ブログで稼ぐには、競合をしっかり分析しようってよく言いますが、どういうところをみればいいんでしょうか?
ブログで稼ぐには、競合ブログに勝つ必要があります。
そのためにはまずライバルについてよく知らなければなりません。
しかし、どういったポイントで見たらいいのかがわからない、という方も多いはず。
そこで、ブログの競合分析をしたことがない人でも分析ができるよう、調査項目をまとめた競合分析シートを作成しました。
シートの内容に沿って埋めていけば、競合ブログの基本情報はもちろん、どのくらいアクセスを得ているかや、大まかな収益額まで算出できます。
競合ブログを調査することで、自分のブログが負けている部分が明確になり、今後のブログ運営の方向性が定まり「勝ち筋」が見えてくるようになりますよ!
【無料】競合分析シートをプレゼント
ブログの競合分析をしていくのに便利な「競合分析シート」を無料でプレゼントします。
競合分析をしたことがない・何を調べたらいいかわからないという場合は、まずはこちらのシートを埋めていってみてください。
競合分析シートをダウンロードする(無料、58KB、Excel形式)
※ Excelをお持ちでない場合は、無料のWeb版Excelか、Googleスプレッドシートにインポートしてお使いください。
- 自分のブログに足りていないものが何か
- 競合がどんなキーワードを狙っているのか
- 上位サイトはどのくらいの収益を得ているのか
- 判断基準ができる(競合の平均を上回るようにする)
本記事では、このシートを記入していく形で解説を進めます。
項目数が多いので不要と思う項目は飛ばして、必要になった時点で記入すればOKです。
競合サイトの見つけ方
実際にシートを使う前に、先に競合サイトの見つけ方を確認しておきましょう。
競合分析を行うタイミング
競合分析は主に、
- サイトを立ち上げる時
- 戦略を見直す時
- 記事を書く時
の3つのタイミングで行います。
今回作成する競合分析シートは、サイトの立ち上げや戦略を見直すタイミングでの競合分析を扱っています。
記事を書く際の競合分析は、対応ニーズや記事構成が中心です。文章構成の作り方にて詳しく解説していますのでそちらを参考にして下さい。
競合サイト=目的が同じ上位サイト
競合サイトの見つけ方はシンプルで、メインキーワードで上位表示されているサイトが競合サイトと判断してしまって構いません。
ただし、上位に表示されているサイトのうち、
- 公式サイト・商標サイト・広告主サイト
- Wikiなど
- FAQサイト
- 自治体・政府系サイト
などは除外してかまいません。
これらはサイトの目的がそもそも競合していないためです。
運営しているブログと同じ目的の上位サイトが競合サイトです。
競合ブログの基本情報
まずは基本となる情報を記入していきましょう。
- ブログの概要
- ドメイン・サーバー
- WordPress
- 運営者情報
を記入していきます。
ブログの概要
ブログ名 | ブログの名前を記入 |
アドレス | URLを記入 |
ブログ名由来 | ブログ名が何から付けられているのかを選択 |
総記事数 | 記事一覧やサイトマップなどから記事数を記入 |
基本情報欄は、入力方法に困る部分もないと思いますので、時間をかけずにサクッと記入してしまってください。
総記事数は、記事一覧をカウントしてもいいですが、XMLサイトマップから見ると正確です。
競合サイトのURL+sitemap.xml
(例 https://blognote.jp なら、https://blognote.jp/sitemap.xml)
にアクセスすると、サイトマップXMLが表示されるので、そこから記事数を数えます。
ドメイン・サーバー
表示速度 | ページが表示されるまでにかかった時間です |
インデックス数 | Googleにインデックスされているページ数 |
ドメイン取得日 | 入力すると経過日数がわかるようになります |
whois情報 | ドメイン所有者情報を開示しているかどうかを選択 |
使用サーバー | 利用しているサーバーの情報を記載しましょう |
続いて、ブログの運営歴情報を中心に、ドメインや使用しているサーバーも確認しましょう。
ブログの裏側をこっそりのぞいているような感覚があるかもしれません(笑)
ドメインとサーバーの情報はSEOチェキを利用し、図のように記入します。
※類似ツールでも同じような情報は取得できますが、一度にまとめて取得できるのでおすすめです。
