文章力がなくても読みやすいブログ記事を書ける13のコツ・テクニック

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ブログの文章力がない!読みやすい記事が書けるコツ

自分で読み返してみてもブログの文章が読みにくいと感じます。どこがダメなんだろう?

文章力に自信がありません。ブログはやめておくべきでしょうか?

自分の文章力に自信があるという人は少ないのではないでしょうか?

読者にもっと多くの記事を読んでもらうには、読みやすくわかりやすい文章を書かなければいけない、ということはわかっていても、具体的な対策がなかなか思いつかないかもしれません。

そこで、本記事では、ブログに求められる文章力について解説した上で、「わかりやすい文章」を書くコツと、「読みやすい文章」にするテクニックを紹介します。

本記事の内容
  • ブログに求められる文章力とは?
  • ブログでわかりやすい文章を書く4つのコツ
  • 文章力がなくてもブログを読みやすくする9つのテクニック
  • 読まれるブログ記事を書くために重要なこと
本記事の内容詳細(目次)

ブログに求められる文章力とは?

ブログの文章力=美しい文章ではない

ブログの文章力=美しい文章ではない

文章力というと、一般的な認識としては、「美しい文章(美文)であること」ではないでしょうか。

文章そのものが美しいと感じれ、心地よく読める「作品」に仕上がっているようなものはブログには求められていません。

なぜなら、ブログの読者は文章を読むこと自体を目的としておらず、疑問や悩みの解決が目的だからです。

美文を書けるようになるのは非常にハードルが高いのですが、わかりやすく文章の内容を伝えるだけであれば、誰にでも習得可能です。

ブログではわかりやすく読みやすい文章を書く力が求められる

ブログではわかりやすく読みやすい文章を書く力が求められる

ブログの読者の目的は悩みの解決です。

悩みを文章で解決するには以下の2つの条件を満たす必要があります。

  • わかりやすい文章であること
  • 読みやすい文章であること

ここからは主にこの2つの条件を満たすコツとテクニックを解説します。

ブログでわかりやすい文章を書く4つのコツ(1つに絞る)

ブログでわかりやすい文章を書く4つのコツ(1つに絞る)

まずは、内容がしっかり伝わるようにするために、わかりやすい文章を書く方法から解説します。

わかりやすい文章を書くことができれば、

  • 結局何が言いたかったかわからない
  • 読み終わっても何も残らない

ということを防ぐことができます。

文章をわかりやすくする上で常に意識すべきことは「1つに絞る」です。

文章全体で伝えたいことを明確にする(文章構成)

文章全体で伝えたいことを明確にする(文章構成)

ブログの文章は、1つの記事(文章全体)で1つのことを伝えるように作るようにしましょう。

あれもこれもと膨らませすぎると、結局何が言いたかったのかがぼやけてしまいます。

もし、「たった一つしか伝えることができないとしたら何を伝えたいのか」、を意識するといいです。

せめてこれだけは持って帰ってほしいことを明確に絞るようにしましょう。

見出し単位でも伝えたいことを明確にする

見出し単位でも伝えたいことを明確にする

文章全体として伝えるべきことを1つに絞ったら、各見出しにおいても1つの見出しに対して伝えるべきことを1つに絞るようにすると、わかりやすい文章になります。

見出しの単位で伝えたいことを1つに絞るには、

  • 見出しと関係ないことを書いていないか
  • 補足部分の方が分量が増えすぎていないか

に注意すると脱線しにくくなります。

一文一義にする

文章全体では伝えたいことを1つに絞り、見出し単位でも1つに絞り、最後に1文も1つの意味になるように絞りましょう

一文一義にする

山田さんが私が日和見主義なところが大嫌いな佐藤さんを部下に紹介した。

例えば、上記の例は一応理解はできると思いますが、少し頭をひねりますよね。

私は日和見主義な人が大嫌いだ。そんな佐藤さんを山田さんが部下に紹介した。

上記のように意味のまとまり毎に文章を区切れば、もう少しすんなり理解しやすくなるはずです。

これができると、何をいっているのかわからない、といったことはほぼなくなります

わかりやすい文章にするために、1つの文章で1つの意味になるように絞りましょう。

結論→理由の順に書く(PREP法がおすすめ)

ブログでは、読者は悩みを解決したくて文章を読みます。

読者は早く悩みを解決したいので、なるべく結論から先に伝えましょう。

その際意識しておくと良いのがPREP(プレップ)法という流れです。

PREP法の説明の流れ
  1. Point: 結論
  2. Reason: 理由
  3. Example: 具体例
  4. Point: 結論

PREP法での解説例を挙げてみます。

結論: U-NEXTは家族で使いたいならイチオシの動画配信サービスです。
理由: なぜなら、費用対効果が抜群だからです。
具体例: 例えばdTVは月額550円しますが、U-NEXTは4人で使えば約548円とほぼ同じ金額です。しかし配信本数が約3倍になります。
結論: 費用対効果を考えるなら、dTVを4契約するよりもU-NEXTを契約するのがおすすめです。

結論が最初と最後にくるので、何が言いたかったか明確です。

加えて、理由や例も添えられているので説得力も増します。

文章全体ではもちろん、見出し単位でもPREP法の流れになっていることを意識すると、わかりやすい文章にできます。

文章力がなくてもブログを読みやすくする9つのテクニック(違和感をなくす)

文章力がなくてもブログを読みやすくする9つのテクニック(違和感をなくす)

文章をわかりやすく書くコツを身につけたら、読みやすくする工夫をしていきましょう。

わかりやすい文章を書くためには「1つに絞る」ことを意識しましたが、読みやすい文章を書くには、「違和感をなくす」ようにするといいです。

ですます調で統一する

ですます調やだ・である調といった「文体」は1つの記事内では基本的に統一しましょう。

なぜなら突然「である調」に変わると違和感が出るからである

上記の1文、急に強く主張した感じになり、少し違和感を感じませんか?

