筆が乗らない記事でもスラスラ書くことができないかな?
書き終わった後に見返すと、書きたかったテーマと違うことがメインになってしまうことがあります・・
こんな悩みにお答えします。
ブログ記事は、文章構成が9割といっても過言ではありません。
文章構成さえしっかり作れば、読者に読まれる記事に仕上げることができるからです。
とはいえ、ブログを書くという「具体的な作業」に対して、構成案の作成は考える・整理するといった「抽象的な作業」なのでやり方が思いつかない方も多いはず。
そこで、本記事では、文章構成シートを無償配布しています。
やり方がわかりにくい文章構成を、文章構成シートを作るという具体的な作業を通して身につけてください。
文章構成シートをダウンロードする(Excel形式 26KB・無料)
Excelをお持ちでなければスプレッドシートにインポートしてお使いください。
- ブログ記事の全体構成(テンプレート)
- ブログ記事の文章構成の作り方
- ブログの文章構成を作る際のコツ
- 文章構成を作るにあたって知っておきたい型
ブログ記事の文章構成とは?
先に、文章構成がどういうもので、なぜ作成するべきなのかについて解説しますね。
文章構成とは、設計図のこと
文章構成とは、ブログ記事を書くための設計図のことです。
WordPressにブログ記事を清書する前に、どういう内容で書くかを整理し、スムーズに書けるようにするための資料です。
- キーワード
- 読者像
- 読者のニーズ
- タイトル
- リード文
- 見出し(h2~h4)
- まとめ
※狭い意味では、単に見出しリストだけを文章構成、あるいは記事構成と呼ぶこともありますが、本記事では、見出しをまとめるのに必要な部分も含めて文章構成としています。
ブログ記事に文章構成が必要な理由
文章構成を行うと、「何を書くか」と「どう書くか」を分けて行えます。
その結果、下記のようなメリットが生まれます。
- 読者の悩みにこたえる内容になる
- 記事が書きやすくなる
- 記事が読みやすくなる
読者の悩みに全力で集中できるようになるので読者の求める記事内容になります。
記事が書きやすくなる理由は、本文を書き始める前に内容をある程度練っておくので、あとは「肉付け」していくだけになるためです。
文章は流れが悪いと読みにくくなってしまいます。文章構成では、文章を書くことではなく文章の流れに集中するので自然な流れの記事に仕上がります。
狙ったワードで上位表示し、収益につながる記事に仕上げるため、文章構成は必須です。
ブログ記事の記事構成テンプレート
全体のブログ記事の構成としては概ね固定のテンプレートを使います。
「本文の」文章構成を作る作業に入る前に、前提として「ブログ記事全体の」記事構成について解説します。
ブログの記事構成は、SDS法と言われる型を使うのが一般的です。
- 要点 ー Summary → 導入部分(リード文)
- 詳細 ー Detail → 本文
- 要点 ー Summary → まとめ部分
最初に要点・結論・悩みなどを説明し、本文でその説明や解決策を提示した後、再度まとめ部分で内容を確認する、という構成です。
ほとんどのブログ記事はこの構成に沿って書かれていますよね。その理由は、以下のとおり。
- ブログ記事は、読者の悩みを解決するために書きます。
- 読者は悩みを「早く」解決したいと考えています。
- SDS法は情報を早く伝えるのに適した文章構成法なのでブログ記事に最適なのです。
各パートの役割や作成のポイントについて順に解説します。
導入部分(リード文)
役割 | 本文を読みたいと思わせること |
内容 | ・悩み ・共感 ・解決方法 ・解決できる理由 |
ブログ記事に訪れた読者は、
このページに自分の求めている情報がのっているかも(期待・希望)
という状態で記事を読み始めます。
ですので、導入部分では、
このページにはあなたの求める情報が載っています(確信に変える)
と伝えるのがポイントです。
本文
役割 | ・読者の悩みを解決すること ・読者の疑問に答えること |
