文章が下手なのでライティングの勉強がしたいです。でもたくさん本があってどれを選ぶべきか迷っています。おすすめはどれ?
ブログに限らず、文章を上手に書けない・上手に書けるようになりたい、と悩む方は多いです。
ですが、文章の書き方に関する本はたくさんあって、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
ブログで書く文章を上達するには、文章術そのもの・Webに特化したライティング・収益を最大化させるセールスコピーライティングの3つが必要になります。
そこで本記事では、この3つの分類ごとにおすすめ書籍を紹介します。
文章本は、知識として覚えるのではなく習得して使いこなすのがゴール。そのためには読み方も工夫する必要がありますのでそのあたりについても解説します。
- 文章術を磨く本
- ブログの書き方に特化したWebライティングを身につける本
- 心を動かし行動につなげるブログ記事の書き方を学ぶ本
- 文章の上手い下手より大切なこと
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文章術を磨く本
まずは文章力自体を底上げするための、文章術に関する書籍を紹介します。
「文章術のベストセラー100冊」のポイント1冊にまとめてみた
著者 | 藤吉 豊, 小川 真理子 |
出版社 | 日経BP |
発売日 | 2021/1/8 |
ページ数 | 224ページ |
価格 | 1,650円 |
Kidle版 | 1,485円 |
文章本は著者のバックグラウンドによって多少の「考えの差」が出がちです。
本書は、文章術に関する本を「多数決」式にして「一般化」し、より客観性を高めた内容になっています。
文章術の入り口として最適で、カバーしている範囲が広く、要点がよく整理されてまとめてあるのでわかりやすい本です。
時間がなくてじっくり取り組めないなら本書だけ読めばOKです。
≫ 「文章術のベストセラー100冊」のポイント1冊にまとめてみた
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
著者 | 唐木 元 |
出版社 | インプレス |
発売日 | 2015/8/7 |
ページ数 | 208ページ |
価格 | 1,430円 |
Kidle版 | 1,298円 |
良い文章とは完読される文章である、という前提のもとに書かれています。
この前提はブログとも相性が良いのは言うまでもありません。
本書は完読される文章を書くための構成法や細かなテクニックが掲載されており、「どうも読みにくい文章になってしまうな~」とお悩みの方に最適です。
≫ 新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
20歳の自分に受けさせたい文章講義
著者 | 古賀 史健 |
出版社 | 星海社 |
発売日 | 2012/1/26 |
ページ数 | 280ページ |
価格 | 924 |
Kidle版 | 914円 |
話せるのに書けない、を解消することを目標に掲げた1冊。
話し言葉と書き言葉を近づけていく方法をガイダンス+4つの講義で解説されています。
人に話す時は問題がないのに、いざ書くとなるとどうもうまく書けない、という悩みがあるならその原因や解決策が見えてくる本です。
ブログの書き方に特化したWebライティングを身につける本
文章術そのものについて学んだら、ブログというメディア特性に適した文章の書き方について学びましょう。
「うまく」「はやく」書ける文章術
著者 | 山口 拓朗 |
出版社 | 日本実業出版社 |
発売日 | 2016/3/25 |
ページ数 | 224ページ |
価格 | 1,540円 |
Kidle版 | 1,386円 |
ブログの文章術に適した内容となっています。
他の文章本と大きく違う点としては、情報収集に紙面を大きく割いているところ。
単純なテクニックや文章術以前に、書くことに困ったり、文章の組み立て方に困っている方にフィットする内容になっています。
マクサン式Webライティング実践スキル大全
著者 | マクリン(新井涼太), サンツォ(吉岡智将) |
出版社 | 大和書房 |
発売日 | 2022/4/23 |
ページ数 | 384ページ |
価格 | 2,200円 |
Kidle版 | 2,090円 |
ブログをしているなら、著者のことをご存じの方も多いはず。有名ブロガーによるライティング本というよりはブログ本です。
身につけた文章術をブログというメディア特性に最適化させていく際に必要になるテクニックが満載の1冊となっています。
初心者が読むべき本と評されることも多い本書ですが、個人的には文章に書きなれてきた中級者が、自分の書き方で収益を最大化できるのか確認するための本、だと思います。
デジタル時代の実践スキル Webライティング 読者が離脱しない、共感&行動を呼ぶための最強メソッド
著者 | 佐々木 ゴウ |
出版社 | 翔泳社 |
発売日 | 2022/8/26 |
ページ数 | 240ページ |
価格 | 2,068円 |
Kidle版 | 1,034円 |
Web特有の作法に焦点を当てつつ、成果を出すことにも意識を向けるライティングを身につけるのに最適な1冊。
Webライティングについて実践的な内容で、初心者でも取り入れられるテクニックが満載です。
≫ デジタル時代の実践スキル Webライティング 読者が離脱しない、共感&行動を呼ぶための最強メソッド
心を動かし行動につなげるブログ記事の書き方を学ぶ本
