アフィリエイトはもうオワコン、稼げないと言われました。今からでは遅いでしょうか?
オワコン説は自分には当てはまらないと思ってやってみましたが、うまく稼げません。やはりアフィリエイトはオワコンだからでしょうか?
これからアフィリエイトをはじめようかとおもって調べた時に、「アフィリエイトはオワコン」と発信している人を見かけ、不安に感じられている方もいらっしゃるかもしれません。
しかしご安心を。アフィリエイトはオワコンではありません。最新の調査結果によると、稼げる人は増加傾向にあります。
アフィリエイトではもう稼げないというのは全くのウソですので、本記事ではそのあたりを詳しく解説します。
最後までお読みいただければ、アフィリエイトを始めるならむしろ今がチャンスだということが理解できるはずです。
- アフィリエイトがオワコンになったと言われる6つの理由
- アフィリエイトはオワコンではない6つの理由
- オワコンになりやすいアフィリエイターの特徴
- アフィリエイトでオワコンにならないようにする5つのコツ
アフィリエイトがオワコンになったと言われる6つの理由
そもそもアフィリエイトがオワコンと言われ始めた理由や、そう主張する人の根拠が何だったのかについて解説します。
- 個人のサイトが評価されるまでに時間がかかるようになった
- 競合サイトが増加した
- 企業がオウンドメディアを作りまくっている
- ChatGPTの登場で集客できなくなる?
- 規制が厳しくなってきている
- 挫折した人がオワコンを叫んでいる
個人のサイトが評価されるまでに時間がかかるようになった
Googleは2014年ごろからE-A-T(現在はE-E-A-T)を重視し始め、情報の出所や信頼性を重視するようになりました。
それまでは、検索したキーワードとの関連性を重視していたので、個人サイトであっても上位表示を達成することが可能でした。
ですが、ページの信頼性を評価するにあたって「何が書いてあるか」の前に「誰による発信で内容は正しいのか」が重視されるようになりました。
そうなると個人が一人で書いた記事よりも、企業が複数人で何重にもチェックされた記事のほうが信頼できる記事になりやすいのは明白ですよね。
厳密に言えば、企業というより、ドメイン自体の信頼性を重視されるようになり、立ち上げて間もない個人ブログは評価されるまでに時間がかかるようになったというのが実態です。
競合サイトが増加した
2018年には副業ブームが起こり、アフィリエイトは副業にピッタリだったこともあり、新たにアフィリエイトに挑戦する人が増えました。
この結果、競合となるサイトがどのジャンルでも増加してしまいます。
競合サイトが増えると、読者の奪い合いの状態になるので、上位表示しにくくなったり、強い競合が誕生しやすくなって戦いづらい状況が起こりました。
こういった背景もアフィリエイトはオワコンの風潮に拍車をかける結果となりました。
企業がオウンドメディアを作りまくっている
2014年ごろから、自社製品のアピールや、顧客との接点を増やすために、オウンドメディアを運営する企業が増加しました。
この結果、アフィリエイトの競争環境はブームによる競合サイトの増加(量)だけでなく質的にも激しくなりました。
アフィリエイト広告を出稿している広告主企業の中にも、オウンドメディアを立ち上げてアフィリエイター任せにせずに自社で顧客を獲得する会社も現れています。
ChatGPTの登場で集客できなくなる?
