検索意図を満たす記事を書いているのになかなか上位表示ができない、ということはありませんか?
もしかしたら、記事にキーワードが十分入っていないことが原因の一つかもしれません。
そこで、ブログ記事へSEO対策したいキーワードを入れる方法を解説します。
どこに、どのくらいの量で入れるのが適切なのか判断できるようになります。
文章として自然な形をとりつつ、狙ったキーワードだけでなく関連するキーワードや連想される共起語なども入れていくのがポイントです。
- SEO対策として、キーワードを自然に含めることが必要
- キーワードを入れる7つの場所と入れ方
- キーワードを入れる際の注意点
- ブログに入れるキーワードの探し方
SEOの基本:キーワードを実際にサイトに含めることをGoogleも推奨
ユーザーがサイトを検索するときに入力する可能性の高いキーワードを検討し、そのキーワードを実際にサイトに含めるようにします。
Google 検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)| Google 検索セントラル
SEOで狙ったキーワードで上位表示するためには、ユーザーが検索しそうなキーワードを実際にサイト内に含める必要があります。
ユーザーは、ウェブサイトに来た際に、自分が実際に検索したキーワードがこのサイトにあるのか確認しようとします。
Googleが理解しやすくするためというのと、ユーザーの行動傾向からも、一定量のキーワードを実際にサイト内に入れていくことが必要です。
SEOキーワードの入れ方
- タイトル(タイトルタグ・H1)
- description
- H2タグ
- 本文
- 画像
- 内部リンク(アンカーテキスト)
上記の場所に不自然にならないようにキーワードを入れていきます。
タイトル(タイトルタグ・H1タグ)
タイトルタグは、検索結果にも表示される重要な箇所です。
ブログ記事のタイトルには必ず狙うべきキーワードを入れましょう。
ブログ記事はキーワードを元に作成するので、おのずとタイトルタグにはキーワードが入ってくるはずです。
タイトルにキーワードを入れる際は下記に注意しつつ入れていきます。
- 検索者がクリックしたくなるような内容にする
- できるだけ左の方にキーワードを入れる
- 複合ワードの場合はなるべく自然な形で含める
- キーワードは1回のみでOK
- 30文字前後になるようにする
なお、タイトルタグは多くの場合多少の書き換えが行われます。そのまま表示されることはどちらかと言えば稀です。
Google 検索結果ページに表示されるタイトルリンクは、ページのコンテンツとウェブ上の参照元ページの両方を考慮して、自動的に作成されます。タイトルリンクは、各検索結果を最大限にわかりやすく伝えることを目標としています。
Google 検索結果のタイトルリンク(見出し)の変更 | Google 検索セントラル
自動的に作成される際に考慮される要素は以下のものです。
- <title>タグの内容
- ページ上の主な視覚的なタイトルや見出し
- 見出し要素(H1など)
- 目立つように作られた要素
- ページ内のテキストやアンカー テキスト
description
descriptionもタイトルと同じくGoogleの検索結果画面に表示されます。
ページの概要説明部分になるので、100文字分近く表示されます。タイトルよりも長いので、キーワードを1~2回程度は入れておくことが可能です。
また、検索結果の説明部分(スニペットといいます)ではユーザーが検索に使ったキーワードは太字で強調されます。検索ユーザーは自分が入力したキーワードを検索結果や訪問先のページで探す傾向がありますので、太字が強調されて目立つので有利になります。
ただし、descriptionに記載した内容が100%そのまま表示されるわけではなく、Googleによって適切な内容として判断された場合のみそのまま使われます。
Google では、ページ コンテンツから直接取得できる情報よりもページの概要をユーザーに正確に説明できると判断した場合、 タグのコンテンツを使用してスニペットを生成することがあります。
スニペットの管理・メタ ディスクリプションについて | Google 検索セントラル
- 全体で100文字前後に収める
- ページをうまく要約する
- キーワードを詰め込みすぎず、1~2回程度入れる
メタディスクリプションの書き方!最適な文字数やSEO効果も解説
H2タグ
見出しのH2タグまではキーワードを入れるようにしましょう。
H3にも入れてしまうと、かなりしつこい感じになり、読みづらくなりますので、キーワードを入れるのはH2タグまでで十分です。
H2タグにキーワードを入れる際は、無理やり詰め込まないようにしましょう。無理に詰め込むと、検索結果を操作しようとしていると判断されて評価されにくくなります。
- タイトルと対応させる
- 多少変形しても良いので自然な形にする
- 必要以上に連呼しないようにする(あくまで自然な形にとどめる)
本文
何かのテーマについて書く際に、そのテーマを示す単語が頻繁に登場するのは普通のことです。
本文にも一定量のキーワードが登場するのが当たり前なので、意識してキーワードを入れるようにしましょう。
本文にキーワードを入れる際には、次の種類のキーワードを含めるといいです。
