SEOキーワードの選定方法を6つの手順で解説【選ぶコツ】

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SEOキーワードの選定方法

コンテンツの質には自信があるのに、全然アクセスが増えない

しっかりした記事を書いているのに順位がなかなか上がらず、アクセス数が増やせないとお悩みではないでしょうか。

検索順位が上がらない・アクセス数が増えないという原因はキーワード選定で失敗している可能性が高いです。

SEOはキーワード選定が最重要です。

どんなに良質なコンテンツを作っていたとしても、狙うべきキーワードで順位を上げられないとアクセスを増やすことはできません。

本記事では、そんな最重要であるキーワード選定のやり方について、具体的な手順を紹介するとともに、選定する際の基準やコツをお伝えします。

本記事の内容
  • SEOでキーワード選定が重要である理由
  • キーワード選定の具体的な手順
  • 使用するツール
  • キーワード選定を行う際のコツ・選択基準
本記事の内容詳細(目次)

キーワード選定=解決する悩みの選択

現在のSEOは、ユーザーの悩みを解決できる良質なコンテンツを上位に表示されるようにアルゴリズムが調整されています。

ユーザーは悩みがあると、解決するために検索エンジンにキーワードを入力して解決策を探します。つまり、キーワードとは、ユーザーの悩みを表したもの、です。

よって、キーワード選定とは、ユーザーのどの悩みを解決するのかを選択する作業といえます。

SEOキーワード選定の大まかな流れ

SEOキーワード選定の大まかな流れ

解決する悩みを「選択」するには、ユーザーの悩み(キーワード)の一覧を取得し、その中から選べばOKということになります。

解決するべき悩み(キーワード)を選ぶ手順としては以下のようなものになります。

  1. ブログのテーマに即したメインになるワードを決める
  2. 実際に検索されたことがある関連ワードをリストアップする
  3. それぞれのキーワードがどのくらいの検索数があるか確認する
  4. キーワードを整理・分類する
  5. 優先度を決め、記事を書いていく(キーワード選定が完了)

手順① メインになるキーワードを決める

メインになるキーワードを決める

最初に軸になるメインのキーワードを決めます。

メインになるキーワード=悩みの対象

キーワードはユーザーの悩みを表したものです。悩みは解決するまで繰り返し検索が行われます。

例えば「副業の仕方が知りたい」であれば、1単語で「副業」と調べる人は少ないはずです。

副業 やり方とか副業 おすすめのようなワードで情報を収集されるはずです。

この時、共通項として必ず含まれてくるワードがユーザーの悩みの対象になります。

サイトで扱っているテーマによる絞り込み

メインになるキーワードは繰り返し検索される、ユーザーの悩みを示したワードです。

多くの場合、メインのワードは1語か2語の複合ワードです。

サイトで扱っているテーマで範囲を絞るべき場合があります。先ほどの「副業」の例にとると以下のようになります。

サイトのテーマ例メインワード例
副業の情報全般を扱っているサイト副業
副業時の確定申告の情報だけを取り扱っているサイト副業 確定申告

自分のサイトで扱っているテーマや商品・サービスといったものに関連するキーワードを選択するようにしましょう。

手順② メインワードの複合ワード・関連ワードを集める

メインワードの複合ワード・関連ワードを集める

メインワードが決まったら、メインワードを含む、複合ワードや関連ワードを集めます。

この時集めるべきキーワードは「実際に検索されているワード」です。

なぜなら、検索需要がないワードで上位表示をしても集客を得られないからですね。

ユーザーが実際に検索しているワードの調べ方は簡単です。Googleでキーワードを入力しているときに入力候補が表示されますが、あれが実際にユーザーが検索しているワードです。

それらを一つ一つ取得するのは大変なので、一気に収集できるツールがあります。

こういったツールを、関連ワードツールとか、サジェストワードツールとかいいますが、を使うと効率的です(無料で使えます)。

メインワードで検索すると、メインワードを含む複合ワード・関連ワードを収集できます

GetKeywordの使い方はこちらの記事で詳しく解説しています。

ラッコキーワードの使い方はこちらの記事で詳しく解説しています。

手順③ 集めたワードの検索ボリュームを調べる

集めたワードの検索ボリュームを調べる

検索需要がないワードで上位をとっても、ブログへのアクセスを増やすことは難しいですよね。

キーワード選定にあたっては、検索されているキーワードを選ぶ必要があります。

キーワード毎にどのくらい検索されるかは異なるので、手順②で集めたサジェストワードの検索ボリュームを調べます。

検索ボリュームを調査

検索ボリュームはGoogle製のキーワードプランナーというツールで取得します。

もしくは、(無料)や(の有料版)を使えば検索ボリュームも一緒に取得できます。

検索ボリュームとは1か月間に検索された回数のことです。

キーワードプランナーで検索ボリュームを取得する方法

検索ボリュームを調べた時点でのチェックポイント

下記のような場合は、メインワードとして適切でない可能性がありますので、再度メインワードを検討しなおしてみることをお勧めします。

  • 全体的に検索ボリュームが非常に少なく、多くても10~100回以下のワードしかない
  • 抽出されたサジェストワードの数が50個以下などかなり少ない
  • いくつかのワードで実際に検索を行ったら上位記事が例外なく企業サイトばかりで埋め尽くされていた

手順④ キーワードを分類する(削除・グループ化)

キーワードを分類する(削除・グループ化)