2022年末に登場したChatGPTは、ブログ・アフィリエイト界隈を騒然とさせました。
質問形式で適切な答えを得ることができるため、検索エンジンへの導入が進められています。
これにより、多くの検索クエリでは検索エンジン上で求めていた答えが得られてしまうので、わざわざウェブサイトに訪問する必要がなくなり集客が減少するともいわれています。
規制が厳しくなってきている
アフィリエイトは仲介業にあたりますが、誇張表現や虚偽表現がたびたび問題になっていますよね。
これらを規制する法律としては、既に景表法・薬機法・特商法・著作権法などがありますが、2023年10月には新たにステマ規制が始まります。
もちろん、ユーザーをだまそうとしていなければ問題はありませんが、業界全体で健全化が求められているのは事実です。
挫折した人がオワコンを叫んでいる
アフィリエイトは稼げるまでに一定の作業量が必須です。
期間に直せば1年以上必要なため、挫折してしまう人も少なくありません。
そういった「挫折者」の中には、自分が悪いのではなく、アフィリエイトがオワコンだったから失敗したのだ、と吹聴する人もいます。
そもそも、「オワコン」「稼げなくなった」といったネガティブワードは最近言われ始めたことではなく、ずっといわれ続けています。アフィリエイトだけでなく、SEOはオワコン、ブログはオワコンなど、「オワコン」というパワーワードを使うと注目や共感を得やすいのもこういった表現が広がる一因です。
アフィリエイトはオワコンではない6つの理由
こう見ると、なんだかもっともらしい意見のようにも見えますが・・
実際にアフィリエイト環境に変化が起きていることは確かです。しかし、これだけでオワコン(もう稼げない)と断定できるわけではありません。その理由を次に示します。
- アフィリエイト市場は拡大し続けている
- 稼げる人が増えている
- サードパーティクッキーの問題が解決している
- 多様な集客方法が増えてきている
- 個人サイトでも評価されるようになる
- ブームに便乗した人は撤退していった
アフィリエイト市場は拡大し続けている
図はアフィリエイト市場の成長を示したものです。
アフィリエイト市場は年々右肩上がりで成長をし続けています。
例えば、新聞業界とかだと、右肩下がりになっており、これはどう見てもオワコンと言えます。
市場があり、成長している業界に対してオワコンというのは当てはまりませんよね。
稼げる人が増えている
市場や主要な会社がいくら儲かっても、「自分が」儲かるのかにつながるとは限らないと感じるかも知れません。
しかし、最新の調査結果を見ると、直近の数年間と比較しても「収入はない」と言っている人の割合が大きく減少していることから、決してアフィリエイトはオワコンの状態とは言えません。
むしろ、現在は稼げる人が増えてきているとも見て取れます。
サードパーティクッキーの問題が解決している
アフィリエイトはオワコン以外にも、「アフィリエイトはなくなる」「アフィリエイトは成り立たなくなる」「アフィリエイトはすべて終了する」などともいわれます。
その根拠になっているのが、アフィリエイトで成果計測に使われていたcookieが、ブラウザのセキュリティ機能強化によってブロックされるようになり、成果計測ができなくなると言われたことが原因です。
しかし、この問題についても既にASP各社は対応を完了しており、成果の計測は今後も問題なく行われます。
多様な集客方法が増えてきている
従来のアフィリエイトの集客手段はSEO一択の状態でした。
しかし現在は、X(Twitter)・Instagram・Tiktok・YouTube・Threadsなど非検索チャネルからも流入を獲得できるようになってきました。
SNSは自ら発信していなくても、興味のある情報についてはフォローしておくだけで、ニュースのように情報を得ることができるため、利用者も増加しており、新たな集客ツールとしての活用が進んでいます。
実際、SNSで多くのフォロワーを増やすことで、大きく収益を伸ばすインフルエンサーも増加傾向です。
集客の選択肢が広がっているので、自分の得意な手段で集客すればいい状況が生まれていることを意味します。
個人サイトでも評価されるようになる
検索結果全体のランク付け方法も改善しています。役立つ情報は、フォーラムのスレッドのコメント、あまり知られていないブログの投稿、またはトピックに関する独自の専門知識を含む記事など、予期せぬ場所や見つけにくい場所に存在することがよくあります。我々の便利なコンテンツランキングシステムでは、間もなく、特に検索結果の向上につながると考えられるこれらの「隠れた宝石」を検索でさらに表示します。