- ドメインを取得してからの経過日数(運営歴)
- 何日ごとに更新しているのか、ブログの更新ペースがわかる
- 自サイトに比べて極端に表示速度が遅くないか確認できる
- 目指すべきサイトの姿を想像できるようになる
ブログの更新ペースがわかるのは、ブログを毎日更新する必要があるかどうかも含め、参考になるのではないでしょうか。
WordPress
WordPressテーマ | 使用しているWordPressテーマを記入 |
WordPressプラグイン | 使用しているプラグインを記入 |
パーマリンク形状 | ブログ記事のURL形式を選択 |
競合サイトも大半は WordPress で制作されているので、どのようにして作っているのか確認しておきましょう。
調べ方は ScanWP というサイトで競合サイトのURLを入力するだけです。
ScanWP は Chrome の拡張機能版もあります。個人的にはこちらの方が見やすいと思いますのでおすすめです。
- プラグインの情報から機能的に使い勝手が劣っていないか確認する
- WordPressテーマの情報からデザイン的に見栄えが劣っていないか確認する
- 競合の多くが有料テーマを使っているなら無料テーマのままでいいのか判断する
運営者情報
運営者名 | 運営者の名前 |
運営者名のタイプ | ニックネームや匿名・実名など |
運営者の専門性 | 運営者がジャンルにどの程度精通していそうか |
都道府県 | 記載がある場合 |
年齢 | 記載がある場合 |
性別 | 記載がある場合 |
アイコン | どのようなアイコンを設定しているかを選択 |
運営者情報はブログに表示されている内容を目視で確認して記入します。
どのような人が運営しているのか、特に重要な点は専門性をどのようにアピールしているかです。
- 専門性が高そうだと感じた場合は自分のプロフィールの書き方の参考にする
- 運営者の人物像をイメージできるようにする
競合サイトのブログ運営を想像してみよう
ここまで記入すると、競合サイトの運営イメージできるようになってきたのではないでしょうか。
基本情報の入力で大切なのは、どんな風にブログが運営されているのかイメージすることです。
- ブログのネーミングセンス
- 記事ネタ
- 運営者のペルソナ・普段の生活
- ブログ運営で大切にしていそうなこと
- 作りこみの丁寧さ・ぱっと見のデザインセンス
- これからさらに脅威になりそうか
などです。
立ち上げから半年で100本くらい記事を書いていて、自分も知らなかったプラグインや有料WordPressテーマを使い、積極的に投資もしているような「勢いのあるブログ」だと、今後脅威となって成長していく「要注意サイト」になりますよね。
反対に、直近の更新頻度が低下していてメンテナンスだけしているなら、「さっさとぶち抜きたいブログ」ですよね。
主観で構いませんので、2~3年後もライバルであり続けるであろうサイトを見極めることが重要です。
ブログの競合分析① 集客分析
ブログの競合分析のうち、集客の分析は基本的にツールを利用します。
分析に使えるツールは数が多く、例えば下記のようなツールがあります。
- Ubersuggerst(無料版)
- ラッコキーワード 獲得キーワード(無料版)
- hanasakigani.jp (無料)
- Ahrefs(無料版)
- similarweb(シミラーウェブ)(無料版)
- MozBar (無料:Chrome拡張)
- パワーランクチェックツール (無料)
多すぎですね。
しかし今回使うのは Ubersuggest だけです。
想定アクセス数 | どのくらいのオーガニック流入があるか |
流入キーワード数 | 流入に使われているキーワード数 |
被リンク数 | 被リンクをどのくらい得ているか |
ドメインパワー | ドメイン自体の力がどのくらいか |
SNSの活用 | 集客にどの程度SNSを活用しているか |
流入上位ページ | 入口ページになっている上位ページはどこか |
流入上位キーワード | 流入の多いキーワードは何か |
メインワード | サイトのメインキーワードが何か |
月間オーガニックトラフィック数(想定アクセス数)
使用ツール: Ubersuggest または ラッコキーワード 獲得キーワード
競合するブログがどのくらいのアクセスを集めているのかを確認できます。