ポイント | どこに自分の求めている答えがあるかわかるようにする |
ブログ記事の読まれ方は、「流し読み」されるので、一目見てどこに自分の求めている答えがあるのかわかるようにしておくのがポイントです。
本文全体では2000~5000文字くらいになるので、「見出し」を付けておくと情報が整理され、一目でどこに何が書かれているのかわかるようになりますよ。
まとめ部分
役割 | 記事内容を記憶にとどめ、読者に行動を促すこと |
---|---|
ポイント | 読者にとってほしい行動に誘導する |
読者は最後まで記事の内容を100%覚えているとは限りません。
まとめ部分では、記事内容を再度おさらいし、記憶に残るようにします。
さらに、読者にとってほしい行動への誘導をすることで、ブログ収益につなげていきましょう。
- 次の記事を読んでもらう
- 広告から商品を購入してもらう
ブログ記事の構成を作る前に準備すること
ここから具体的な文章構成の作業方法を解説します。
文章構成作成シートを順に記入していく感じで読み進めていってください。
実際にブログ記事の構成を作る際には、最初に「記事の内容」を決めます。
- キーワードを選ぶ
- 想定読者をイメージする
- 読者のニーズを考える
- 上位記事を確認する
キーワードを選ぶ
ブログ記事は、キーワードを選択して記事のテーマを決めます。
- ブログのテーマに合致する1語または2語のキーワードを決める
- GetKeywordやラッコキーワードを使って関連キーワードを洗い出す
- 各キーワードの検索ボリュームを確認する
- 検索意図毎にグルーピングする
- 記事を書くキーワードを選ぶ
- 選んだキーワードのサジェストワードや再検索ワードを確認する
検索ボリュームを事前に調べることで、書いてもほとんど集客を取れないキーワードで記事を書いてしまうのを避けることができます。
ラッコキーワードの有料版またはGetKeyword(無料)を使うと、関連キーワードの一覧とその検索ボリュームを一度に調べることができるので便利ですよ。
関連ワードを調べると、読者がどんなことを知りたがっているのかわかるので記事内容を考えるヒントになります。
想定読者をイメージする
キーワードを選んだら具体的にどんな人がそのキーワードで検索をするのかをイメージします。
具体的な想定読者をイメージすることによって、記事に含める内容や、説明の方法などを決めやすくなります。
- どんな人が検索するのか(Who)
- いつ検索するか(When)
- どこで検索するか(Where)
- なぜ検索したのか(Why)
- PCとスマホ、どちらで記事を読みそうか
- 事前に知っている知識はどのくらいか
さらに具体的に掘り下げるならペルソナキャンバスを使うと効果的です。ニーズなども発見しやすくなります。
読者のニーズを考える
具体的な読者像がイメージできたら、その人が求めていること(検索意図)を考えます。
- 顕在ニーズ:実際の検索行動・自覚している直接の目的
- 潜在ニーズ:本当にしたかったこと・手に入れたい未来
例えばブログ 文章構成のニーズは以下のように考えられます。
顕在ニーズ | ブログの文章構成を上手に作れるようになりたい |
---|---|
潜在ニーズ | SEOで上位表示したい・記事を読まれたい |
ブログの記事では、顕在ニーズに「答える」ことはもちろん、潜在ニーズにも「応える」必要があります。
- なぜそのキーワードを検索したのか・きっかけは何か
- 悩み・疑問が解決したら得られるベネフィットは何か
実際の検索行動で使うキーワードと、本当にしたかったことにはギャップがある場合が少なくありません。
また、検索キーワードから検索意図を推測しにくいこともあるでしょう。
そのような時は、以下の情報を参考にすると自分のイメージに不足する部分を見つけることができます。
- そのキーワードのサジェストワード(読者がより詳細を知りたくて検索した言葉)
- そのキーワードで実際に検索した時の上位記事(Googleが判断した検索意図)
