これからブログを始めて副業収入を得たいです。無料ブログで始めても問題ないでしょうか?
WordPressでブログを作る方が稼げると聞きましたが本当でしょうか?理由がよくわかりません。
これから収益ブログを始める場合、ブログを作る方法を選ぶ必要があります。
ブログを作る方法は主だった方法だけでも下記のようなものがあるので、迷ってしまいますよね。
- WordPressブログを立ち上げる
- 無料ブログを利用する
- HTMLで手作業で作る
- SIRIUSのような専用ツールを使う
上記の中では、大半の方がWordPressか無料ブログを選択されます。
最初に結論を言えば、収益ブログはWordPress一択、趣味ブログは無料ブログでもOK、です。
本記事では、なぜそうなのか、メリットを交えつつ解説します。
- WordPressと無料ブログを徹底比較
- WordPressの6つのメリット
- WordPressの3つのデメリット
- 無料ブログの3つのメリット
- 無料ブログの5つのデメリット
WordPressと無料ブログを徹底比較
WordPressと無料ブログの比較を徹底比較してみました。
収益ブログは自由度や安定性が重要なため、WordPress一択と言えます。
費用と収益の比較
比較項目 | WordPress | 無料ブログ |
---|---|---|
収益性(自由に広告が貼れる・機能の取捨) | ||
独自ドメイン(資産性・アドセンス利用) | ||
SEO(集客) | ||
費用 |
WordPressは、サーバー費用とドメイン代がかかります。
その分、運営目的である収益に関係するところはすべて自分でコントロールできます。
一方、無料ブログは費用こそかかりませんが、運営側の広告が勝手に表示されたり、独自ドメインを利用できないなど運営目的である収益に関する部分を自分で100%コントロールできません。
WordPressブログにかかるサーバー代とドメイン代は年間1万円程度です。このくらいであれば、収益化に成功すれば、すぐに回収可能です。
機能面の比較
比較項目 | WordPress | 無料ブログ |
---|---|---|
カスタマイズ性 | ||
デザイン性 | ||
機能拡張 | ||
初期設定・インストール |
無料ブログは登録すれば即使えるようになる手軽さがありますが、決められた機能・レイアウトでしか運営できず、収益のための微調整がほとんどできません。
WordPressは、初期設定は必要ですが、収益を最大化するためにデザインを微調整したり機能を追加・カスタマイズできます。
WordPressのインストールはサーバー契約時に完了でき、初期設定は初心者の方でも10分程度で完了できます。
運用面の比較
比較項目 | WordPress | 無料ブログ |
---|---|---|
継続性(突然のサービス終了) | ||
保守性 | ||
獲得スキルの汎用性 |
無料ブログは、運営元がバージョンアップや機能管理を行っているので保守・メンテナンスする必要がありません。
一方、突然サービスが終了されることがあります。有名なところでは、Yahoo!ブログが2019年12月15日に終了しました。
WordPressは自分が辞めない限りは突然終了してしまう、といったことはありません。サーバー会社がつぶれるということは稀にありますが、その場合もドメインなどを移転すれば移転先で継続可能です。
WordPressの6つのメリット
WordPressと無料ブログの比較で、収益ブログを運営するのに無料ブログを選択するメリットはほとんどありません。
WordPressを利用するメリットをもう少し深堀りします。
独自ドメインで運用可能
独自ドメインを使うメリットとして、下記のようなものがあります。
- アドセンスが利用できる(無料ブログの大半は利用不可、加えて審査に通りにくい)
- 無料ブログよりもアドレスの信頼性が高い
- アドレスを短くできるので覚えやすい
- URLを変更せずに運用できるのでSEO評価を失わない
一言で言えば、独自ドメインとは情報発信をする上での資産そのものです。収益面でもアドセンスが使えるのは大きいですよね。
デザイン性が高い
WordPressには「テーマ」という機能があり、美しくデザインされたテーマを簡単に利用できます。
運営会社の広告が表示されるということもないので、画面全体を自由にデザインできます。
無料ブログが「マンション」のようなものだとしたら、WordPressは「持ち家」のようなもの。自由に自分でカスタマイズできます。
広告の配置に制限がない=収益化に強い
デザインやレイアウトを自由にコントロールできるということは、広告の配置も自由に決めることができるということです。
何より、無料ブログは広告で運営されているため、運営側の広告が勝手に表示されてしまいます。せっかく集客したのに収益を無料ブログに奪われてしまうと意味がないですよね。同じ広告を押されるのなら自分に収益が入ってくる広告をクリックされたいもの。
WordPressでは自由に広告を設置できるので、クリック率を最適化でき、無料ブログよりも収益性が高くなります。
SEOに必要な設定を反映しやすい=SEOに強い
WordPressはSEOに関する様々な設定を自由に行うことができます。