サジェストワードは、似たような検索意図のワードが複数含まれるのが普通です。

1ワードずつ記事を作ってしまうと、同じ検索意図で複数の記事を書いてしまうことになるため、似た検索意図のキーワードはグルーピングしてまとめてしまいます。

ブログ記事は検索意図のグループ毎に書くイメージです。

検索ボリュームの目安は100~1000

サジェストワードは数百~2000ワード近くになることが多いです。

記事を書く際に狙うべきワードは検索ボリュームが100~1000のワードです。

これよりも小さいボリュームだと上位表示できてもアクセスが見込めず、これより多いワードは単一記事で上位表示することが難しいためです。

概ね、検索ボリュームが100回未満のワードは対策不要なので削除してしまいましょう。

キーワードプランナーで出力すると「規模感」になる

キーワードプランナーで検索ボリュームを取得した場合、

  • 0~10
  • 10~100
  • 100~1000
  • 1000~1万
  • 1万~10万
  • 10万~100万

のように「範囲」で表示されます。「0~10」や「10~100」は対策不要です。

記事テーマと関係ないワードは削除

サジェストワードには、ブログのテーマとあまり関係のないキーワードも混ざってくることが多いです。

ブログのテーマとあまりにかけ離れていると思われるキーワードは削除してしまいましょう。

同じ検索目的のキーワードはグループ化する

同じ検索目的のキーワードはグループ化する
似たような目的のワードはグループ化。グループ単位で記事を書きます

検索する目的が同じと思われるキーワードはグループ化します。

副業の例だと、副業バレない副業バレない方法、さらに言えば副業 バレない 確定申告も同じ検索目的でしょう。

こういった、似たワードや同じ目的のワードはグループ化します。

ブログ記事はこのグループ単位で書いていくわけです。

メインキーワードにもよりますが、概ね30~200個くらいのグループができ上がっているのではないでしょうか。基本はここで作られたグループは全て記事を作成すると考えて差し障りありません。

手順⑤ 優先度を決め、記事を書いていく

キーワードの分類・精査が終わったら実際に記事を書いていきます。

その際、優先度の付け方としては、下記の4つの観点で評価し、満たしているものが多いものから書くといいです。

  • 検索ボリュームが適切なもの(100~1000回のもの)
  • 競合性の低いワード
  • 書くべき内容がすぐに思いつく・得意
  • ユーザーの悩みが明確だったり、多くの人が悩むと思われるワード

あとはひたすら記事を書いていけばOKです。

手順⑥ GRCに登録し順位を計測する

GRCに登録し順位を計測する

記事を書いたら検索順位チェックツールに登録し、順位を計測します。

Macの方は一択、Windowsの方はがおすすめです。

GRCの使い方・順位チェッカーを使った順位の上げ方を見る

キーワードリストから記事を書くワードを選ぶコツ

キーワードのリストができあがり、優先度が決まったら順番に記事を書いていきます。

実際に検索を行い、上位記事の状態を確認する

キーワードを選定したら、実際に検索を行い、上位記事の内容を確認します。

上位記事が公式サイトや企業サイトで独占されていると、上位表示はかなり難しくなります。

現在のSEOはドメインの信頼性が重視されており、個人ブログよりも企業の運営するメディアの方がどうしても上位表示されやすくなっているためです。

1つの記事で1つのキーワード(検索意図)

ブログ記事を書く際は、原則として1つの記事で1つのキーワード(検索意図)を意識して作成します。

複数の検索意図に対応する記事を書くと、内容が薄くなったりゴチャゴチャしてしまうためです。

収益用のキーワードと集客用のキーワードを分けて考える

各キーワードには検索意図・検索目的があります。

  • 課題を明確にする・情報を収集する際に使うキーワード
  • 具体的な商品やサービスを購入して課題を解消する際に使うキーワード

があります。

ブログ記事も、集客用の記事と収益用の記事に分けて書き、集客記事から収益記事にユーザーを誘導する形で収益が発生する流れを作るのがポイントです。

検索意図の調べ方

キーワード選定は定期的な見直しをする

ブログのテーマや、取り扱い商品にもよりますが、一通り記事を作成してリライトなどを行ったあたりでキーワード選定は再度行いましょう。

定期的にキーワード選定を行う効果
  • 新しいキーワードの発見
  • ユーザーニーズの変化への対応
  • キーワードのより効果的な分類方法の発見

といった効果が得られ、訪問したユーザーのエンゲージメント(課題の解決)を促すことができるようになるためです。

SEOでは、ユーザーの行動も重要とされています。例えば直帰率や滞在時間、内部リンクの有効性などです。

ブログの課題解決力が高まると権威性が生まれ信頼へとつながっていくため、ドメイン自体も強くなり新規記事でも上位表示がしやすくなります。

まとめ:SEOはキーワード選定が最重要

ブログ記事を作成していくにあたってのキーワード選定の方法を解説しました。

  1. メインになるキーワードを選定する
  2. メインワードの複合ワードや関連ワードを収集する
  3. 集めたキーワードの月間の検索回数を確認する
  4. 集めたキーワードを分類する・整理する
  5. キーワードリストから作成する優先度の高い記事を選ぶ
  6. 記事を作成し、終わったらGRCに登録する

大きな流れは上記の通りです。

SEOにおいては、キーワード選定が全てと言うほど、重要な作業です。

キーワードを意識せずに記事を書いてもアクセスは集まらないので、キーワードをベースに作成する記事を決めていきましょう。

キーワードを選定したら検索ボリュームを調べよう

本記事の内容詳細(目次)