注意点としては、あくまで自然検索(SEO)の集客ということです。
- SNSからのアクセス
- 他のサイトからのリンク(参照リンク)
- ブックマークやメルマガなどからURLをクリックした訪問(ダイレクト)
- 広告からのアクセス(個人だとあまり使われませんが)
は含まれていませんので実際のアクセスは1.3~2倍くらいはあるとみておいた方がいいでしょう。
- 収益分析を行う際の母数になるので月間の推定収益額を算出できる
- SEOで上位表示に成功した際にどのくらいの集客がとれそうか判断できる
- 月間のアクセス数の推移を確認できる
流入キーワード数
使用ツール: Ubersuggest または ラッコキーワード 獲得キーワード
競合ブログがSEOで流入を得ているキーワード数を確認できます。
また、それらキーワードでの順位分布をごく簡単にではありますが知ることができます。
- 競合サイトのコンテンツの幅・網羅性を確認できる
- 上位表示の達成度を確認できる
被リンク数・被リンク元
使用ツール: Ubersuggest / hanasakigani.jp / Ahrefs
SEOにおいて、現在も外部サイトからリンクを張ってもらうことは非常に重要です。
今回使うUbersuggestでは、以下がわかります。
- 被リンクの総数
- 被リンクのドメイン数
- 被リンク元
- 被リンクの増加速度
被リンク元がわかったら、被リンク元ページに移動し、どのように被リンクされているのか確認し、なぜ被リンクされたのかを考察します。
単純に登録するだけで被リンクがもらえる場合もありますし、依頼すれば被リンクしてもらえそうなサイトであれば問い合わせてリンクをしてもらえないか交渉してみましょう。
- 被リンク獲得のヒントになる
- サイトの紹介を依頼できそうなら依頼する
実は個人ブログで差がつくのはこの部分です。いかに被リンク獲得作業をしているかどうかでブログ全体の権威性の評価も変わってきますので、積極的に被リンクは獲得していきましょう。
ドメインパワー
使用ツール: Ubersuggest / Moz Bar / Ahrefs / パワーランクチェックツール
ドメインパワーとは、ドメインの強さを数値化したものです。
ツールによって、ドメインオーソリティ・ドメインランク・パワーランクなど呼び名が異なります。
数値化の基準もツールによって異なりますが、基本的には100点満点で数字が大きいほど強いドメインということになります。
- 競合サイトをどう扱うのかを判定する材料にする
- ライバルとしてベンチマークするサイトを決定する判断基準の一つになる
SNSの活用
SNSの活用は目視で確認します。現在のブログ運用は、SNSの運用が不可欠です。
ブログからSNSアカウントにリンクを張っている場合が多いはずですので、SNSボタンなどで確認していきましょう。
実際にアカウントを見つけたら、アカウントの運用状況や、SNSからの誘導頻度などを確認し、SNS経由で集客しているのか、直接マネタイズしているのか運用方針を確認します。
- フォロワーが多い(1万人以上)の場合は一定のSNS経由のアクセスがあると判断
- SNSの活用方法を確認できる
流入キーワードと流入の多いページ
使用ツール: Ubersuggest / similarweb
流入の多いページと、キーワードを確認できます。
特にキーワードは自サイトとコンテンツの差がわかります。
未対策キーワードであれば、対策して対抗することもできますし、上回る内容のコンテンツを作れる可能性が低ければ、衝突を避けて消耗することなく別の部分で戦いましょう。
- 対策が漏れていたキーワードの発見
- 高い評価を得ているページがわかる
メインワード
メインワードの調査方法は、トップページのタイトルタグやサイトのキャッチコピーをみます。
トップページのタイトルタグ内容を分解し、メインのキーワードが何かを推測します。
トップページのタイトルタグがサイト名のみの場合は、画面上のキャッチコピーなどを確認してみるといいです。
競合サイトでも少しずつターゲットが違っている場合もありますので、真正面からカチ合うサイトなのか、部分的に競合のあるサイトなのかを判断するようにしましょう。
集客面での差分を埋めよう
ブログで稼ぐ上で、最も重要になってくるのはやはり集客です。
なぜなら、全体の母数になるからですね。
ブログの収益 = 集客数 × CTR × CVR × 成約単価 × 承認率
