新頻度は専門性・信頼性につながる
アフィリエイトブログを運営するなら、商品の価格は必ず表示しますよね。
例えば、税率が変わったのに古い金額のまま表示されていればどうでしょう。
ユーザーからすると、「情報が古い」と気づくか、「ウソの情報を書いている」と感じる人も出てくるかもしれません。
更新頻度が高く、適切な修正が行われてメンテナンスが行き届いていると違和感を覚えず安心して記事を読むことができます。
また記事の追加頻度が高ければ必然的にブログ全体のサイトボリュームも増え、関連記事が増えることからブログ全体での接客力に厚みが出ます。
読者にとって、知りたかった記事に出会える機会が増えることを意味し、専門性の高いサイトであることを感じてもらえやすくなります。
運営者にとっての更新頻度は収益が上がるまでの時間短縮
収益ブログには、一定の「活動量」が不可欠です。
ブログ記事はキーワードごとに作成するため、記事数=入口数と言えます。
当然、入口の数が多ければ多いほど、ユーザーをブログに誘引できるので収益が発生する確率は上がっていきますよね。
更新頻度が高ければ、収益が上がるまでの時間短縮や、収益の増加速度が速くなります。
適切なブログの更新頻度とは?
結論、ブログの更新頻度は3日に1回以上をキープすることを目標にしましょう。
「毎日更新」はできる人が限られる
ブログは毎日更新するべき、という主張はブログについて学ぶ過程で必ず目にするはずです。
しかし、質の高い記事を作成しようとすれば6~10時間くらいはかかるもの。
これを毎日しようとすると、毎日それだけの時間を確保できる人となってしまいます。
- 専業ブロガー・アフィリエイター
- フリーターで1日の拘束時間がかなり短い人
- 複数名でブログを運営している人(企業など)
- 定年退職している方
- 仕事に就くことができない状況の人
上記のような方でなければ、毎日更新をしようとすると記事品質を下げない限り毎日更新は難しいはずです。
質を下げると、「記事を作ること」が目的化してしまい、「収益を増やす」「アクセスを増やす」といった本質的な目的がおろそかになってしまいかねません。
量が必要になる段階(立ち上げた直後など)もありますが、基本は質を重視して記事を作成していきましょう。
逆に時間に余裕があり、質も担保できそうなら毎日更新できるのがベストです。
たまに、主婦や学生は暇だから毎日更新するべき、のような主張をする記事を目にすることがありますが、主婦や学生は実際かなり忙しいのが実態です。というのも、主婦であれば家事だけでなく育児や家族のフォロー、学生なら学業はもちろんアルバイトや課外活動などどちらも「複数案件を同時並行する多忙な職種」だからです。
「週2~3回更新」が理想的
最も現実的かつ理想的な更新頻度は週2回もしくは週3回の更新です。
このペースを維持できると、年間100本の記事を作成できます。
1本の記事を作成するのに仮に9時間かかるとしたら、1日2~3時間の時間を確保すれば実現可能です。
会社員であれば、平日2時間ずつ作業をして1本仕上げ、残ったら土日のどちらか1日を使えば残り1本作ったうえで、家族サービスをする日も1日確保できます。
ただし、実施してみるとわかるのですが、週2本をコンスタントに公開していくとなると、作業時間を確保することにかなり意識を使うことになります。
残業をしない・家事を徹底して早く済ませる・家族の協力が不可欠など、「ブログで絶対稼ぐ!」と強い覚悟がないと難しいと感じるはず。
あくまで「理想」であり、「目標」としての更新ペースと捉えるといいです。週単位で達成できた時は自分をほめてあげましょう。
「週1回更新」は少なくともキープしよう
ブログで収益を得たい場合の最低ラインは週1回の更新ペースです。
週1回の更新頻度だと、1年間で50本ほど記事を作成できます。
このくらいの更新量があればギリギリ合格と言えます。ただし、成果が出るかどうかの境目になるペースであることは自覚し、仮に成果が出なかった場合でもあきらめずに継続する覚悟は必要です。