そもそも、個人ブログでは、業界内で有名とか、すごい実績があり弟子がいるとか、そういった人でない限りは「ですます調」にしておきましょう。

有名でもない実績があるわけでもない一個人がである調で書いていると、偉そうな印象を与えかねません。

逆にである調の方がいい場合もあります。「先生」と言われるような専門職や、ジャーナリストのような人が文章を書く場合です。である調の方が自信があるように感じられるので権威性も手伝って説得力が増します。

補足事項や重要事項はボックス装飾を使う

補足事項や重要事項は、ボックスを使って装飾し、補足であること・重要であることが一目で伝わるようにしましょう。

こうすることで、読者は気を付けて読まないといけない箇所と、読み飛ばしてもいい箇所が視覚的に理解できます。

文章を読む際に一定の集中力を保ち続けるのは結構大変です。緩急をつけて、集中力を温存してもらいましょう。

同じ語尾を連続しない

文章では、同じ語尾が3回程度続くと、「単調さ」が一気に増してしまいます。

単調な文章は飽きやすく、集中度が下がるため完読されにくくなってしまいがち。

同じ語尾を連続しないようにして、単調になるのを防ぎましょう。

漢字をひらく

校正用語で「ひらく」とは、漢字で書いていたものを平仮名で書くようにすることを言います。

漢字の使用率が高いと、文章がかたい印象になります。

堅い文章は読みづらく、あまりに長く続くと疲れてしまいます。文章を適度に開いて読みづらさを解消しましょう。

ひらいた方がいい漢字① 副詞

一層 → いっそう
大変 → たいへん
時々 → ときどき

是非 → ぜひ
何故 → なぜ
極めて → きわめて

更に → さらに
例え → たとえ
既に → すでに

ひらいた方がいい漢字② 接続詞

及び → および
尚 → なお

但し → ただし
又は → または

並びに → ならびに
従って → したがって

ひらいた方がいい漢字② その他

~する事 → ~すること
~する度 → ~するたび
~する時 → ~するとき

~する他 → ~するほか
~して行く → ~していく
~して置く → ~しておく

~して見る → してみる
様々な → さまざまな
色々な → いろいろな

並列や順番は箇条書き(リスト)を使う

メリットやデメリットを説明する部分など、羅列するような説明箇所や、手順を説明する部分では、箇条書き(リスト)を使いましょう。

一文で長い文章を続けるよりも、短文を並べる方が視覚的な圧迫感が少なく、読みやすくなります。

指示語を減らす

こそあど言葉に代表される指示語は、具体性に欠けるため、多用されると何を言っているのか追いかけるのが大変になります。

  • 使用する際は、前後の見出しの範囲くらいにする
  • できるだけもう一度書く(面倒がらない)
  • なるべく避けて具体的な表現に変える

文の最初の方で説明したことを、まとめ付近で「前述のとおり」などのような感じで使うと、どのことか覚えていないといけません。

加えて、ブログは読みたいところだけ読むため、目次を使って読みたいところにジャンプしているとわからなくなります。

注意したい指示語
  • 後述しますが
  • 前述のとおり
  • このように
  • このような場合
  • 先ほども述べたように
  • 前回の記事では

余計な表現を削る

ブログでは少し物足りないと感じるくらいの表現でも十分です。

文意が伝わらないほど削ると良くないですが、文脈から理解できそうな場合は積極的に削って構いません。

削るべき表現
  • 説明しなくてもいい理由の説明
  • 言い訳っぽい表現
  • 程度を示す表現
  • 「~という」「~こと」
  • 「基本的に~」「特に~」のような、つなぎ言葉

スマホでテーブルが読みにくくなっていないか確認する

大半のWordPressテーマはレスポンシブ対応になっているので、スマホでもPC版と比べて大きく崩れることはほとんどなくなっています。

ただ、テーブルは崩れやすいので注意が必要です。

ブログはPCで書きますが、表示の確認はスマホですることを忘れないように注意しましょう。

音読して引っかかるところがないか確認する

ブログ記事が読みやすくなったかどうかは音読してみると確認しやすくなります。

音読すると気づくこと
  • 語尾が同じものが連続している箇所
  • 句読点の位置のおかしさ
  • 誤字・脱字

ブログの文章力を鍛えるために読むべき本3選

最後に、ブログの文章力にさらに磨きをかけたい場合は、下記の3冊をお勧めします。

文章力やブログの書き方に関する本は他にもこちらの記事で紹介しています。

まとめ:ブログの文章力を上げるには要点の絞り込みと違和感をなくすのがポイント

ブログの文章力として重要なポイントは、

  • わかりやすい文章
  • 読みやすい文章

の2点です。

わかりやすい文章 → 伝えるべきことを明確にする・1つに絞る

読みやすい文章 → 違和感を覚える部分を違和感を覚えないように修正する

細かいコツやテクニックはたくさんありますが、上記2点を押さえて意識的に取り組むことで、読みやすくわかりやすい文章をブログに書いていくことができるでしょう。

ブログの書き方

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