ブログでなかなか収益が上がらない!挫折しそうです。
ブログを始めて3か月、アクセスがほとんどありません。やめようかどうか悩んでいます。
こんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ブログは始めるのは簡単ですが、継続するのが難しいもの。
とりわけ初心者にとっては何が正解かわからず、来る日も来る日もアクセス数は一桁台・・という状態が続いてもおかしくありません。
私自身、何度も挫折しており、しばらくブログをやめていたり、ブログ自体を作り直したり、といったことを経験してきました。
有名ブロガーの方でさえ、「ブログは絶望の連続」と言い切っているほど、ブログの挫折は誰にでも必ず訪れます。
そんな時にどのように対処し、克服していけばいいのかをまとめました。
- ブログ初心者が挫折するのは当たり前
- ブログで挫折を感じてしまう原因は「勘違い」
- ブログを挫折しないための対策
- 挫折把握ではない(復帰できると大きく伸びる)
ブログ初心者が挫折するのは普通で当たり前(3年以内の挫折率は9割)
ブログの挫折を回避・予防したり、対処法を解説する前に、挫折率を確認しましょう。
ブログ運営に関して総務省が2009年にまとめた資料が上記です。
ブログの継続率は、1年後には30%、3年後にはたった3%まで減ってしまうことが示されています。
実に9割以上が3年以内にブログをやめてしまっている(挫折している)ことがわかります。
ただ、さすがに15年前の情報としては古すぎるので、現在はそうではないかもしれません。
そこで、もう少し裏付けになる資料を探してみたところ、アフィリエイトマーケティング協会が毎年発行している資料が参考になりそうでした。
上記は、始める人は多いが継続できる人が少ないことを示しています。
挫折する人が少なければ上記の割合は、1年未満に集中することなくもう少し均等になるはずだからです。
つまり、初心者がブログを挫折してしまうのはごく普通であり、当たり前のことです。
ブログを挫折する原因は「勘違い」です
ブログを挫折してしまう理由として、
- ネタがなくなった
- 専門用語がわからない
- 時間がない
- アクセスが集まらない
- 収入が得られない
といったことが考えられます。
しかしこれらの多くは現象や状態であっても、根本原因ではありません。
挫折に至る原因としては下記のような「勘違い」によるものです。
- 簡単なものだと思っていた
- 楽してお金を稼ぐことができると思っていた
- かけた時間に比例してアクセスも収益も増えると思っていた
- 副業でもできると思っていた
簡単なものだと思っていた
ブログを立ち上げること自体は、書かれた手順の通りにすすめるだけなので誰でも開設できます。
あまりに簡単に始めることができてしまうので、「自分にもできそう」「ブログなんて簡単だ」と勘違いしてしまい、安易な気持ちで始めてしまいがち。
しかし実際いざブログを書くとなると文章が上手く書けない・ネタが続かない・アクセスが増えないといった「難しいこと」に遭遇するので、そこで挫折してしまうのです。
楽してお金を稼ぐことができると思っていた
ブログを始めるきっかけとして、専業ブロガーやインフルエンサーの発信内容に影響を受けた方も多いはず。
そういった「プロ」のみならず、サラリーマンや主婦の方でも隙間時間をうまく活用して毎月多くの収益を出している方がたくさんいることを知り、「楽してお金が稼げる」と勘違いしてしまうパターンです。
でも実際は、彼らも成功するまでに何度も挫折を味わい、膨大な時間を費やして人の何倍も努力をしてきたからこそ今があるのですが、その事実はあまり多くは語られていません。
そのため、勝手に上げた期待値と、現実とのギャップの大きさにガッカリし、辞めてしまう方が多いのです。
かけた時間に比例してアクセスも収益も増えると思っていた
ブログを始めた時点では、記事を書けば書くほどアクセスが増え収益も増えると考えがち。
しかし実際は、書いたからといって100%読まれるわけではなく、20本書いても30本書いてもほとんどアクセスが増えないということもザラです。
もちろん、コンテンツを増やすことはブログの運営において大前提ではありますが、「このくらいの記事数があれば十分」というのは正解がありません。
こんなに書いているのに誰にも読まれない!とガッカリし、どこまで頑張れば結果が出るのかわからずに辞めてしまう方も多いのです。
副業でもできると思っていた
働き方改革が後押しになって、副業に取り組む方も多くなりました。
副業をしながら月〇〇円稼ぎました!という報告を見聞きし、副業でも稼げると思い込んでしまうパターンです。
ところが実際に副業をし始めてみると、平日に確保できる時間が2時間以下、週末も家族サービスがあるので全日は使えない、というふうに作業時間の確保が難しい場合が少なくありません。