GoogleがE-A-Tで、信頼性の高いコンテンツが重視されるようになった結果、個人ブログのコンテンツは上位表示を得にくくなっていることは事実です。
しかし、直近では、E-A-Tに「経験」を足したE-E-A-Tが重視するように品質ガイドラインが改訂され、さらにヘルプフルアップデート(役に立つコンテンツを上位表示する)が導入されたことで、個人ブログであっても上位表示されるチャンスが出てきています。
役立つコンテンツさえ書けば、個人サイトであっても正当な評価が得られる状況になりつつあります。
新規参入はひと段落してきた
副業ブームで2018年から2020年くらいまでは新規にアフィリエイトを始める人が多かったのですが、最近はブームもひと段落して落ち着いてきた感はあります。
ブログは継続することが難しく、3年くらいの間で9割以上の人が撤退されます。ですので、ブームに乗って始めた人も多くは撤退されている印象です。
実際、私が取り組んでいるジャンルの中でも、ブログの更新が止まっていたり、ドメインごとサイトがなくなったりしていることも多々あります。
単純に競合が減る傾向にあるので、むしろチャンスになってきつつあります。
オワコンになりやすいアフィリエイターの特徴
ここまでの内容を整理すると、競争の激化や上位表示される条件の面で、以前に比べて「難易度はやや上がった」ものの、「稼げる人はむしろ増えており、チャンスになっている」のが現在のアフィリエイトの状況です。
別の言い方をすると、「稼げる人は昔から稼げたし、稼げなかった人は昔から稼げなかったが、その傾向がより顕著に表れるようになった」と言えます。
であれば、稼げない人にならなければいいので、そうならないようにするためにもオワコンになりやすいアフィリエイターの特徴を解説します。
十分な時間を割いていない
アフィリエイトで収益を得るには、一定の時間が必要です。
目安として、期間で言えば1年程度は最低でも必要になります。
挫折しやすい人はすぐに結果を求めてしまい、十分な時間をかけずに撤退してしまいます。
競合が強い高単価ジャンルで戦おうとする
ブログへの集客が大変になってきたのであれば、少ない成約数でも収益が増える高単価案件が魅力的に映るかもしれません。
しかし、高単価案件があるジャンルは強い競合が多く、後発で参入してもなかなか上位になることは難しいでしょう。
1件あたりの収益額が大きい案件よりも、中程度で確実に獲得できそうなジャンルを選ぶのがおすすめです。
単価の低い案件ばかりに取り組んでいる
ブログやアフィリエイトに取り組むと、クリックされただけでも成果が発生するアドセンス広告をやってみようと考える人は少なくありません。
しかし、アドセンスなどクリック型の広告は1クリックあたりの単価が低く、まとまった額の収入を得るにはかなりのアクセス数が必要です。
また、アフィリエイトでも物販型のアフィリエイトは売り上げの数%しか収益が発生しないため、1件成約しても50円、なんてことも少なくありません。
せっかく集客しているなら、少なくとも1件1000円以上の報酬が発生するジャンルを選ぶべきです。
記事数を増やすことに注力しすぎている
ブログは毎日更新するべきと言われます。
しかし多くのアフィリエイターは副業で取り組んでおり、1日1本記事を作るのは容易なことではありません。
実践しようとすると記事の品質を落としてしまい、ゴミ記事を量産してしまうことになってしまいます。
現在のSEOはキーワードを入れれば上位表示されるというわけではなく、ユーザーにとって本当に役に立つ記事が上位表示されるので、質を重視するべきです。
無料ブログで稼ごうとしている(投資しない)
アフィリエイトはビジネスである以上、サイトに来たユーザーはお客様です。
お客様が信頼してもらえるに足るデザインにしていないサイトでは当然成約率が低くなってしまいます。
なるべく費用をかけたくないのは全アフィリエイター共通ですが、逆に言えば競争でもあるので、他のアフィリエイターがやっていることをやっていなければその分は下回ることになりかねません。
年間1万円ほどの費用をケチって無料ブログを使ったりすると出る成果も出せなくなってしまいます。
アフィリエイトでオワコンにならないようにする5つのコツ
- 今まで以上に独自性を重視してコンテンツを作成する
- Googleが目指している世界を理解する
- SNSからも集客する
- オタクレベルになるまで突き詰める
- 稼げるまで辞めない
今まで以上に独自性を重視してコンテンツを作成する
現在GoogleではE-E-A-Tが重視されています。
E(専門性)-A(権威性)-T(信頼)の時点から追加されたのは、「経験(Experience)」です。
