自宅や副業でできる仕事として「アフィリエイト」に興味を持った方も多いのではないでしょうか?
しかし、少し調べていくうちに「アフィリエイトは危ないからやめたほうがいい」という意見を目にされて、不安になられているかもしれません。
しかし、果たしてアフィリエイトは本当に危ないものなのでしょうか?
結論から言えば、アフィリエイトは危ないということはありません。アフィリエイトの仕組みを正しく理解できていればそういった結論になることはないはずだからです。
そこで今回は、アフィリエイトの仕組みや危ないと言われる理由、安全に稼ぐ方法を解説します。
最後までお読みいただければアフィリエイトは危なくないということがわかるはずです。
- まずはアフィリエイトの仕組みを理解しよう
- アフィリエイトは危ないと言われる理由
- アフィリエイトが危ないのは嘘!リスクの回避方法
まずはアフィリエイトの仕組みを理解しよう
アフィリエイトの仕組みは上記のようになっています。
一般的なビジネスモデルに比べ、やや「登場人物」が多く、流れも複雑に見えますよね。
アフィリエイトが危ないというイメージをもたれがちなのは、実体験から危ない目にあったというよりも、イメージ的にわかりにくいので「なんか危ない気がする」というのが実態です。
実際には、アフィリエイトは決して危ないわけではなく、単なるインターネット広告の一つです。
簡単に言えばアフィリエイターが運営しているサイトに広告のリンクを設置し、そのリンクを経由して商品・サービスが売れると、成果報酬をもらえるという仕組みです。
広告を出すのはテレビや新聞でも同じですが、別に危ないとは思わないですよね。本質的な部分はそれほど大きく違っているわけではありません。
具体的なアフィリエイトの仕組みや報酬が得られるまでの流れについては下記の記事で詳しく解説していますのでご確認ください。
アフィリエイトは危ないと言われる理由
- 知らずに法律違反をしてしまう危険性
- 会社に副業がバレる危険性
- 身バレする可能性がある
- 悪質な情報商材や高額セミナーの詐欺にあう危険性
- 収益化に失敗して稼げないリスク
- ブログが削除されてしまうリスク
アフィリエイトは仕組みがやや複雑なので危ないイメージが先行しがちなのに加え、上記のような危険性やリスクがあることも危ないと言われる理由です。
知らずに法律違反をしてしまう危険性
情報の発信においては守らなければならない法律がいくつかあります。
法律 | 違反に当たる表現例 |
---|---|
著作権法 | 動画のスクショをメインにして作品の紹介をする(引用の範囲を超える) |
薬機法 | 若返る、のような裏付けのない効果をうたう |
健康増進法 | 1日1粒飲めば必ず痩せる、のような誇張表現をする |
景品表示法 | セールと表示しているが、常にその価格で販売している |
ステマ規制 | 広告なのに、その表示なしで商品を紹介している |
悪意がなくても、商品を売らんとするあまり、ついつい行き過ぎた表現をしてしまうと、結果的に法律違反をしてしまうことになります。
2023年10月からはステマ規制法が施行され、広告の含まれる記事にはユーザーが目につく位置に「広告」や「PR」、「この記事は広告を含みます」という趣旨の表示が必要になりました。
アフィリエイトをする上での危険性としては、これら法律の規制はASPの利用規約に盛り込まれていることがあり、提携解除や成果のキャンセルといったリスクがあるので注意しましょう。
会社に副業がバレる危険性
世の中的には副業解禁ムードですが、それでも副業OKの会社は36.4%ほどと、まだまだ少ない状況です。
そんな中、副業でアフィリエイトに取り組み、収益が発生し始めると、納税をしなければいけません。
その際、住民税を特別徴収にしていると、副業をしていることがバレる危険性があります。
副業を禁止している会社だと、就業規則違反となり、発覚すれば何らかのペナルティが課せられるかもしれません。
アフィリエイトをする際の危険性として、納税から副業がバレるリスクに気をつけましょう。
- 同僚についつい言ってしまう
- 副業をしているところを見られる
- アクセス数や運営サイトをチェックしているところを見られる
- SNSアカウントを特定されてそこから発覚する
- 住民税額の変化で発覚する
身バレする可能性がある
ネットで稼ぐ際には必ずしも実名を公開する必要はありません。
仮名で活動しているほうが、実生活に影響がないので有利な局面が多いです。
このため、多くのアフィリエイターは匿名でブログ・SNSを運営していますが、発信内容によっては友人や同僚に特定されてしまうかもしれません。
- 本名でブログやSNSを運営している
- 本人と特定できる情報を複数発信してしまう
- メールアドレスから特定される