上位記事の記事構成や内容を確認する
読者の検索ニーズを知る上で、上位記事はとても参考になります。
なぜなら、Googleが上位に表示する記事は、そのキーワードで検索意図を満たしていると判断している記事だからです。
上位記事の文章構成や内容を確認することで、記事で「押さえておくべきポイント」を把握できます。
ブログの文章構成の作り方7つの手順
ここまで情報を整理できたら、どんな内容を書けばいいかぼんやり見え始めているはずです。
ここからは具体的な内容を詰めていく作業になります。
- 記事に書くことをすべてリストアップする
- 説明の流れに沿って並び替える
- 無駄なものは削除する
- 見出しを作る
- 各見出しに含まれる内容をメモする
- タイトル・ディスクリプションを決める
- リード文とまとめに書く内容を決める
1. 記事に書く内容をすべてリストアップする
文章構成の中で、記事の内容を決定する重要な工程です。
- 記事に書くべきこと
- 記事に書きたいこと
上記で思い当たるものは全てリストアップし、「書くことリスト」を作成します。
順番は後で決めるので、まずは「これ以上ない」というまで全て出しきることを目標にリストアップしていきましょう。
- 検索意図・読者のニーズを満たすために必要なこと
- サジェストワードから書くべき内容を拾う
- 上位記事が押さえているポイントをカバーする
- 既存記事の関連情報など(補足情報)
- 自分の経験
上記の方法でリストアップがしっかりできれば、書くことがない・読者満足度の高い記事が書けない、という悩みは解消できるはずです。
2. 説明の組み立て(並び替え)
記事構成の中で、読者にわかりやすく説明できるかどうかが決まる工程です。
- 結論はなるべく最初にもってくる
- 顕在ニーズ → 潜在ニーズの順に並べる
- 読者の理解しやすい順に並べる
- 読者の興味のあることを書きたいことより優先
説明の流れを考える時は、目の前に想定読者がいて、口頭で説明すると仮定してみるといいです。慣れないうちは実際に発声するとうまく行きやすいです。
3. 無駄な部分を削除する
リストアップが終わって説明の組み立てをすると、無駄になると気づく部分が出てくるので削除します。
- 記事のテーマから脱線すること(説明の流れに合わない)
- 検索ニーズを満たす上で、「蛇足」になること
- 意味が重複していること
- 細かすぎて逆に理解のさまたげになりそうなこと
- 具体化が難しい抽象的なこと
4. 見出しを作る
ブログ記事に書く内容や流れがここまでで確定するので、見出しの構成案を作っていきます。
見出しレベルを分ける
まずは各項目を
- 大見出し(h2)
- 小見出し(h3)
- 補足事項(h4)
に仕分けします。
- 話の流れになるものはh2にする
- 具体的な詳細説明になるものはh3にする
- 抽象度が高いh2は、具体的な説明のh3を追加する
- 並列関係のh3は、それらをまとめるh2を作る
一目でわかる見出しの表現にする
最後に各見出しの表現を一目見てわかるような内容にします。
見出し全体を読んでみて、話の流れが自然で、読者ニーズを満たせていそうならOKです。
慣れてくると、手順2~4はほぼ同時にできるようになるので段々スピードが上がりますよ。
5. 各見出しで書く内容をメモする
文章構成としては、見出しが完成したら概ねそれで完成としていいのですが、ライティング中にうまく前後がつながらないことに気づく場合があります。
一旦作った記事の構成をライティング途中で変更を加えると、たいていの場合どこか伝わりにくい内容になったり、重要なことがぼやけたりしてしまいがちです。
これを防ぐために、各見出しの内容に対して実際に書く内容を箇条書きなどでメモしておきましょう。草稿を作るイメージです。
こうすることで、その時点で構成に不備があれば見つけることができます。
ガッツリ書き始める前なら記事の構成を変更する労力も少なく済むのでお勧めです。