特に重要なタグとして、タイトルタグやディスクリプションの設定が可能です。無料ブログはこれらの設定ができない場合が多く、検索順位を上げづらくなっています。
また、Googleでは同一ドメインは検索結果の中で2つまでしか表示されません。
無料ブログは同じサービスの中で同じテーマのブログが存在すると、サービス内で競合するのでSEOで上位表示を獲得する以前に、サービス内の競争に勝てなければGoogleの検索結果に表示すらされません。
機能拡張が容易
WordPressにはプラグインという機能拡張を行える仕組みが整っています。
WordPressのプラグインディレクトリには60,000個以上のプラグインが登録されており、管理画面から検索して簡単に追加できます。
もちろんすべて無料とはいきませんが、大抵のことなら実現する方法があり、大半は無料で利用可能です。
汎用性のあるスキルが得られる
WordPressは世界中で使用されているため、企業内で使用されることも非常に多いソフトです。
WordPressの利用経験は、転職や就職の場で多少のアピールポイントになることはもちろん、自社サイトの担当者となった際にも役に立つスキルです。
WordPressの3つのデメリット
WordPressでブログを始める方がメリットは多いのですが、もちろんデメリットもあります。
サーバー費用やドメイン費用がかかる
WordPressブログを運営するには、下記の料金が必要です。
- サーバー費用(年間10,000円前後)
- ドメイン費用(サーバー代に含まれることが多い)
月額に直すと800円くらいかかると考えればわかりやすいかと思います。
ブログで収益が上がる前から費用が発生するのが嫌だから、無料ブログで初めて収益が出始めたら独自ドメインに切り替えればいい、と考える方もいらっしゃいますが、多くの場合独自ドメインに途中で乗り換えると収益が下がります。
理由は、URLが大きく変わる場合が多く、移転元でリダイレクト設定など適切な処理を行えないから、です。
ゆくゆくは収益化して独自ドメインでWordPressブログを運営したいと考えているなら、最初からWordPressブログを選択することを強くお勧めします。
かかっても月800円程度ですので、支払えない額ではないはずです。
自分でインストールする必要がある
WordPressは原則として自分でインストールし設定する必要があります。
といっても、現在はサーバー契約と同時にWordPressをセットアップしてくれるレンタルサーバーがほとんどです。
つまり、契約が完了したら即管理画面にアクセスしてブログの投稿が可能な状態になるので、無料ブログとそれほど差はありません。
尚、おすすめのサーバーはConoHaWINGかエックスサーバーです。
高速で安定しており、ドメインも無料(サーバー代に込)です。
自分で初期設定をする必要がある
WordPressは自分で初期設定をする必要があります。
初期設定の内容は、ブログの名称やアドレスの設定をする、というものです。WordPressの初期設定で必要なものはそれほど多くはありません。10分程度で完了できます。
利用者が多く情報も豊富なため、初期設定でつまずく、ということはないはずです。
無料ブログの3つのメリット
続いて、無料ブログのメリットを深堀りします。
無料で利用できる
無料ブログの最大の魅力が「完全に無料で始められること」です。
とりあえずブログを作ってみたい、という「お試し」の時点でいきなりお金を払いたくないという場合にもってこいです。
本記事では無料ブログは収益ブログには向かないという観点で解説をしていますが、趣味ブログを作るなら無料ブログの方が向いています。
ゆくゆくは収益ブログにも挑戦してみたいけど、単純にウェブサイトを運営するという経験がないので試してみたいというのであれば、無料ブログからやってみるのも手です。
インストールや初期設定する必要がない(登録したらすぐ使える)
無料ブログはアカウントを開設したらインストール済み、初期設定済みですぐに使える状態になります。
開始までにかかる時間を大幅に短縮できます。
管理に手間がかからない
無料ブログはアップデートや保守といったことをすべて運営側で行ってくれます。
WordPressブログは、本体プログラムのアップデートやプラグインのアップデートなども基本的には自分で行う必要があります。
無料ブログの6つのデメリット
サービスが終了すると利用できなくなる
無料ブログはまれにサービスを終了してしまうことがあります。
これは、デメリットというより「問題点」と言っても過言ではありません。
仮に無料ブログでかなりの収益を得られたとしても、会社を辞めて専業ブロガーになった場合、突如サービスが終了してしまうとその時点で収益がゼロになってしまいます。そんなことになると路頭に迷ってしまいますよね。
自分ではどうしようもないところで急に収入が断たれるのはビジネスとしては成立していないですよね。
この点が無料ブログではなく、WordPressをお勧めする最大の理由でもあります。
広告を自由に設置できない
無料ブログで収益化しようとすると、広告の設置に対して2つの問題が出ます。
- 無料ブログ側の広告が表示されてしまう
