ブログのプロフィールがうまく書けなくて困っています。どんな内容を書けばいい?
ブログにプロフィールページを設置する必要性がイマイチ理解できていません。どんなメリットがあるんでしょうか?
ブログにプロフィールを作っていないという方は案外多いです。
しかし、現在のSEOは「検索意図との関連性」よりも「誰が書いたのか」を重視する傾向もみられ、ブログにプロフィールを設置する重要性は高まっています。
そんなブログのプロフィールですが、いざ書くとなると何を書いたらいいのかわからなかったり、自分のことだからこそ、逆に書きにくさを感じてしまうものですよね。
そこで、本記事では、ブログのプロフィールの書き方や盛り込むべき内容について解説します。
プロフィールページは作成が難しいページの一つです。
本記事を参考に、まずはブログにプロフィールを設置することを目標にしてみてください。
- ブログのプロフィールの重要性・必要性・メリット
- ブログのプロフィールの書き方
- ブログのプロフィールが書けない場合の対処法
- ブログのプロフィールを収益につなげる方法
ブログのプロフィールの重要性・必要性・メリット
まずはブログにプロフィールがどうして必要なのかや、重要性を理解しましょう。
誰が書いた記事かが重要になってきている
冒頭でもお伝えした通り、現在のSEOはE-E-A-Tが重視されており、検索クエリとの関連性のみならず、誰が発しているのか、と言う点が非常に重視されています。
検索エンジンが紹介するページの内容を信じて人々は行動するようになってきたため、記事に書かれていること自体の信頼性が非常に重要になってきたというのが背景です。
検索エンジンはさまざまな「シグナル」を通じて発信者の信頼性や専門性を特定します。ブログのプロフィール情報は、当の本人から発せられる重要な情報源です。
通りすがりの読者をファンに変えられる
例えば、どの記事も本当に品質が高く、とてもためになった、というブログに出会えると、これを書いている人は一体どんな人なんだろう、と好奇心がわくものです。
逆に言えば執筆者に興味を持たれないとみてもらえないページともいえますね。
執筆者に興味をもった読者に、好奇心に応えられる内容が書かれていると、信頼性が増し、通りすがりの読者から、熱心なファンに変えることができます。
つまり、プロフィールページの出来次第で、指名検索の獲得やブックマーク、繰り返し訪問してもらえるかが決まるといっても過言ではないため重要なページなのです。
ブログのプロフィールページの閲覧数は、ある意味ブログの有益性のバロメーターとも言えます。
GAでは、特定のページの閲覧を「成果(コンバージョン)」とみなす設定ができます。運営者やブログに興味を持ってもらえたかどうかを成果の一つとみなすなら、コンバージョンの発生する対象ページに設定するのも手です。
語るに足る人物であると示せる
- 子育ての経験がない人が子育てブログを書いている
- 実際使ってもいない商品について説明している
- 留学経験や資格もないのに英語ブログを運営している
上記のような感じだと、「それ、お前が言う?」状態になってしまいますよね。
記事で扱うトピックスに対してどれだけの経験・知識があるかは、記事の信ぴょう性をはかる上で重要です。
ブログ記事の中で、リード文や「この記事を書いた人」あるいはサイドバーからプロフィールのページにリンクを張って詳細を確認できるようにしておくと、記事の内容を語るに足るだけの知識や経験があることを示せます。
記事の中で商品を紹介した際でも「この人が言うなら」という形に変わってきますよ。
ブログのプロフィールに盛り込むべき内容・書き方のコツ
ブログのプロフィールに書くべき内容を解説します。テンプレートでもあるので、これをひな形にアレンジしていってください。
ポイントは、読者の好奇心を満足させよ、です。
- 運営者名
- 顔出しまたはアイコン
- 生い立ちや失敗談
- これまでの経歴や実績
- なぜこのブログを運営しているのか
- このブログを読むメリット
- 読んでほしい記事
全体の流れは運営者名について → ブログについての順が自然
ブログプロフィールの全体の構成(流れ)としては、まず運営者名についての基本的な情報を記載し、少しずつブログの話を増やしていく、というのが自然です。
ブログの運営目的や実績などのパターンと組み合わせて下記のような構成を組みます。
自分の二の舞になる人を減らしたい
- 自己紹介
- こんな大変な経験をした
- 私の二の舞になる人を減らしたい
- だからブログで発信している
- まずはこの記事から読むといいですよ