昔の僕はこの作業をしていなかったので頻繁にライティング中に構成を変えてしまい、支離滅裂な内容になっていました。効果的なのでおすすめです。
6. タイトル・ディスクリプションを決める
記事の内容がある程度きまったらタイトルとdescriptionを決めます。
- 30文字前後にする
- 数字を入れる
- 疑問文を入れる
- 簡単さを伝える
- 理由を入れる
- 網羅性・全部ある感を出す
- 体験談にする
- 比較・対比をする
- ターゲットを絞り込む
- 呼びかける
- 解決策を伝える
- 感情を入れる
- 100文字前後にする
- 記事を読んで得られる「答え」を含める
- タイトルに含められなかったキーワードを入れる
- 記事間で重複しないようにする
- ユーザーがクリックしたくなる内容にする
- 訪問後に失望されない内容にする(本文の内容に沿ったものにする)
7. リード文・まとめに書く内容を考える
最後にリード文とまとめ部分に書く内容を決めれば文章構成は完了です。
- 読者の悩み(代弁と共感)
- 記事を読むことで得られること
- 悩みが解決する根拠
- 読了後の未来を提示
- ポイントを箇条書きする
- 見出しを工夫し、単なる要約と思わせない
- 次の行動を提示する
- 別の言い方に置き換えて理解を促進する
- 自分の考えや感想を含め、独自性を高める
- ブログ名や作者名も付近に入れる
ブログの文章構成を作る際のコツ
ブログ記事の文章構成の作り方の手順を解説しました。
ここからは文章構成を作る際のコツを紹介します。
結論を先に書く
ブログの読者は悩みや疑問を解消するために検索エンジンでキーワードを検索します。
読者は早く答えにたどり着きたいのです。
起承転結や三段論法のように、最後に結論が来る記事の構成はあまり好まれません。
ブログ記事では、結論を先に書くようにしましょう。
既存の上位記事にはない新たな付加価値を含める
文章構成を作成した結果、上位記事の文章構成とそっくりになり、オリジナリティがほとんどない、という状況が発生しないようにしましょう。
既に先発している記事で読者は満足しているのに、内容が同じ後発の記事を上位に表示するべき理由がGoogleにあるでしょうか?ない、ですよね。
上位記事で達成されている読者ニーズを取り込んだだけでは、オリジナルの上位記事には勝てません。
上位表示を目指すには、上位記事が満たしている読者ニーズを「規定演技」として満たした上で、さらに新たな付加価値を「自由演技」として加えた文章構成を作りましょう。
- サジェストワードから読者ニーズを拾う
- 図解や豊富な具体例を加える(理解しやすさ)
- 統計的な情報(手間をかけて調べ独自のコンテンツを作る)
- 網羅性で差別化(網羅性が求められる検索意図なら有効)
- 情報の新鮮さで差別化(新しい情報が求められるなら有効)
想定読者の状況にあわせる
読者の知識状況や、実際に閲覧する場所・シーンも想定して文章構成を工夫しましょう。
- 正しさよりもわかりやすさを優先
- 吹き出しや柔らかい文体で読みやすさを重視
- 情報量を絞って一つでいいから習得してもらえるようにする
- 通勤電車など短時間で読むので、大ボリュームにしない
- ながら見するので、早いスクロールでも目を止めやすい装飾にする
情報を網羅し再検索を防ぐ
記事の内容が不十分で再検索が行われるとSEO上はマイナスです。
読者の悩みを解決するにあたって、必要な項目はきちんと網羅し、検索エンジンに戻って再検索が発生しないような構成にしましょう。
記事のメインワードで検索結果に表示された、「他の人はこちらも質問」などに含まれる内容をカバーすると再検索を防ぎやすくなりますよ。
見出しに含む文章量を適度な情報量にする
文章構成において、見出しを分けるかどうかの判断は悩みやすいポイントです。
目安として、一つの見出しに7つ以上の文章ができそうなら、見出しを分けるかどうかを検討しましょう。
1つのトピックス(見出し)に対して多くの文章が並ぶのが適している場合ももちろんありますが、内容が微妙に変化する場合は思い切って見出しを分けてしまうのも手です。