ですので、集客面でライバルに勝てないと十分な収益を確保するのは難しいです。
集客を増やすために行う施策として、
- ブログで完結する施策
- ブログで完結しない施策
にわかれますが、どうしてもブログだけで完結する施策ばかりをやってしまいがち。
被リンク対策やSNSなど、ブログだけで完結しないところで差が付きやすいので、集客については競合が何に取り組んでいるのかを調べ、自サイトの弱い部分を埋めていくようにしましょう。
ブログの競合分析② コンテンツ分析
ブログの競合分析のうち、コンテンツ分析は主に目視による分析です。
- 必須コンテンツの整備状況
- デザインやレイアウト
- 情報設計・サイト設計
- 記事の読みやすさ
ブログに来るまでの部分は集客分析で行い、ブログに来てからの部分をコンテンツ分析やナビゲーション分析で行う感じですね。
必須コンテンツの整備状況
お問い合わせフォーム | 問合せフォームをどこに設置しているか |
利用規約 | 利用規約をどのメニューに置いているか |
プライバシーポリシー | プライバシーポリシーをどのメニューに置いているか |
サイトマップ | サイトマップを設置しているか・どのメニューに置いているか |
プロフィール | 運営者情報ページを設置しているか |
上記のようなコンテンツは読者が読みたいページではありません。
しかし、言ってみれば門構えみたいなコンテンツですので、設置していないと怪しいサイトのような見え方になってしまいます。
もちろんすべてのコンテンツが必要というわけではありませんが、上記のようなコンテンツを競合サイトがきちんと準備しているのかと、どこに設置しているのかを確認しましょう。
- 自サイトに用意するコンテンツを決める基準になる
- どこからリンクするか決める基準になる
たった10分!WordPressブログにお問い合わせフォームを設置する方法
【テンプレをコピペ】ブログのプライバシーポリシー・免責事項の書き方サンプル
WordPressでサイトマップを作る方法・設定【プラグインで簡単】
デザイン・レイアウト
レイアウト | 2カラムや1カラムなどから選択 |
トップページ形状 | サイト型・ブログ型などから選択 |
ベースカラー | 見出しの背景色などに使っているカラー |
アクセントカラー | 記事装飾にワンポイント |
ファビコン内容 | ファビコンにどのようなものを選んでいるか |
中央カラム幅 | メインの解説エリアの横幅 |
サイドバー幅 | サイドバーの横幅 |
装飾ルール | 装飾にルールがあるか、過剰になっていないか |
アイキャッチ | アイキャッチ画像はどのようなものを選んでいるか |
アイキャッチに文字 | アイキャッチ画像を加工して文字をいれているか |
記事内画像 | 記事内で使う画像の幅が統一されているか |
記事内画像形式 | 記事内で使われている画像の形状を選択 |
ブログのデザインはターゲットに合わせて決定していくべきです。
例えばターゲットユーザーが50代なら、フォントサイズは大きめに設定したほうがいいですし、男性がターゲットならピンクやパステルカラーの配色は避けるはず。オフィスユーザーがターゲットなら、職場で開いて違和感のない無難なデザインをあえて採用するはずです。
デザインは、コンテンツを見せる手段ですので、どういうデザインにすれば伝わりやすいのかを考えていくことになります。
どのように見せるべきかは迷う部分も多いため、迷ったら競合サイトを参考にしていきましょう。
- なんとなくデザインを決めるのではなく、意図のあるデザインにできる
- デザインで迷った時の判断基準になる
情報設計
カテゴリ数 | ブログで扱うカテゴリが何個あるか |
カテゴリの軸 | 法則性のある分け方がされているか |
メインのカテゴリ | 一番記事の多いカテゴリ(サイトのメインテーマ) |
タグの数 | タグの個数 |
タグの軸 | カテゴリと別の分類方法で設計されているか |
主にカテゴリやタグがどのように設計されているかを分析します。
読者がサイトをみたときに、直感的にどこに自分の興味のあるページがありそうかわかるかどうかは情報設計にかかっています。
特化ブログを作っても、カテゴリやタグの設計が適当だと結果的に雑記ブログのようになってしまいます。
- どのようにカテゴリ分けやタグ分けするべきかの判断基準になる
- 読者が理解できる言葉でカテゴリ名やタグ名を付けているか(そうすべきか)
読みやすさ