もっと広めたい
- 自己紹介
- あまり有名じゃないけど〇〇が大好き
- 好きすぎて毎日使ってる
- もっと広めたいから発信してる
- まずは〇〇を知るところから始めてください
同じことをしている人に情報を提供したい
- 自己紹介
- 私は〇〇をし続けている
- 同じことをしている人に情報を提供したい
- こんな情報は知っていますか?次の記事で詳しく解説します
正しい情報を伝えたい
- 自己紹介
- 私は〇〇の専門家で資格持ちです
- 専門家の私から見たら誤情報が多い
- 正しい情報を伝えたい
- 特に人気のページはこれです
勉強中であることを示す
- 自己紹介
- 私は今〇〇について興味を持っている
- 学んだことを共有します
- 目からうろこだったことを以下のページにまとめました
序盤で「これを書いたのはどんな人?」という好奇心に応えつつ、最終的には読んでほしいページへの遷移を促していく感じですね。
基本的な構成ができたら肉付けしていきましょう。
自己紹介で運営者名やブログ名を覚えてもらう
まずは自己紹介をしましょう。
- 運営者名
- 年齢
- 住まい
- 職業
- 家族構成
- 連絡方法
- ブログ名
- 運営開始日
- URL
- 取り扱いカテゴリ
基本情報なので、特別ひねることもありません。
昔流行った100の質問とかを使いつつまとめるのも手です。
運営者名を匿名にするか実名にするかまだ迷っているなら、仮名にするのがおすすめです。
顔出しまたはアイコンで記憶に残るようにする
読者をファンに変えるためには覚えてもらわなければいけません。
どうしてもテキストだけでは印象に残りにくくなるので、顔写真やアイコンを入れて、絵的に印象に残るようにしましょう。
ブログのアイコンの作り方としては、ココナラで作成するのがおすすめです。
生い立ちや失敗談で親近感をわかせる
ブログのプロフィールには成功談より失敗談を掲載しましょう。
成功談は単なる自慢にしかならないので、失敗談のほうが好感を持たれます。
生い立ちの中で語られることが多いので、人生の中で目立ったトピックスをピックアップしながらブログに関係しそうな失敗談を盛り込んでいくと良いでしょう。
これまでの経歴や実績で信頼を得る
基本、ブログのプロフィールに書く項目は全て任意なんですが、経歴や実績は是非とも含めたい項目です。
なぜなら、プロフィールを見る人の中には「この人の言うことを信じて大丈夫?」と思っている人も一定数いらっしゃるはずなので。
読者は何らかの課題をもってブログに訪問するので、発信内容が信頼に足るのか、執筆者のバックグラウンドは重要な確認事項です。
なぜこのブログを運営しているのか
大半の方は、「ブログで収入を得たい」からブログを始めたのはわかっています(笑)
しかし、そこじゃなくて、プロフィールに記載するべき運営理由とは、ブログで達成したいこと・あなたが感じた課題意識・読者に提供したいこと、といった「意義」に近いことです。
この部分はストーリー風にまとめるといい感じに語れることが多く、多くの場合、生い立ちや失敗談とも絡めてその延長で書かれます。
ここまでで、読者の好奇心については概ね満たされる内容になっているはずです。
このブログを読むメリット(他との差別化)
筆者の情報や信頼性を高めたら、追加で競合サイトとの違いを明確にすることで、「このカテゴリについてはこのサイトも必ずチェックするべきだ」と思ってもらえるようにしましょう。
- 競合サイトとどこが違うのか(特徴)
- 読者の悩みに対するアプローチをどのようにしているのか
こういった情報を明示し、ブックマークされることを狙いましょう。
読んでほしい記事
最後に読者に特におすすめしたい記事を提示します。
- カテゴリの中で、まとめページに当たる記事
- 初心者向けの入り口ページ
- 成約率の高いページ
- 実際によく読まれている人気ページ
回遊が増えるページや直接商品を購入してもらえるページを指定すればいいでしょう。
ブログのプロフィールが書けない場合の対処法
冒頭にも述べた通り、ブログのプロフィールは作成が難しいページの一つです。うまく書けないという場合は以下を参考にしてください。
上手に書こうとしない(つかみは二の次)
プロフィールページの書き方として、「書き出しで心をつかもう」「つかみが大切」とよく言われます。
でも、ぶっちゃけ、一行目から心をがっちりつかむような内容をかけるか、と言われたら難しいですよね。
ブログのプロフィールページを書けなくしてしまう最大要因として、上手に書こうとして逆に書けなくなってしまうパターンではないでしょうか?