ブログの見出しはh2とh3を中心に作りますが、h3が長くなる場合は別のh3にするか、h4を作ってまとまりを作るようにすると長文が続く構成を避けることができます。
型を使う時は形式にとらわれすぎないようにする
後述しますが、文章構成を作る際には知っておくべき「型」が存在します。
文章構成の型を使う際は、型の形式にとらわれすぎず、エッセンスを利用するイメージで柔軟に構成を変更していきましょう。
文章構成を作るにあたって知っておきたい型
ブログに限らず、文章を作る際には文章構成法という「型」が存在します。
冒頭で、ブログ記事の全体の構成はSDS法とお伝えしましたが、これも文章構成法の型の一つです。
文章構成の型 | 構成 |
---|---|
PREP法 | 結論・理由・具体例・結論 |
CREMAの法則 | 結論・理由・証拠・手段・行動 |
双括式 | 結論・説明・事実・具体例・結論 |
頭括式 | 結論・説明・事実・具体例 |
尾括式 | 説明・事実・具体例・結論 |
新PASONAの法則 | 問題・親近感・解決策・提案・絞込・行動 |
BEAFの法則 | メリット・論拠・優位性・特徴 |
QUESTの法則 | 絞込・共感・啓発・興奮・変化 |
四段構成 | 起承転結 |
三段構成 | 序論・本論・結論 |
SDS法 | 要点・詳細・要点 |
PREP法は万能型で説得力が爆上がりする型
ブログの記事で用いる型としては、PREP法が万能型で使いやすいです。
- Point (結論)
- Reason (理由)
- Example (具体例)
- Point (再度結論)
記事のテーマについて、理由や具体例を添えることで説得力が高まり、最後にダメ押しで結論を主張する型です。
集客記事でも収益記事でも使え、本文全体の文章構成に使えることはもちろん、各見出しの中でもこの構成を使うことで見出し内の文章の説得力が高まります。
PREP法は説得力を高めたい時に使えるブログ本文に適した万能型の文章構成です。
収益記事に適した新PASONA・BEAF・QUEST・CREMAの法則
収益記事に使える型として、4種類の型があります。
セールスライティングを学ぶと必ず目にするはずです。
必ずしも型通りに使えるとは限りませんが、流れを取り入れるなど、エッセンスを活用すると良い文章構成が作れます。
新PASONAの法則 | 読者の課題にフォーカスし、購買行動を促しやすい |
---|---|
CREMAの法則 | PREP法に近く使いやすい |
QUESTの法則 | 買うつもりのないターゲットの考えを変えさせて買わせる |
BEAFの法則 | 自社商品の販売に向く |
上記のうち、新PASONAの法則とCREMAの法則はアフィリエイトでも使いやすい文章構成です。
- Problem (問題)
- Affinity (親近感)
- Solution (解決策)
- Offer (提案)
- Narrowing Down (絞込)
- Action (行動)
新PASONAの法則では、はじめに問題点の指摘を行い、悩みを掘り下げる形で共感・親近感を持ってもらい、次の解決策を受け入れる準備を行います。
その後解決策と共に、提案を行い期間やターゲットの絞り込みをして行動につなげる、という流れの文章構成です。
- Conclusion (結論)
- Reason (理由)
- Evidence (証拠)
- Method (手段)
- Action (行動)
CREMAの法則は前半はPREP法に近いですが、決定的な違いが後半の「手段」が入る点です。
手段・方法を含めることで、「自分で行う方法」まで提示するので非常に具体的かつすぐ行動できる状態まで引き上げることができます。
PASONAの法則よりも文章構成全体が短いので簡単に書けるのも優れた点です。
参考までに、QUESTの法則とBEAFの法則についても構成だけ掲載しておきます。
QUESTの法則
- Qualify (絞込)
- Understand (共感)
- Educate (教育)