文字サイズ | 本文の文字サイズです。 |
行間 | 本文の行間 |
文字間 | 本文の文字間 |
1行あたりの文字数(スマホ) | スマホでの1行あたりの文字数 |
1行あたりの文字数(PC) | デスクトップでの1行アタリの文字数 |
平均記事文字数 | 1記事あたりの平均文字数 |
平均見出し数 | 1記事あたりの平均見出し数 |
平均画像数 | 記事で使われている画像数 |
PageSpeedInsightスコア(スマホ) | PageSpeedInsightのスコア |
本文の読みやすさに関係してくる評価項目です。
ゆったりとさせるほうが読みやすくなりますが、やりすぎると内容が薄く感じられるようになります。
基本目視で見ていく項目です。平均文字数・平均見出し数・平均画像数は記事によって違うので、大体で構いません(比較ができればよい)。
こちらもターゲットや悩みの内容に応じて決めていくことになるので、平均的な競合がどう設定しているのかを参考に決めていくといいです。
- どの程度の行間・文字サイズ・字間にするか決める際の指標になる
- 見出しあたりの文字数
ブログの競合分析③ ナビゲーション分析
読者の悩み・疑問の解決に向けて、どのように読者を案内するのがいいかを決めるのがナビゲーションです。
- アーカイブ・リスト
- メニュー
- 検索
- 目次
アーカイブ・リスト
アーカイブやリストをそもそも設置しているかや、設置場所を確認します。
- 新着情報
- 人気記事
- 関連記事
- カテゴリー
- タグ
- 日付アーカイブ
- 作者アーカイブ
上記がどこに設置されているか、といった情報を確認します。
各リスト・アーカイブに対して何件記事を表示しているか・リンクのみにしているかといったことを確認し、よさそうな配置をマネるなど参考にするのに使いましょう。
- サイドバー・ヘッダ・フッタのウィジェットに置くアーカイブの種類の決定時に参考にする
- 各リストで表示する件数を決める際に参考にする
- カード型・リスト型など形状の参考にする
- noindexに設定するかどうか
メニュー
ナビゲーションにおいて、メニューをどう作るかでサイトの回遊が決まってきます。
メニューの設置可能な位置は WordPress テーマによってばらつきがありますが、おおむね以下の位置に設置できることが多いです。
- ヘッダー上メニュー
- ヘッダーメニュー(グローバルメニュー)
- サイドバーメニュー
- フッターメニュー
- スマホドロワー
- スマホ固定フッター
検索と違い、メニューは画面に表示された情報から気になる部分をクリックするので、やや受け身なナビゲーションです。
- 競合が収益化までの導線をどうしようとしているかを参考にする
- コンテンツへのアクセス設計
検索
検索はユーザーが自発的にサイト内で読みたい記事を探そうとする行動です。
このため、一般的なサイトでは、検索を使った記事のアクセスは成約率が高いという特徴があります。
ただし、個人ブログではそれほど検索を利用される機会が多くありません。
とはいえ、設置すること自体はウィジェットで選択するだけなので一瞬で完了できます。
ですので、設置だけはしておくのがおすすめですが、どこに置くかは迷うかもしれません。
競合サイトを参考にしつつ、設置場所を決めましょう。
目次
設置位置 | 通常は記事上(最初のH2見出しの上)に設置しますが、サイドバーにも設置していることがあります。 |
初期表示 | 目次を開いた状態にしておくか、閉じた状態にしておくかです。 |
見出しレベル | 目次に使う見出しレベルはH2かH3が多いです。どちらにしているかを確認します。 |
ブログの読者は悩みや疑問を解決するために訪問します。
既に知っていることや、悩みや疑問に無関係なことは読みたくないため、目次があると興味のあるところをクリックしてその部分を読みます。
目次には様々な機能や見せ方があるので、参考にするとよいでしょう。
ブログの競合分析④ 収益分析
最後に競合が扱っている商品やジャンルを分析していきます。
- 競合の収益化方法
- 利用しているASP
- 提携している案件
- 想定収益額(想定)
収益化方法
競合サイトが行っている収益化方法を確認しましょう。
- アドセンス
- メルマガやLステップ・ステップメール
- note / Brain / tips で有料記事の販売
- 物販アフィリエイト
- ASPアフィリエイト