文章に書きなれる → ブログに適した文章を書ける、ようになったらブログで成果を出す書き方を学びましょう。
読者の心を動かし行動(購入)につなげる実践ノウハウが詰まった書籍や、
人を操る禁断の文章術
著者 | メンタリストDaiGo |
出版社 | かんき出版 |
発売日 | 2015/1/21 |
ページ数 | 224ページ |
価格 | 1,540円 |
Kidle版 | 462円 |
「文章とは、読ませるために書くものではない。行動させるために書くものだ」が本書の主題です。
人を動かす文章に共通する3つの原則・行動に駆り立てる7つのトリガー・実践する際の5つのテクニックが学べます。
知識を得るために読むよりも、記事は読まれるのに収益が伸びない、という方が答えを見つけるのに読むべき本です。
ポチらせる文章術
著者 | 大橋一慶 |
出版社 | ぱる出版 |
発売日 | 2019/10/31 |
ページ数 | 224ページ |
価格 | 1,540円 |
Kidle版 | 1,463円 |
本のタイトルからして素晴らしいコピーライティングですよね。
コピーライティングの本は、やや内容が難しいものが多いのですが、本書は会話形式になっており、初心者でも理解しやすい内容にまとめられています。
はじめてコピーライティングやセールスレターについての本を買うなら候補に挙げるべき本です。
≫ ポチらせる文章術
セールスコピー大全
著者 | 大橋 一慶 |
出版社 | ぱる出版 |
発売日 | 2021/1/7 |
ページ数 | 384ページ |
価格 | 1,980円 |
Kidle版 | 1,782円 |
ポチらせる文章術の著者でもある大橋 一慶さんによる体系本。かなりのボリュームなので、じっくり学びたい人向けです。
コピーづくりの手順が1ステップずつ丁寧に解説されており、多数のテンプレートや実例が豊富なので応用しやすくなっています。
コピーライティングの教科書というと、ザ・コピーライティングやセールスライティング・ハンドブックの名前が上がることがありますが、「外国産」ゆえのやや読みにくさや日本人に響かなさそうなサンプルに違和感を覚えるのでこちらをお勧めします。
本書で学んだことを使い、タイトルを工夫して検索結果でのクリック率を上げたり、見出しを工夫して直帰率を下げる、といった効果を引き出すのに活用できる本です。
売れるコピーライティング単語帳
著者 | 神田 昌典 |
出版社 | SBクリエイティブ |
発売日 | 2020/4/8 |
ページ数 | 256ページ |
価格 | 1,958円 |
Kidle版 | 979円 |
コピーライティングを実践する際に活用できる「表現」に特化した本です。
カテゴリごとに分類されているので、訴求したい方向性が決まった後に、どう表現するのが「最適か」を見つけるのに役立ちます。
ブログでの活用シーンは、タイトル・description・見出しの表現を考える時。また、収益記事で読者に最後の一押しする殺し文句を作るときにも使えます。
10倍売れるWebコピーライティング ーコンバージョン率平均4.92%を稼ぐランディングページの作り方
著者 | バズ部 |
出版社 | 技術評論社 |
発売日 | 2014/4/16 |
ページ数 | 144ページ |
価格 | 1,628円 |
Kidle版 | なし |
コンテンツマーケティングの分野で実績のあるバズ部による執筆。
ページ数が144ページと非常に少ないので大丈夫か?と思いきや、内容が凝縮された濃い実践書。
セールスライティングを行う際の一つの「型」を提示しており、単純作業に落とし込めるため誰でも実践可能という内容です。
やることが明確なだけでなく、やり方も明確なので実践に落とし込みやすい本です。
≫ 10倍売れるWebコピーライティング ーコンバージョン率平均4.92%を稼ぐランディングページの作り方
ライティング本の読み方
覚えるのではなく、実践して習得する
ブログの文章力の上達のカギは実践です。座学で知識として覚えても、使いこなせなければ意味がありません。
覚えた知識は「意識する」ようにすればOKです。
著者のバックグラウンドも考慮しよう
ライティング本を書いた著者のバックグラウンドによって、ブログへの適応度合いが変わってきます。
- ブロガーが書いた本 → 文章の書き方よりもブログ運営に寄る傾向があります
- ライターが書いた本 → Webライティングが弱い傾向があります
- コピーライターが書いた本 → 広告や営業に寄る傾向があります
上記の点を踏まえ、著者の背景が偏らないように読むほうが総合的なライティング力が高まります。
何冊くらい読むべきかは「苦手意識がなくなるくらい」
文章術の本は数が多いのですが、やってはいけないこととしては「全部読もうとすること」です。
ライティングスキルは記憶するものではなく、身につけるものだからです。一つ覚えたら、習得するまで次を読まないのが正解です。
「得意である」と言えるまで高めていくのもアリですが、ブロガーとしてクリアするべきは「苦手意識を持っていない」レベルです。
そのために読むべき冊数は?というと、完全に個人的な見解になってしまいますが、おおむね下記の冊数を読むといいのではないでしょうか。
文章術 | 1~5冊くらい。それ以上も可 |
Webライティング | 1冊か2冊 |
セールスライティング | 1~3冊まで |
各カテゴリでとりあえず1冊、というなら最初に紹介している本を読まれることをお勧めします。
まとめ:Webライティングを習得し収益につなげよう
今回はWebライティングやブログの書き方に関する本(書籍)を紹介してきました。
本文で紹介した本のリンクを再度貼っておきます。