- ドメインのwhois情報から特定される(盲点になりがち)
副業禁止の会社で働いていて、同僚に身バレするというのが一番ダメージが大きそうですね。
悪質な情報商材や高額セミナーの詐欺にあう危険性
アフィリエイトで稼ぐ方法は、選ぶジャンルや運用しているサイトの状況など、複数の要因から絶対的な方法があるわけではありません。
このため、「アフィリエイトでの稼ぎ方」に関しては様々な情報があふれています。
しかし中には、初心者を狙った悪質な情報商材や、高額なセミナーを売りつけようとする業者もいます。
甘い言葉を信じて買ってみると、ちょっとネットで調べたらすぐにわかるような情報だったり、効果が疑わしいものや再現性の低いものだった、といったこともあり得ます。
情報商材の特性上、返金に応じてもらえない場合も少なくありません。
収益化に失敗して稼げないリスク
アフィリエイトが危ないと言われる一番の理由はこれかも知れません。
アフィリエイトは、稼げることが保証されているビジネスではありません。
稼ごうとして取り組んでみたものの、結局収益化できず、1円も稼げずに終わってしまうというリスクです。
ブログが削除されてしまうリスク
主に無料ブログでメディアを運営している場合、ブログは削除されてしまうリスクがあります。
- 無料ブログのサービス自体が終了してしまう
- 規約違反で削除されてしまう
といったことが起こらないとも限りません。
一例をあげると、大手のブログサービスであったYahoo!ブログも、2019年12月にサービスを終了してしまいました。
無料ブログは手軽に始められる反面、継続性が保証されていないので、収益化をするサイトとしてはふさわしくありません。
アフィリエイトで安全に稼ぐ方法
アフィリエイトは危ないと言われる理由について解説してきました。
ここからは、アフィリエイトのリスクを回避しつつ、安全に稼ぐ方法について解説します。
- 引用や転載はルールを守る
- 解説内容に嘘をつかない・盛りすぎない
- 稼ぐことより読者の悩みの解決を優先する
- 信頼できるASPを利用する
- 成果の発生条件をよく確認する
- サーバーは自動更新を有効化しておく
- 住民税を自分で支払う
- うますぎる話に注意する
引用や転載はルールを守る
アフィリエイト関連の法律のうち、全アフィリエイターが気を付けるべきものが著作権法違反です。
引用や転載を無断で行うと著作権法違反に抵触する可能性があるので十分注意が必要です。
- 無料素材は使用条件・ライセンスをしっかり確認して使う
- なるべく無料素材を使わず、使用料を支払っている有料素材を使う
- 引用を行う際は、引用ルールをしっかり守る
- 転載を行う際は、転載元の許諾を得る
といった対策が必要です。引用についてのルールは以下の記事でまとめています。
解説内容に嘘をつかない・盛りすぎない
法律関係でもう一つ押さえておくべきは、誇張表現や虚偽の内容を記載しないこと、です。
薬機法・健康増進法・景品表示法などの対策になります。
アフィリエイトで読者に商品を買ってもらいたいあまり、事実と異なる内容を誇張したり、捉え方によっては誤認識させるような表現は避けましょう。
仮に、優良誤認や有利誤認といった、読者を誤認させて商品を購入させたとしても、広告主側で非承認になってしまいかねません。
稼ぐことより読者の悩みの解決を優先する
リアル店舗で、押しつけがましく商品を売り込んでくる店員さんと、こちらの悩みを親身に聞いて価格が安くても(店側にとって不利な商品でも)最適な商品を提案してくれる店員さん、どちらから商品を購入したいでしょうか。
おそらく大半の方は後者の店員さんから買いたいですよね。アフィリエイトブログでも同じことが言えます。
読者は何らかの悩みを抱えて記事を読むので、その課題が解決することを優先すると、結果的にそれは質の高いコンテンツになります。
質の高いコンテンツは検索結果でも上位に表示されますし、そういった記事が中心のブログはドメインの評価も高まり、全体的な順位も高まるため競合にも勝てます。
稼ぐのは自分のため、悩みを解決するのは読者のため、アフィリエイトは成果型報酬であることからも、ごり押しで売りつけるのではなく、読者の悩みを解決する意識で取り組むのがリスク回避につながります。
信頼できるASPを利用する
アフィリエイトの種類は様々ですが、メインになるのがASPアフィリエイトです。
アフィリエイトを始める際は、まずはASPアフィリエイトに登録するのが基本です。
利用者が多く、実績豊富なASPを選べば支払い面でも大きなトラブルに巻き込まれることなく安心して稼ぐことに集中できます。
ASPごとに得意なジャンルが異なるので、下記の記事を参考にしてASPに登録しましょう。
成果の発生条件をよく確認する