- 設置可能な広告の形状・位置などに制限が出る
特に1つ目はサイト運営者が全く意図していない広告が表示されることになります。
せっかく記事を書いて集客したのに運営側の広告ばかりがクリックされてしまうともったいないですよね。
デザインや機能の制限がある
無料ブログは一つのプログラムで多くのユーザーをホストしているので、自由に機能を追加したり、デザインを微調整したりすることができません。
有料オプションが無意味
無料ブログには、有料オプションが用意されていることが多いです。
サービスにもよりますが、有料機能で提供される機能には下記のようなものがあります。
- 独自ドメインの利用
- 運営側の広告の削除
- 画像のアップロード容量制限の緩和
といった感じですが、月額費用が1000円近くするので、それならWordPressブログの方が逆に安くなってしまいますので有料オプションを使う意味がありません。
移行が大変
無料ブログで収益化に成功したので、そろそろ本格的にWordPressブログに切り替えよう、と思っても実質移行は不可能に近いです。
- ディレクトリ構造が異なるのでWordPress側で再現できる保証がない
- 無料ブログ側でリダイレクトの設定ができなかったり大変だったりする
- リダイレクトしないとドメインが変わるので評価がリセットされてしまう
収益化のために独自ドメイン化したい場合も結局は無料ブログの有料版を使う以外に選択肢がなくなってしまいます。
主要な無料ブログ一覧
無料ブログの総論的なところはお伝えした通りですが、サービス毎にかなり差がありますので、個別の無料ブログについてもサービス内容を一通り紹介します。
サービス | アドレス形式 | 有料プラン | 容量 | ブログ数 | HTML編集 | CSS編集 | 運営側の広告 | アフィリエイト | アドセンス | 独自ドメイン |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アメーバブログ | ディレクトリ | 198円 1,027円 | 1TB | 1 | あり | |||||
エキサイトブログ | サブドメイン | 270円 510円 1,030円 | 1GB | 1 | あり | |||||
FC2ブログ | サブドメイン | 300円 | 10GB | 1 | なし | 有料 | ||||
goo blog | ディレクトリ | 210円 524円 | 3GB | 1 | あり | |||||
ココログ | サブドメイン | 495円 1045円 | 2GB | 1 | あり | 有料 | ||||
Seesaaブログ | サブドメイン | 300円 | 5GB | 5 | あり | |||||
JUGEMブログ | サブドメイン | 300円 | 1GB | 5 | あり | 有料 | ||||
note | ディレクトリ | 500円 5万円 | 無制限 | 1 | なし | 有料 | ||||
はてなブログ | サブドメイン | 1,008円 | 月300MB | 3 | あり | 有料 | ||||
Blogger | サブドメイン | なし | 1GB | 100 | なし | |||||
livedoor Blog | サブドメイン | なし | 無制限 | 10 | あり | |||||
楽天ブログ | ディレクトリ | なし | 無制限 | 1 | あり |
無料ブログサービスは、有料版を用意してより多機能なサービスが利用できるようにして収益化しているか、有料版を用意せず、広告収入に一本化しているかのどちらかであることが多いです。
アフィリエイトも可能なものもありますが、ブログで発信された情報は、メンテナンスが行われている限り価値を失わず、記事を追加すればするほど価値が蓄積されていくメディアです。
運営会社の都合でサービスが終了になってしまう可能性がある状態での収益化は、それがたとえお小遣い稼ぎ程度であっても避けるべきです。
WordPress.comとWordPress.orgは何が違う?
WordPress.com | ブログサービス |
WordPress.org | 無料のオープンソースプロジェクトの公式サイト |
WordPressにはよく似たアドレスのサイトが二つあります。
一つはAutomattic社が運営しているブログサービス。無料版もあります。
もう一つがオープンソースプロジェクトの公式サイトです。自分のブログにインストールして使うのはこちらのものです。
現在はレンタルサーバーに自動インストールの仕組みがあるので、ここからユーザーが直接ダウンロードしてくるということはめったにありません。
結論(まとめ):収益ブログならWordPress一択
無料ブログとWordPressのメリット・デメリットについて比較をしてきました。
収益ブログ | WordPressが最適 |
趣味ブログ | 無料ブログもOK |
趣味でブログをするなら無料ブログでも全く問題ありませんし、手間がかかることを考えればむしろ無料ブログで作る方が良いかもしれません。
サービスの特性を理解し、最適な選択をしましょう。
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