圧倒的に作業量が足りないのに期間だけが経過していくので、〇〇ヶ月も経つのに全然稼げていない、思っていたのと違う、となって挫折してしまうのです。
初心者がブログで挫折しないようにするための対策8つ
ブログの挫折の原因について解説してきました。
次に挫折を感じた時の対策について解説します。
- ブログを書く目的や理由を明確にする
- 期待値を下げる
- 撤退基準を記事数で決める
- ライバルを決める
- 書きたいことを書くのではなく、価値提供に徹する
- 退路を断つつもりで執筆環境を整える
- 他人と比較しない
- 試行錯誤を繰り返す
ブログを書く目的や理由を明確にする
ブログから得られることは収益だけではありません。
ブログに取り組むことで得られるメリットとして、スキルの習得はもちろん、習得したスキル・経験を活かして転職・職種の変更を通して本業の収益UPにもつなげることができます。
ブログから得たいものや理想とする生活を実現したいなど、ブログを運営する目的を明確化することで、壁にぶつかった時にも乗り越えるためのモチベーションを維持できます。
ブログを書く目的を明確にするのは、ブログの目標を設定する際にも重要です。
期待値を下げる
ブログを挫折してしまう原因の多くが過度な期待と現実とのギャップです。
いきなり「月100万稼ぐ」とするのではなく、「まずは月1000円から」というように、ステップに分けて取り組むようにしましょう。
小さいステップに分けることができると、階段を一段ずつ上がっていくように日々達成感を感じることができるので挫折しにくくなります。
撤退基準を記事数で決める
結果が出ないことに対して、無限に努力し続けることができる人は稀です。
そこで、ここまでやってそれでもダメなら撤退する、という基準を設定しておくようにします。
撤退基準があることで、
- 目標が明確になる
- 撤退基準まではがんばれやすくなる
という効果が生まれます。
また、撤退基準としておすすめしたいのは、記事数です。
撤退基準というと、「1年以内」とか「半年以内」のような期限を設定しがちですが、これは専業ブロガーなどコンスタントに更新し続けられる場合に限ります。
副業ブロガーの方は特に記事数を設定するのがおすすめです。
ライバルを決める
モチベーションの上げ方は人それぞれですが、同一ジャンルのライバルサイトを決めておくと励みになります。
- 同時期にはじめたライバルブログ
- 追いつき追い越したいお手本ブログ
上記を設定しておくことで、「お、ライバルブログが更新してる」とか「お手本ブログのここが自分のブログには足りない」といったことが参考になり、負けじと頑張れます。
書きたいことを書くのではなく、価値提供に徹する
Google検索である程度つっこんだ情報を検索しているのに、初心者向けの情報ばかりが検索されてしまう、といった経験はないでしょうか?
ウェブ上の民主主義は機能する
Googleが掲げる10の事実
初心者が陥りがちな間違いとして、本質を追求するあまり、一部の人にしか響かない内容を書いてしまう、というものがあります。
この情報を書くべきと考えて書きたい内容を書いていると、読者層の少ない上級者向けの情報になりがちで、汎用性が高くアクセスの多いキーワードでは上位表示しにくくなります。
たとえ「当たり前すぎて書く価値がない」と感じるような内容であっても、多くの人が有用性を感じることに対して価値提供に徹する方が成果が生まれやすいのです。
退路を断つつもりで執筆環境を整える
ブログを始めたら退路を断つつもりで作業環境に投資するのが有効です。
極論、ブログは無料ブログを使うなど、完全に無料で運営することも可能です。
ですが、運営の手間や、効果を考えると少額の投資を行うことで一気に効率的に作業がはかどり、ブログの更新自体が楽しくなります。
- 快適に動作するブログ用PCを購入する(10万円前後)
- 高速で快適なレンタルサーバーを使う(月額1000円前後)
- デザイン性の高い有料のWordPressテーマを使う(15000円前後)
- 高品質な画像を使う(月額3000円前後)
- 便利なツールを利用する
これらの投資はなくても運営は可能ですので、必須ではありませんが、環境を変えてみるとブレイクスルーになる場合もありますので検討してみてください。
他人と比較しない
ブログを運営していると、運営報告を目にする機会が多いはずです。
半年で月30万とか、3か月目で3万アクセス突破!のような輝かしい実績が語られ、ついつい自分と比較してしまいがち。
自分のやり方が正しいのかどうかがわからないことから、「世間標準」がどのくらいなのかを求めて色々見て回った経験はブロガーなら誰しもあります。
この時試してもらいたいこととして、
どうせ見るなら徹底的に見て回る
ようにしてみてください。すると、一つの事に気づくはずです。
