ブログを始めて1年ほどたちますが、1日30PVくらいしかアクセスがありません。やり方が間違っているのでしょうか?
どうやったらもっとアクセス数が増えるのか知りたい
こんな疑問にお答えします。
- ブログのアクセスが伸びない3つの理由
- ブログのアクセスを伸ばすコツ10個
- ブログのアクセスが伸びない場合によくある質問
ブログのアクセスが伸びない3つの理由
ブログへのアクセスが伸ばすには、
- 多くの人が探す情報を扱い、
- アクセスした人が悩みを解決できる記事に仕上げ、
- それをたくさん書く
ことが必要です。
ブログへのアクセスが伸びないというのは上記の3つの条件の全部もしくは一部を満たせていないことが原因です。
これらを言い換えると以下のようになります。
需要の少ない記事を書いている
検索エンジンで1か月間に検索される回数のことを検索ボリュームといいます。
検索される回数が多い=需要が多いということになり、検索回数が多いほど、上位表示された際にアクセスが増えます。
- 検索ボリュームを確認せずに書いている
- 検索ボリュームが100回以下のキーワードで記事を書いている
- 超マニアックなテーマでブログを作っている
検索ボリュームに対して意識していなかったり、上位表示されてもほとんどアクセスが見込めないキーワードを選んでいると当然アクセス数は増えません。
多くの人に検索されるキーワードやテーマで記事を作っていくことが大切です。
価値提供できていない
ブログ記事は、キーワードに込められた読者の悩みを解決する記事を書いていくのが基本です。
- 書きたいことを書いている
- 記事を読んでも悩みが解決しない
上記のような記事になっていると、検索エンジンでの上位表示が難しくなり、アクセスが集められません。
ブログ記事は、読んだ人にとって有益だと感じられ、悩みを解決できることが重要です。
記事数が少ない
十分な需要があり、価値提供ができていても、書いたブログの総記事数が少なければやはりアクセスは伸びにくいです。
ブログ記事はキーワードを決めて書きます。キーワードとは、ブログへの入り口を意味しますので、入口が少ないブログと多いブログ、どちらがアクセスを集められるかは自明ですよね。
質を落とさず多くの入り口を作っていけば、ブログへのアクセス数は自然と増えていきます。
ブログのアクセスを増やす10個のコツ
- 正しく認識する
- 検索エンジンでのクリック数を増やす
- 読者満足度を上げて順位を上げる
- 最大化する
アクセス数を増やす基本の考え方は上記の通りです。
各ポイントを改善するための、コツを順に解説します。
キーワードを選んで記事を書く
初心者の方がやってしまいがちなことが、ブログに書きたいことを書く、という失敗です。
日記のような記事を書いてアクセスが集められるのは有名人だけです。
ブログ記事はキーワードを選び、検索された背景や検索意図を考慮しつつ、読者の悩みを解決するために書きます。
ロングテールのキーワードを狙う
ブログ記事を書く上でねらい目となるキーワードがロングテールワードです。
- 1か月の検索ボリュームが1000回以下
- 3語以上のワード
- 検索意図を特定しやすい
- 競合が少なく上位表示されやすい
例えば、ブログ 見出しと、ブログ 見出し デザインだと、どちらが検索意図を特定しやすいでしょうか。
ブログ 見出しだと、見出しの文字数を知りたい人もいれば、デザインを知りたい人もいれば、書き方を知りたい人もいることになります。
このように、2語ワードくらいまでは検索意図の抽象度が高くなってしまいますが、3語ワードまで絞り込めば検索意図をかなり特定できます。
記事をも書きやすくなり、上位表示もしやすくなるのでPV数を増やすにはロングテールワードを狙いましょう。
ロングテールキーワードとは?選び方やSEOに効果的な使い方【無料ツールも紹介】
検索ボリュームが100~1000回のキーワードで記事を書く
ブログへのアクセスの中心は検索エンジンからの流入です。
1か月の検索回数が100回未満のキーワードだと、たとえ1位をとってもほとんどアクセスが増えません。
かといって、検索回数が多すぎるキーワードを狙うと競合サイトが多くなってしまうため、上位表示することが難しくなります。
そこで目安として、1か月に100~1000回検索されるキーワードで記事を書けば上位表示されやすく、十分なアクセス数を見込むことができます。
検索ボリュームはアクセス数の元になる数字なので、キーワード選定を行う際には必ず確認しましょう。
クリックされる魅力的なタイトルをつける
適切なキーワードを選び、読者の悩みを解決できる記事が書けるとブログ記事が上位表示される確率が上がります。
しかし、検索結果には自分の記事のほかにも多くの競合記事が掲載されます。
検索結果に表示されるタイトルが魅力的でないと、クリックされません。
せっかく良い記事を書いていても、クリックされなければ存在していないのと同じ。
思わずクリックしたくなるような魅力的なタイトルタグをつけるようにしましょう。
読者の悩みを解決する
キーワードを選んだら、そのキーワードに込めた検索意図を意識しながら記事を書いていきましょう。