「他の記事を要約して焼き直しにした類似記事はもういらない」
Googeはこう言いたいのです。
それよりも、このページだから得ることができた独自性の高い発信内容を重視しようとしています。
Googleが目指している世界を理解する
Googleは創業時より、「Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。」という理念を掲げています。
また、Googleの共同創業者のラリー・ペイジ氏は「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致する答えを返すものである」と語っていました。
現在は、信頼性により重きをおきつつ、AIによるSGE(Search Generative Experience)を検索結果に導入することが進められています。
これにより、「一般解」は検索エンジン上でほとんど解決してしまう可能性があり、ウェブサイトへのアクセスが減少する可能性が出てきます。
こういった検索体験の変化に対応するためには、生成AIでは回答できないようなオリジナリティの高いコンテンツの作成が必要です。
SNSからも集客する
ブログへのアクセスは検索エンジンからの流入が中心です。
しかし、数年前からSNSからの流入を重視する傾向が強まっています。
SEOはユーザーが能動的に行動し、アクセスしてきます。一方SNSは普段から有益な情報を発信するアカウントをフォローしておくので、情報の取得方法としては受動的で、言ってみればニュースのようなものです。
能動的なユーザー(今すぐ客)をSEOで獲得し、受動的なユーザー(お悩み客・そのうち客)をSNSでカバーすることで集客を最大化できます。
オタクレベルになるまで突き詰める
例えば、自分の運営しているブログがなくなったら、困るユーザーは出てきますか?あるいはロゴを他のサイトのものに差し替えたら、簡単に成立してしまいませんか?
- 他のサイトでも発信されている同じようなトピックスしかない
- 一つ一つの記事は検索上位のページの情報をまとめたに過ぎない
- 運営者の意志や意見が特に見当たらない
- 情報を伝える工夫として、図解・デザイン・ナビゲーションなど、特に目新しいものがない
上記のようなサイトは早晩淘汰されてしまいます。
ユーザーが求めているのは「ここにしかない情報」であり、それを発信するにはどの分野であっても「オタクレベル」と言えるほど突き詰めた専門性が必要です。
アフィリエイター・ブロガーは、コンテンツクリエイターであって、取り扱うジャンルの研究者・伝道者であるべきです。
稼げるまで辞めない
心がけ的なことですが、アフィリエイトは「稼げるまで辞めない」が必勝法です。
続けている限りは失敗は確定しません。
今が欲しい結果に「満たないだけ」の状態です。辞めてしまうと負けが確定してしまい、「挫折した」状態に変わります。
他人と比較すると、挫折してしまいがちですが、自分が劣っているのは「何かが足りないだけ」であって、「向いていない」ことや「アフィリエイトがオワコンだから」は関係ありません。
そして何が足りていないかと言えば、大抵は「かけている時間」です。
例えば3か月で100万達成みたいな人がいたとしたら、その人は3カ月間猛烈に時間をかけていたはずです。そもそも本当にそうなのかは証明できませんし、大体の報告は少し盛られます。
まとめ:アフィリエイトはオワコンではない(むしろチャンス)
アフィリエイトがオワコンだと言われるのは以下のような理由があるためです。
- 個人のサイトが評価されるまでに時間がかかるようになった
- 競合サイトが増加した
- 企業がオウンドメディアを作りまくっている
- ChatGPTの登場で集客できなくなる?
- 規制が厳しくなってきている
- 挫折した人がオワコンを叫んでいる
しかし一方で、稼いでいる人は増加傾向にあり、アフィリエイトはオワコンといよりもむしろチャンスになっています。
- アフィリエイト市場は拡大し続けている
- 稼げる人が増えている
- サードパーティクッキーの問題が解決している
- 多様な集客方法が増えてきている
- 個人サイトでも評価されるようになる
- ブームに便乗した人は撤退していった
むしろ、アフィリエイトはオワコンどころか、チャンスが増えてきているという状況です。
- 今まで以上に独自性を重視してコンテンツを作成する
- Googleが目指している世界を理解する
- SNSからも集客する
- オタクレベルになるまで突き詰める
- 稼げるまで辞めない
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