- Stimulate (興奮・刺激)
- Transition (変化)
読者の行動を変えたい時に使う文章構成です。アフィリエイトではクロージングを行う際に活用すると良いでしょう。
BEAFの法則
- Benefit (メリット)
- Evidence (証拠)
- Advantage (競合優位性)
- Feature (様々な特徴)
自社の商品を販売する際に使いやすい文章構成です。
レビューに適した尾括式・四段構成
ブログで使用レビュー記事を書く際には、その商品やサービスを使うに至った経緯などを説明すると説得力が増します。
そういった、ややストーリー的な語り口から文章を構成するのに適した型が尾括式や四段構成です。
日本人にとってなじみやすい構成になっていますが、そのまま使うとストーリー色が出すぎるため、QUESTの法則のエッセンスを取り入れた文章構成にすると良い文章構成が作れます。
ブログ記事の文章構成を作るときに使うツール
最後に、文章構成で使うツールについて紹介しておきますね。
本記事で紹介した文章構成シート(無料)はExcelで作成しています。スプレッドシートで利用される場合はインポートしてお使いください。
Excel以外にも
- マインドマップ
- テキストエディタ
- 付箋(文具)
を使う方法があります。慣れたツールを使うのが一番ですので色々試してみてください。
- Excelやスプレッドシート
-
業務で使用されている方も多く使い慣れている人が多いと思います。行を入れ替えやすく、列で区切って親子関係(h2とh3)の表現も可能。他のツールよりも、レイアウトの自由がきくので個人的にはイチオシです。
- マインドマップツール(Xmind・MindMeisterなど)
-
項目を列挙していくのに強く、親子関係を表現しやすいので見出し作りにも便利。デザインに関わっている人などは視覚的にとらえた方が考えを整理しやすいかもしれません。
- テキストエディタ(メモ帳など)
-
コーダーやエンジニアの方ならテキストエディタで十分かもしれません。マウスに持ち換える必要がないので、連続して打ち込んでいくのには最適です。マークダウン記法を使えば完成した見出し構成をそのままWordPressに貼り付けることも可能です。
- アナログツール:付箋
-
実際に手を動かしながら構成を組めるので試行錯誤やチームで複数名でディスカッションしながら文章構成を作るのに向いています。手書きしないといけないので、書き込むのにやや時間がかかるのと、作り終わった後にゴミが出るのがネック。
まとめ:ブログ記事の品質は文章構成次第
ブログ記事の構成について解説しました。
ブログ記事の品質は文章構成次第と言っても過言ではないほど、重要な作業です。
文章構成がしっかり出来ている記事は総じて上位表示を得やすいため、リライトを繰り返しながら少しずつ「このテーマを説明する最適解」に近づけていきましょう。
内容についておさらいしておきます。
- ブログの文章構成とは、記事を書くための設計図のようなもの
- 文章構成を作ることによって、読者の悩みに応える記事を作成できる。
- 基本構成は導入部分・本文・まとめ部分からなる
- キーワードを決める
- 読者像を想定する
- 読者ニーズを分析する
- 上位記事を調査する
- 記事に書くことをすべてリストアップする
- 説明の流れに沿って並び替える
- 無駄なものは削除する
- 見出しを作る
- 各見出しに含まれる内容をメモする
- タイトル・ディスクリプションを決める
- リード文とまとめに書く内容を決める
- 結論を先に書く
- 既存の上位記事にはない新たな付加価値を含める
- 想定読者の状況にあわせる
- 情報を網羅し再検索を防ぐ
- 見出しに含む文章量を適度な情報量にする
- 型を使う時は形式にとらわれすぎないようにする
- PREP法
- 新PASONAの法則
- BEAFの法則
- QUESTの法則
- CREMAの法則
- 双括式
- 頭括式
- 尾括式
- 四段構成
- 三段構成
- SDS法