ブログによって、成果の出方はバラバラである(これが事実)
長期間運営していても稼げない人から、短期間で一気に稼ぐ人まで様々です。
つまり、
世間標準がないので見ても参考にはならない
のです。
他人と比較するよりも、ブログを始めた頃の自分と比較してみた方が励みになります。
- ライティングスキルが徐々に高くなってきている
- 今までできなかったことがたくさんできるようになってきた
- 少しずつでも収益が発生している
自分自身が成長していることを実感できれば、ブログを挫折する理由もなくなるはずです。
試行錯誤を繰り返す
ブログはトライアンドエラー(試行錯誤)の連続です。
例えば、直帰率が高くて回遊されない場合、
- アイキャッチ画像を魅力的な内容に改める
- タイトルタグと本文の内容を合わせる
- 目次に表示される見出しを魅力的にする
- 本文の装飾を見直す
- 内部リンクを増やす・形状を工夫する
- リード文の書き方を変える
- 検索意図を満たす内容にする
上記のように様々な施策を実施できます。
今までやっていなかったこと・できていないことをPDCAを回しながら試していきましょう。
- どうすればよくなるのか考える
- 仮説を立てる
- 実行する
- 結果を確認する
- なぜそうなったのかを考え知見をためる
試行錯誤しただけ必ず伸びますし、得た知見は「勘所」となり、次第に何が正しいのか、良いのかを判断することができます。
ブログの挫折は悪ではない(むしろ挫折をするべし)
冒頭にも述べた通り、初心者がブログを挫折してしまう割合はかなり高いです。
実際、トップブロガーと言われる方もほとんどの方が何かしら挫折経験があり、一時ブログから離れる方も多いです。
ですが、復帰後には大きくブログを成長させることに成功する方も多いので、挫折をすることは悪いことではありません。
挫折を経験した後復帰すると、なぜブログが伸びやすいのかは以下のような理由が考えられます。
勘違いに気づき、努力の方向が修正されるから
ブログに集中していると、どうしても視野が狭くなってしまうものです。
盛大に勘違いをしたまま突っ走っていっても、そこに求めている答えがあるわけではありません。
例えばブログではオリジナリティが重要ということが言われますが、オリジナリティを出そうとするあまり、かなり読者対象を絞った内容で記事を作成してしまうと、「大きいところで負けて小さいところで勝つ」状態になってしまいかねません。
ブログから一度離れてみることで、客観性を取り戻し、「本当に読者が求めていること」に集中することで努力をする方向が修正されて成果につながるのです。
手段の目的化(悪い習慣)がリセットされるから
ブログの運営において、「毎日更新」することが大事、とも言われますよね。
毎日質の高い記事を追加し続けることができるなら問題ないのですが、質の高い記事を書こうとすればどうしても時間がかかるのが普通です。
まして、副業で取り組んでいる方なら、作業時間をそれほど確保することはできないので毎日更新しているとどうしても記事の品質が下がります。
ブログ記事は60%の完成度で公開すべし、とはいえ、60%の状態の記事で放置してしまっては成果につながることはないでしょう。
このように、本来手段であるはずのことを目的化してしまった状態で運営していると成果につながりにくくなります。
一旦休んで復帰すると、全く同じ方法を取っていると再度挫折を経験することになると気づくので、やり方をかえて手段の目的化を防げる可能性が高くなります。
まとめ:ブログの挫折をうまく乗り越えよう
ブログで挫折しそうな方に参考にしていただきたい点について解説しました。
そもそもブログの挫折率は高く、3年後の継続率はわずか3%程度にすぎません。ブログの挫折はごく普通でよくあることです。
下記の様な勘違いが挫折を引き起こす原因になっていることが多いです。
- 簡単なものだと思っていた
- 楽してお金を稼ぐことができると思っていた
- かけた時間に比例してアクセスも収益も増えると思っていた
- 副業でもできると思っていた
これを乗り越えていくための対策としては下記のようなことを試してみましょう。
- ブログを書く目的や理由を明確にする
- 期待値を下げる
- 撤退基準を記事数で決める
- ライバルを決める
- 書きたいことを書くのではなく、価値提供に徹する
- 退路を断つつもりで執筆環境を整える
- 他人と比較しない
- 試行錯誤を繰り返す
ブログ初心者が挫折を味わうのは当たり前で、誰もが通る道です。
また、継続率が10%以下と低いのですが、裏を返せば辞めずにいさえすれば必ず成功をつかみ取れるともいえます。
成果をだしているトップブロガーと言われる人だって何度となく挫折を味わいつつも、その都度乗り越えてきたのです。
自分なりの克服方法を見つけておけば、挫折を克服するための一助になるはずです。