平日ブログに時間を確保することができない人で、週末起業のノリで確実に1日確保できる場合や、逆に土日は忙しく、平日にしか作業できない方におすすめです。
「月1回更新」では心理的にも辛くなりがち
ブログで収益を目指すなら、月1回の更新だとかなり心もとないと言わざるを得ません。
年間で見れば10本前後しか記事を増やすことができないので、さすがにスローペースすぎです。
月に1回しか更新できないと、やらなければならないことができていない、と罪悪感に近い感覚が生まれてしまうので、心理的にも辛くなりがち。
意欲は高いけれど、結果的に月1回の更新になってしまっている場合はやり方を工夫してみましょう。
- 記事構成を先に作る
- 隙間時間を活用する
- 本業が忙しすぎる場合は思い切って転職も検討する
- 家族の協力を得る
- 記事を早く書くコツを身につける
副業で3日に1回の頻度でブログを更新する場合の作業例
ブログの更新頻度の理想は週2~3回の更新です。
このペースを維持するには、目安として3日に1回の更新を実現できればいいことになります。
そこで、3日に1回の更新頻度をキープするモデル作業例を解説します。
1日目:記事構成+内容のメモ
キーワード選定を終えて作成する記事ネタを決めたら記事構成を行います。
1日目はこの記事構成の完成を目指します。
リサーチを含めて2時間程度あれば見出しリストを作って文章構成ができるはず。
ポイントになるのは、質をしっかり担保できるように入念に練り上げること。
そのためには、見出しのリストを作るだけではなく、各見出しに対して記載する内容を箇条書きでもいいのでメモを取っておくことです。
記事構成で、内容のメモを作っておくと、本文執筆時の展開が具体的にイメージでき、見出しの構成時の矛盾に気づけるので、その場で修正がききます。
ガッツリ本文を書きあげていく最中に矛盾点に気づくと大幅な修正が発生し、変更した構成に対して本文も書き直し、という悪循環が発生するのでスムーズに記事を作成するためにも内容のメモを箇条書きしておくのがお勧めです。
2日目:本文執筆
2日目は1日目に作った記事構成+内容メモをベースに一気に本文を書いていきます。
本文作成時のポイントは、まずはテキストをしっかり作りきることです。
装飾はもちろん、推敲も並行して行うとブレが生じて書き直しが多く発生するので、まずは構成通りにテキスト原稿を書ききることを目指しましょう。
3日目:装飾・推敲・画像作成・公開
3日目は平たく言えば「仕上げ作業」です。
2日目までに書き上げた本文に対して、画像作成や装飾を施し、記事を読み返して十分推敲したら公開しましょう。
質を維持しつつブログの更新頻度を上げる方法
ブログ記事を早く書く方法をこちらの記事でまとめています。
要約すると下記のとおりです。
- キーワード選定はまとめて行う(記事ネタをストックする)
- 扱う商品・テーマ・競合についての調査はまとめて行う
- 文章構成もまとめて行う
- 継続して慣れる
- テンプレートを使う
- マークダウンを使う
- 音声入力を使う
- 有料画像を使う
- 有料WordPressテーマを使う
- ブロックパターンを使う
- 再利用ブロックで集中管理する
- 音声読み上げソフトで確認する
良質な記事の量産をしていきましょう。
まとめ:ブログの更新頻度はSEOに間接的な好影響を与える
本記事ではブログの更新頻度について、
- SEOの上位表示に影響があるのかどうか
- 更新頻度の重要性
- 理想の更新頻度と実現方法
- 記事の質を下げずに更新頻度を上げる方法(記事を早く書く方法)
について解説してきました。
ブログの更新頻度は、SEOでの順位に直接的な影響はないものの、間接的には好影響を与える要素が大きいため、更新頻度は高いにこしたことはありません。
とはいえ、記事の品質を下げてまで更新頻度を上げる必要はないので質を重視したブログ運営をしましょう。
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