ASPアフィリエイトを中心に、アドセンスと物販アフィリエイトを併用するというパターンが多いですが、中にはリストマーケティング(メルマガなど)をしていたり、有料記事の販売をしていることもあります。
競合のマネタイズ手法は場合によっては自分のサイトでも展開可能な場合がありますので、取り組んでいないマネタイズ手法を見つけたら研究してみましょう。
自分が取り組んでいない収益化方法を取り入れる
提携している案件
ASPアフィリエイトで提携している商品や利用しているASPを確認します。
提携している案件は、リンクしているURLから判断するといいです。
PCでアフィリエイト広告のリンクにポイントしたときに左下に図のようなリンク先が出ますので、そこに表示されたリンク先から判断します。
ASP | リンク先に含まれる文字列 |
---|---|
A8.net | http://px.a8.net/ |
バリューコマース | http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/ |
アクセストレード | http://h.accesstrade.net/ |
afb | https://t.afi-b.com/ |
もしもアフィリエイト | https://af.moshimo.com/ |
JANet | https://click.j-a-net.jp/ |
Smart-C | https://smart-c.jp/ |
Link-A | https://link-a.net/ |
Zucks | https://get.mobu.jp/ |
レントラックス | https://www.rentrax.jp/ |
ドコモ アフィリエイト | https://affiliate.docomo.ne.jp/ |
マネートラック | https://mttag.com/ |
infotop | https://www.infotop.jp/ |
広告リンクにマウスポインタを合わせれば、左下にリンク先が表示されるのでそこで判断しましょう。
自分のブログで取り扱っていない商品があれば、そのASPで探して提携を依頼しましょう。
- 知らないASPやクローズドASPを見つける
- 提携していない商品が見つける
想定収益(月)
- オーガニック集客の想定アクセス数
- 提携している案件情報
から1カ月あたりの想定収益額を算出しましょう。
平均成約単価 | 1件あたりの成約額の平均 |
平均広告クリック率(CTR) | 広告リンクがクリックされる率 |
平均CVR | 広告がクリックされた後に成果が発生する率 |
平均承認率 | 発生した成果が承認される率 |
上記は実際の値はさすがにわからないので、なるべく近しいと考えられる値を入れます。
自分でも提携している案件があれば、自分と同じ値を記載すればいいです。
平均広告クリック率は2~5%程度、平均承認率は70~90%くらいが多いのではないでしょうか。平均成約単価と平均CVRは案件ごとに異なると思います。
値を入力すると、オーガニック集客分の推定収益額が表示されるはず。
競合分析から勝ち筋の見つけ方(まとめ)
競合分析シートの「平均・中央値・最頻値」列には、各競合が採用していることの最頻値や中央値が表示されるようになっています。
自サイトとのギャップを分析すれば、競合に勝つ条件(勝ち筋)が見えてくるはず。
- 運営歴から、競合は平均して4日に1回更新している → 3日に1回更新する
- 被リンク数が平均より大きく下回っている → 被リンク獲得に力を入れる
- 必須コンテンツが不足している → 用意する
- 提携している案件が少ない → 提携する
- 表示速度がかなり遅い → サーバー変更や高速化を行う
- 競合に比べサイトの構造がわかりにくい → サイト設計を見直す
など、項目ごとに評価して、競合に勝てる条件を「自サイト」列に書き込んで施策として実施していきましょう。
尚、コンテンツ分析とナビゲーション分析は優劣ではなく「サイトの個性」として違いがあっていい部分については、迷った時に、何か別の判断基準が見つかるまでの判断基準として採用しておけば自分なりに考えた結果の選択になるので不安が解消されるはずです。
競争するべき項目でそれぞれ個別に1番の状態になっていくことが運営しているブログが競合に勝つための勝ち筋です。
売れるアフィリエイト商品の選び方【探し方・注意点・おすすめ商材】