- 読者が知りたかったことに答える
- 読者も気づいていなかったことを先回りして解説する
記事を読んだ読者が最終的に悩みを解決できるような内容になっていると、検索順位が上がります。
ライティングの型を使う
読者の悩みの解決策を伝えるのには、Webライティングの型が役に立ちます。
記事全体の構成を短時間で内容を把握できるSDS法を用い、個別の解説にはPREP法を用いるといった感じです。
ライティングの型や、文章構成のやり方は下記の記事で詳しく解説しています。
内部リンクを張る
読者の悩みは、1つの記事ですべてを解決できるとは限りません。
記事を読むうちに、関連する情報についても知りたくなる、ということはよくあることです。
読者が知りたかったことを書いただけでは読者は検索結果に戻って関連情報を再度検索してしまいます。
そうならないよう、関連する記事にリンクを貼って、少しでも滞在時間を増やしましょう。
記事を増やす(ブログのカバー範囲を広げる)
ブログの入り口はトップページだけではありません。
個々の記事がキーワード毎に作られるということは、それだけ入口になりえるページが増えるということにつながるため、記事数の増加に伴ってアクセス数も増えていきます。
基本はロングテールのキーワード狙いで作成しますが、数が一定数たまってくると、次に紹介するミドルワードの対策も可能になってきます。
まとめページを作る(ミドルワードを狙う)
記事数がある程度増えてきたら、まとめページを作成してミドルワードを狙いましょう。
- 検索ボリュームは1000~5000回
- 検索意図が抽象的
- 2語のワード、または検索ボリュームが多い3語ワード
ミドルワードは、検索意図が抽象的なので、1つの記事ですべてを書ききるのではなく、概要を書いて詳細はロングテールワードの記事にリンクを貼る形をとります。
リライトを繰り返す
ブログ記事は一度書いたら終わりではなく、GRCのような順位チェックツールを使って順位を計測しながらリライトを繰り返すものです。
最初についた順位が40位くらいでも、リライトを繰り返しながら少しずつ順位を上げていき、流入を増やしていくことが大切です。
リライトの対象にするべき記事としては、20~30位くらいで停滞している記事です。
リライトによって10位以内にランクインすれば、一気に集客に貢献する記事にかわります。
ブログのアクセスが伸びない場合によくある質問
アクセスが伸び始めるのはいつくらいから?
ブログへのアクセスが増え始めるのは、ブログを始めてから3か月後以降とよく言われます。
- Googleにインデックスされていないから
- 記事の評価が確定していないから(順位が安定しない)
- 記事数が少なく、回遊が生まれないから
- ブログ初心者のうちは記事の書き方なども上手くないから
ブログの更新スピードは人によって異なりますので、期間として答えるのは難しいですが、おおむね50記事以上になってくるとまとまったアクセスが増えてくる印象です。
脱初心者といえる目安はどのくらい?
アクセス数でいうと、1日あたり100PVくらいが脱初心者の目安と考えるとよいでしょう。
現在参照することができなくなってしまいましたが、以前リサーチバンクが調査した結果によると、1日のアクセス数が50PV以下のブログが全体の8割近くを占めたそうです。
私自身も概ね同意できる数字であり、脱初心者の基準としては50記事で1日100PV位を目指すといいです。
SNSを併用するべきですか?
基本YESです。
新しく作ったブログは被リンクもなく、ドメインに対する信頼性も低いため、検索エンジンで高い評価を獲得していない状態です。
X(Twitter)などのSNSを活用して流入を獲得するほうが初速がつきます。
ただし、SNSの運用とブログの作業を並行するのはかなり大変ですので、やってみてきついと感じたら当面はブログ記事を増やすことに集中するようにしましょう。
新規記事とリライトだと優先度が高いのはどちらでしょうか?
50記事未満の場合は新規記事作成に集中した方がいいです。
50記事を超えている場合は、作成しているブログ記事の質によります。
記事を公開する時点で、まだやれることはあるけれど公開することを優先している記事が多い場合は、順位チェックを行った上で、リライトを行うことをお勧めします。
記事の公開時点である程度やり切ったといえる記事ばかりの場合は引き続き新規記事を追加することに集中したほうが良いでしょう。
まとめ:コツコツ継続すればアクセスは伸びる
最後に、本記事で解説してきた内容をまとめます。
- 需要の少ない記事を書いている
- 価値提供できていない
- 記事数が少ない
上記の対処法・コツは以下のとおりです。
- キーワードを選んで記事を書く
- ロングテールのキーワードを狙う
- 検索ボリュームが100~1000回のキーワードで記事を書く
- クリックされる魅力的なタイトルをつける
- 読者の悩みを解決する
- ライティングの型を使う
- 内部リンクを貼る
- 記事を増やす
- まとめページを作る
- リライトを繰り返す
今回は以上です。