ブログは毎日更新するべき、と聞きました。実際やってみているのですが、かなりきついです。本当に必要なのでしょうか?
家事や育児もあり、毎日更新はできないです・・・それでも収益は伸ばせますか?
毎日更新するべきという意見と、NGとする意見が両方あってどちらが正解なのかわからない・・
「ブログの毎日更新」と言う言葉は、覚えやすく、聞いた瞬間に誰もがそうしたい・そうすべきと考えるパワーワード。
SNSやブログでも肯定派と否定派の意見が両方見られ、初心者にとってはどちらを信用したらいいのかわからないですよね。
しかもブログ記事を1本作成するのにかかる時間は平均6時間くらいかかるので、実践するとなるとかなりの作業時間を確保しなくてはいけません。
本記事ではブログの毎日更新の是非やメリット・デメリット、おすすめの更新頻度や考え方について解説します。
本記事を読んで、ブログの運営方針を決めていきましょう。
- ブログの毎日更新のメリット
- ブログの毎日更新のデメリット
- ブログの毎日更新はするべきなのか
- ブログの継続をするための考え方とコツ
ブログの毎日更新とは、毎日新規記事を追加していくことという前提で記事を作成しています。
ブログ毎日更新はおすすめしない【結論】
結論から言うと、ブログの毎日更新はおすすめしません。
- 毎日更新をすれば100%伸びるとは限らないから
- 膨大な時間を継続的に確保する必要があるから
- 読者ニーズを満たすことの方が重要だから
どんなに多くの記事を書いても、中身がスカスカだと読者の心をつかむことは出来ませんよね。
もちろん、毎日更新を「してはいけない」わけではありません。
読者ニーズを満たす品質の高い記事を毎日追加できるなら実践する方が良いでしょう。
ただ、大半の人にとっては現実的ではないはず。無理に毎日更新して低品質な記事を量産しても意味がありません。
毎日更新よりも大切なことは、読者のニーズを満たす記事を書くことです。
ブログを毎日更新する5つのメリット
ブログの毎日更新をすると、以下のようなメリットや効果があります。
- 文章を書くことに慣れる
- 文章を書くのが早くなる
- 文章力が上がる
- クロール頻度が上がる
- アクセスや収益が伸びやすい
①文章を書くことに慣れる
日常的に長文を書いている、という人はほとんどいないはずです。
文章を書くこと自体、慣れていないし、心理的な負担も大きいものですよね。
毎日更新をしていくと、徐々に文章を書くこと自体が習慣化し、記事を書く苦痛が減ります。
②文章を書くのが早くなる
ブログ記事を毎日のように書いていると、自然と書くスピードが上がります。
- 扱っているテーマについての知識が増え、リサーチにかかる時間が減る
- 読者対象の望みや悩みの種類がわかってきて、検索意図の分析精度が上がる
- 文章を書くこと自体に慣れてきて、書き直しをする時間が減る
- WordPressに慣れて装飾するのにかかる時間が減る
- 画像を選んだり加工する技術が上がり、かかる時間が減る
- 文章構成に慣れて、かかる時間が減る
上記のような理由から、ブログの毎日更新をしていると自然と文章を書くスピードも上がってきます。
③文章力が上がる
ライティングはスポーツに似ています。
毎日少しでも書いている人と、週に数日しか書かない人だと、前者の方が圧倒的に上達が早いです。
ブログを毎日更新をしていると、書いた量に比例して記事の質も上がります。
④クロール頻度が上がる(SEO効果)
検索エンジンで検索結果が表示されるには、クロール→インデックス→ランキングのプロセスが必要です。
クローラーがクロールしてくれない限り、検索結果に表示されないので、クロール頻度が上がると、検索結果に出るまでの期間が短くなります。
毎日のように新規記事を投稿し続けているブログは、頻繁にクロールするべきと認識されます。
⑤アクセスと収益が伸びやすい
ブログ記事が増えれば増えるほど、網羅しているキーワードも増えていき、アクセスが増加します。
アクセス数が増えてきてしっかり収益化につなげることができれば収益も最大化されるので「伸びやすい」状態になります。
このような理由から、毎日更新していると単純にアクセス数や収益が伸びやすくなります。
ブログの毎日更新する7つのデメリット
ブログを毎日更新することは、アクセス数や収益を伸ばすための方法として有効です。
しかし、毎日更新は適切に行われないと下記のようなデメリットが生まれます。
- 記事の品質が低下する
- 作業負担が大きすぎる
- ネタ切れになりやすい
- ブログのテーマがブレやすくなる
- リライトできなくなる
- 毎日更新自体が目的化しやすい
- 挫折につながりやすい
①記事の品質が低下する
毎日更新をしようとすると、どうしても記事のクオリティは下がりがちになります。
- リサーチ不足
- 記事装飾
- 記事内の画像が減る
- 本来書かなければならないことが抜ける
Googleの公式ブログでも、以下のように言及されています。
ウェブサイトの一部に質の低いコンテンツが掲載されている場合に、サイト全体のランキングに影響が及ぶ可能性があります。
質の高いサイトの作成方法についてのガイダンス(Google 検索セントラル ブログ)
記事の品質が下がるとSEOでの順位も上がってこないため、アクセス数が伸び悩むことになります。
②作業負担が大きすぎる
毎日更新の最大の問題は作業負担がかなり大きい点です。
- キーワード選定
- 読者ニーズの想定
- 競合調査
- 文章構成
- ライティング
- 画像選定 / 画像作成
- 装飾
- まとめ・リード文作成
- 記事タイトル決定
- チェック・公開
時間にして、比較的書きやすい簡単な記事でも4時間程度、通常の記事なら6時間くらいかかるのが普通です。