- ページで狙っている「目標キーワード」
- 目標キーワードを含む「複合ワード」
- 目標キーワード以外にユーザーが使う可能性が高い「類義語」
- 目標キーワードと一緒に登場することが多い「共起語」
共起語は、共起語検索を使うと発見しやすいです。
- 一定数キーワードが出てくるのは普通なので適宜キーワードを入れる
- 必要以上に連呼しないようにする(あくまで自然な形にとどめる)
- 共起語や類語などを入れる
画像
画像には、alt属性という画像の内容を示す要素があります。
主に視覚障がい者が使う音声ブラウザ向けの要素で、読み込み中くらいにしか表示されませんが、画像の内容を示すものとして使われます。
Googleでは画像の内容を識別する技術が優れているので、あまりalt属性は使われていないとされていますが、画像検索の際などには今でも参考にしていますので、設定しておきましょう。
内部リンク(アンカーテキスト)
リンクは、大きく分けて外部からリンクされる被リンクと、サイト内の導線になる内部リンクに分かれます。
リンクを張るときに入れるテキストを「アンカーテキスト」といい、このアンカーテキストにキーワードを入れることで、飛び先の内容を示すことができます。
ありがちな間違いとして「詳細はこちら」のような指示代名詞のような文言でリンクを張ってしまう、というものです。
「詳細はこちら」とするより、「料金についてもっと詳しく」などのような具体的な表現にした方が読者もクリックしやすく、SEO的には効果的です。
ブログ本文に入れるキーワードの探し方
ブログ本文に入れるキーワードは下記のようなツールを使うと簡単に探すことができます。
- ラッコキーワード
- GetKeyword
- キーワードプランナー
- 共起語検索
サジェストワードを見つける「ラッコキーワード」
ラッコキーワードを使うと、サブキーワードや、掛け合わせワードを多く見つけることができます。
2語ワードなら大抵3語ワードがいくつか出てきますし、3語ワードでもいくつか4語ワードが出てくる場合もあります。
例えば本記事では、SEO キーワード 入れ方が対策ワードですが、ここからSEOを抜くと、下記のワードも関連語として上がってきました。
- ブログ キーワード 入れ方
- meo キーワード 入れ方
- youtube キーワード 入れ方
- seo キーワード 入れ方
- 荒野行動 キーワード 入れ方
- メルカリ キーワード 入れ方
上記で言えば、この記事の内容に関連のある「ブログ」や「SEO」、場合によっては「YouTube」や「MEO(Map Engine Optimization)」もページ内に多少含めた方が良い、ということになります。
なお、ラッコキーワードは無料版では検索ボリュームを取得できませんが、有料版にするとサジェストワードを検索ボリューム付きで出力できます。
また、同様のことをGetKeywordでは無料で利用可能です(ただし1日4回の使用制限があります)。
Googleキーワードプランナー
検索ボリュームを調べるツールでもあるキーワードプランナーでもキーワードの候補を見つける機能があります。
詳しいやり方は下記の記事で解説しています。
Googleキーワードプランナーで新しいキーワードを見つける方法
共起語を見つける「共起語検索」
対策したいキーワードの類義語や、共起語といったワードを探すのに便利なのが共起語検索です。
検索したキーワードと一緒に使われることが多いキーワードが一覧表示されます。
元のキーワードとニュアンスとして近いキーワードや、文脈的に使われることが多いと思われる単語は本文中にも積極的に使用していけばOKです。
例外:逆にキーワードを入れずに対策する方法(被リンク)
コンテンツにキーワードを入れる方法や入れるキーワードの選び方を紹介してきました。
一つだけ有名な例外があるので紹介しておきます。
Googleで「出口」を検索すると、Yahoo!のトップページが1番に表示されます。
実際にYahoo!のトップページで「出口」を検索してみたとしても、おそらくキーワードは出てこないです。
実は、これは非リンクのリンクテキストによるものです。
アダルトサイトにはトップページに「入口」と「出口」とが表示されることが多く、ここから先は18禁の内容を含みますと警告することが多いのですが、この時「出口」に設定されるのがYahoo!Japanのトップページが多く設定されていたのです。
これにより、Googleは「出口」を検索する人の多くはYahoo!Japanのトップページに行きたいんだ、と認識するようになりました。
サイト内のコンテンツで調整する方法の他に、外部リンクの被リンクに設定されるアンカーテキストでも対策は可能というわかりやすい例です。
※実際にこれで対策ができるケースは稀です。
まとめ:ブログ記事には上位表示したいキーワードを適宜入れよう
SEOキーワードの入れ方や、探し方について解説しました。
狙っているキーワードはタイトルタグ・description・見出しを中心に、本文やアンカーリンクなどにも適宜入れていくようにしましょう。
また、入れるべきキーワードはラッコキーワードなどサジェストツールを使って抽出し、検索ボリュームとコンテンツとの関連性の高いものを選んで自然な形で含めるようにしていくようにしましょう。