しかし、プロフィールページは最初に見られるページではありません。ある程度記事が読まれた際に、ふと気になって執筆者に興味がわいた時に見られます。
であれば、プロフィールページにはシンプルにどんな人なのか、個人なのか法人なのか、記事の信頼性はどのくらいなのかを淡々と書いても十分読者を満足させられます。
むしろ自分の言葉であなたらしくプロフィールが書かれていれば十分です。
プロフィールは何度も作り直すもの
ブログのプロフィールは新たに実績ができるたびに更新を行いますし、書き方も含めて内容を何度も見直します。
作り直しを前提にして、まずは公開することを第一目標にすればOKです。
プロフィールページを設置するメリットを先に手に入れましょう。
実績がなければ「量」をアピールしよう
ブログのプロフィールページで一番難しい部分は、実績の部分ではないでしょうか。
人に誇れる実績なんて特にない、ということでブログのプロフィールの作成を断念してしまうのはもったいないです。
実績がなければ、経験量や好きであることを表明していれば良いです。
- 毎日使っている・やっている
- 〇〇年間使っている・やっている
- 主要製品全部試した
- 愛してやむない
- 専門家を目指している
要は、実績とは、「平均的な人との差」のことなので、他の人より多くやっていればそれはもう実績だと言えばいいです。
明確に第三者から表彰されたり認められたものだけが実績として語っていいというわけではないので自分としては平均的な人よりずっと多く取り組んでいるとアピールしていきましょう。
ブログのプロフィールを収益につなげる方法
ブログのプロフィールは読者をファン化する上で重要ですが、せっかく読まれるページなら収益に直接つなげたいですよね。
プロフィールページで以下の2つを目指してみると、収益に直接的な貢献が得られます。
おすすめページへ誘導することを優先する
読者の悩みについて書かれた通常のブログ記事は、記事で扱うテーマに関心がもたれます。
テーマから大きく逸脱する内容をプッシュしても離脱につながってしまうだけですよね。
対して、プロフィールは運営者自体に関心がもたれます。
ということは、運営者にとって自信があるお勧めの記事を紹介しても積極的に移動してくれるはず。
たまにプロフィールだけしか書いていないページがありますが、もったいないです。
積極的に記事ページに誘導していきましょう。
被リンク獲得に活用する(当サイト掲載メディア欄を設置)
ブログのプロフィールページを使って、被リンク獲得に活用しましょう。手順としては以下のようにします。
- サーチコンソールや被リンクツールでブログにリンクを張ってくれているページを洗い出す
- プロフィールに、「当サイト掲載メディア様」のような見出しでコーナーを作る
- リンクをもらっているサイトを記載する
- 最後に、当サイトを紹介していただいたメディア様がありましたらご連絡ください。こちらに掲載させていただきます、と記載しておく
上記のようにすることで、積極的に被リンク獲得活動をしているサイトであることがわかるので、向こうから被リンクの依頼がやってきます。
ブログのプロフィールを書く上での注意点
最後に、プロフィールを書いていく上での注意点をまとめておきます。
- 匿名で運用する場合は個人情報を掲載しない
- 盛らない・嘘をつかない・自慢しない
- 投稿ではなく、固定ページで作ろう
匿名で運用する場合は個人情報を掲載しない
ブログを匿名で運営している場合は、プロフィールとして個人を特定できる情報を掲載しないように注意しましょう。
アクセスが少ないから大丈夫、と思っていると痛い目に合うかもしれません。
- 住所
- メールアドレス
- 電話番号
- 本名
- 勤務先
上記のうち、うっかりやってしまいがちなのはメールアドレスです。
プライベート用の普段使っているメールアドレスではなく、問合せ用のメールアドレスを作って掲載するようにしましょう。
盛らない・嘘をつかない・自慢しない
実績をアピールする場合、必要以上に盛らないようにしましょう。
嘘は見抜かれてしまうものです。
ブログの内容に対して、矛盾や違和感が出ると、逆に信頼を得られなくなってしまいます。
それではプロフィールを公開するメリットをうけられなくなるので注意しましょう。
投稿ではなく、固定ページで作ろう
プロフィールページは固定ページで作りましょう。
プロフィールページは時系列である必要がなく、記事一覧の中に急に出てくると違和感を覚えるはず。
固定ページで作ったらメニュー・サイドバー・記事下などからリンクを張ってアクセスできるようにしておきます。
まとめ:ブログにプロフィールを掲載してファン化しよう
本記事で解説してきた内容です。
結論として、ブログのプロフィールは設置メリットが大きいので、まだ設置していないという方は設置することを強くお勧めします!
- 誰が書いた記事かが重要になってきている
- 通りすがりの読者をファンに変えられる
- 語るに足る人物であると示せる
実際の書き方や内容については以下のとおり。
- 運営者名
- 顔出しまたはアイコン
- 生い立ちや失敗談
- これまでの経歴や実績
- なぜこのブログを運営しているのか
- このブログを読むメリット
- 読んでほしい記事
とはいえ、ブログのプロフィールは書くのが難しいページでもあるので、うまく書けない場合は以下を意識してみましょう。
- 上手に書こうとしない(つかみは二の次)
- プロフィールは何度も作り直せばよい
- 実績がなければ「量」をアピールする
今回は以上になります。
当サイトのプロフィールは若干アレンジを加えていますが上記のようなことを踏まえて作成していますので、よろしければ参考にしてください。