これだけの作業量を毎日こなすのはかなりキツイはず。
やればやった分だけ正比例すればいいのですが、必ずしもそうなるとは限らないため、精神的にもかなりつらく感じてしまうはずです。
③ネタ切れになりやすい
ブログ記事が増えてくると、「このことはもう書いた」という記事が増えてきます。
- アウトプットばかりだとインプット不足でネタがなくなる
- 事前に記事リスト(ネタリスト)を作る時間がない
- 日常的なネタ探しの時間を確保できない
といったことがネタ切れの原因です。
④ブログのテーマがブレやすくなる
ブログのネタ切れに起因することですが、無理に更新を続けようとして強引にネタを追加していくことで、ブログのテーマ自体がブレやすくなります。
それまで書いてきた記事と全く関係のない話題を突如含めてしまうような更新をしてしまうと、ブログ自体のテーマや専門性も損なわれてしまいかねません。
⑤リライトできなくなる
ブログの毎日更新をすると、新規記事の追加で手一杯になってしまいがち。
とてもじゃないですが、書いたブログ記事のリライトまでは手が回らなくなってしまいます。
どんなに優秀なブロガーでも、一発で10位以内の上位表示を達成し続けることはできません。
記事の公開から順位をチェックしつつリライトを重ねて少しずつ順位を上げていくのが基本です。
リライトができなくなると、低い順位でとどまる記事ばかり量産することになり、アクセスが伸び悩みます。
⑥毎日更新自体が目的化しやすい
これが一番の問題かもしれませんが、毎日更新をすること自体が目的化しがちです。
毎日更新は「手段」であっても「目的」ではありません。
目的はあくまでアクセス数アップと収益アップですので、何のために行っているのかを見失わないようにしたいものです。
⑦挫折につながりやすい
残念ながら、毎日更新は作業量に対して必ずしもアクセス数や収益が上がるわけではありません。
毎日更新をすると決心し実践しても、徐々に義務的に感じ、毎日更新自体が目的化することで余計に成果が生まれにくくなるという悪循環に陥りがちです。
この結果、毎日更新を長期にわたって継続することができず、毎日更新をやめた時点で挫折してブログをやめてしまうことにつながりかねません。
ブログの最適な更新頻度とは?
ブログの最適な更新頻度は、無理なく高品質な記事を更新し続けられるペース、です。
1日あたりの作業可能な時間は人によってまちまちですが、モデルケースとしておすすめしたいのは3日に1回です。
1日目 | キーワード選定 読者ニーズの分析 競合調査 文章構成 |
---|---|
2日目 | ライティング |
3日目 | 画像選定 装飾 記事タイトル決定 まとめ/リード文作成 チェック・公開 |
- 1日あたり2時間程度の作業時間を確保できれば達成可能
- ライティングを真ん中に挟むことで、「一晩寝かして読んでみる」が仕組化され、記事の品質もあがる
1日2時間くらいあれば副業でブログに取り組む人にとっても現実的な作業量のはず。
1年で100本ほど高品質な記事を書くことができればある程度アクセス数も出てくるため、月5万円程度の収益を達成できます。
1日あたりの作業時間を3時間くらいとれるなら、2.5日に1本で月12本、4時間程度時間が取れそうなら2日に1本で月15本を目指すといいですよ。
ブログの適切な更新頻度とは?SEOへの影響はある?上げ方も解説!
ブログは毎日更新より毎日継続が大切(考え方)
ブログの毎日更新よりも大切なのは、毎日継続です。
新規記事を公開できなくても、毎日何らかの形でブログに関わり続けることの方が重要です。
リライトも更新の一つ
毎日更新は基本的に新規記事の追加を指すことが多いですが、ブログのリライトも立派な更新です。
アクセス数を上げるには、順位チェックツールなどを活用してキーワードの検索順位を確認しながら、上位に上がり切らない記事をしてリライトして品質を高める必要があります。
新規記事でアクセスを増やしても、既存記事でアクセスを増やしても、アクセス数が増えていることには変わりありません。
チェック作業やリサーチもブログ更新の一つ(スマホでできる)
まとまった時間を長時間確保できない日は、隙間時間を有効活用しましょう。
書いた記事をチェックする作業や、これから書く記事の内容を考えるため、上位ページの状態についてリサーチしていくのもブログ更新の一つです。
スマホさえあればできますので、移動時間・昼食時などちょっとした隙間時間を活用してブログを続けましょう。
ブログの毎日更新についてよくある質問
まとめ:ブログは毎日更新より毎日継続を目指そう【運営方針】
ブログの毎日更新は、実際にやってみると、かなりきつい作業です。
人はどうしても見返りを求めてしまうもの。無理に毎日更新をしようとせず、コツコツと質の高い記事を作り続けるのが運営のコツです。
- 文章に慣れ、記事を書くのが早くなる
- 安定して記事が追加されていき、更新頻度が高いサイトと認識されやすい
- 質の高い記事を毎日更新できるなら「伸びるブログ」になる
毎日更新を強く推奨しているブロガーは大抵は専業ブロガーです。
同じ専業ブロガーをしている人なら毎日更新を目指しましょう。
専業ブロガー以外の人が毎日更新をすると、確実にきついはずなので、以下のようにとらえましょう。
- 「毎日記事を追加」するという意味で捉えるのではなく、毎日何かしらブログに関することをする、ブログを「毎日継続する」言葉としてとらえる
- 記事数を増やすことではなく、記事の質を高めることを意識し、自分の作業時間に応じた更新頻度で継続する
- 専業ブロガーと比べようとせず、コツコツ積み上げることを意識する
今回は以上です。
ブログの適切な更新頻度とは?SEOへの影響はある?上げ方も解説!