アフィリエイトの「案件」を選ぶ際には、成果の発生条件をしっかり確認した上でコンテンツ作りを進めましょう。
というのも、条件を満たしていないものは非承認になってしまうためです。
提携申し込みの画面で条件面が詳しく記載されているので、非承認になる条件などを確認しておくとよいです。
売れるアフィリエイト商品の選び方【探し方・注意点・おすすめ商材】
サーバーは自動更新を有効化しておく
ある日いきなりブログが削除されてしまう、というリスクを避けるには、無料ブログを利用するのではなく、自分でWordPressブログを立ち上げるのがお勧めです。
WordPressブログを自前で用意するにはレンタルサーバーが必要ですが、年払いで契約すると、更新をうっかりし忘れてしまいかねません。
ドメインについても1年に1回の更新が必要ですので、レンタルサーバーとドメインについては自動更新を有効化しておくと「うっかり更新し忘れてブログが削除された」といったことを防げます。
WordPressに最適なおすすめレンタルサーバー6選【初心者向け解説】
住民税を自分で支払う
住民税から副業がバレるケースを想定し、確定申告の際は、住民税を「自分で納付(普通徴収)」を選択するようにしましょう。
うますぎる話に注意する
高額な情報商材やセミナー・コンサルの類はアフィリエイトをする上で基本的に不要です。
「誰でも稼げる」「短期間で稼げる」「大金が稼げる」といったうまい話は全て断って構いません。
現在はネット上の情報だけでも十分稼げます。
知りたいことが出てきたら都度検索するなどして自分で調べる習慣をつけましょう。
アフィリエイトが怪しいと言われる理由は?詐欺に騙されない方法
危ないのはアフィリエイトに限った話ではない
今回紹介したアフィリエイトが危ないと言われる理由についてよくよく見ると、アフィリエイトに限ったものは1つしかありません。
- 知らずに法律違反をしてしまう危険性
- 会社に副業がバレる危険性
- 身バレする可能性がある
- 悪質な情報商材や高額セミナーの詐欺にあう危険性
- 収益化に失敗して稼げないリスク
- ブログが削除されてしまうリスク → これだけがアフィリエイトに限ったもの
それ以外のものはアフィリエイトでなくてもあり得るものです。
ブログが削除されてしまうリスクについては無料ブログを使わずにWordPressブログを立ち上げれば回避できるので、実質、リスクや危険性については他の副業と何ら違いません。
むしろ、以下のようにアフィリエイトを副業に選ぶメリットの方が大きいです。
- 低コストで始めることができる(月1000円ほど)
- だれでも始めることができる(事前スキル不要)
- 作業場所・作業時間に縛られない
- 本業でも役に立つスキルを得られる
- 寝ている時間にも収益は発生する
- 仮に失敗しても損失がほとんどない
- 努力次第で専業化することも可能
まとめ:アフィリエイトは危なくない
アフィリエイトが危ないと言われる理由や、安全に稼ぐ方法について解説してきました。
最後に、本文で解説した内容をおさらいしておきます。
前提として、アフィリエイトの仕組みは少し複雑なので、仕組みが理解できていないことから怪しさを感じてしまうということが多いです。
- 知らずに法律違反をしてしまう危険性
- 会社に副業がバレる危険性
- 身バレする可能性がある
- 悪質な情報商材や高額セミナーの詐欺にあう危険性
- 収益化に失敗して稼げないリスク
- ブログが削除されてしまうリスク
また、下記のような理由からアフィリエイトは危ないと言われがちです。
上記は、気を付けておけば回避できるものが大半です。
これらを回避し、安全に稼ぐ方法は以下のとおり。
- 引用や転載はルールを守る
- 解説内容に嘘をつかない・盛りすぎない
- 稼ぐことより読者の悩みの解決を優先する
- 信頼できるASPを利用する
- 成果の発生条件をよく確認する
- サーバーは自動更新を有効化しておく
- 住民税を自分で支払う
- うますぎる話に注意する
アフィリエイトは仕組みを理解し、しっかりと取り組めば、きちんと収益化が可能な副業です。
実際、毎年取られている統計においても、稼げている人のほうが多数を占めます。
会社員でプラスアルファの収益を増やしたい方はもちろん、最終的に独立を考えている方にとっても魅力的な稼ぎ方なので、是非挑戦してみてくださいね。
「アフィリエイトは危ない」と似たものとして、「アフィリエイトは稼げないからやめておけ」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。
下記の記事にて「そんなことはない」ということを解説していますので気になるようでしたらあわせてご確認ください。
アフィリエイトは稼げない?やめとけと言われる理由【稼ぐ人の特徴】