ブログと日記の違いとは？一般人が収益化するならどっちがおすすめ？

ブログといえば「日記」のイメージを持つ人も多いはず。

しかし、一般人が書く日記は需要が少なく、稼ぐことは困難です。

「思うように稼げていない」という人は、もしかしたら日記を書いてしまっているのかもしれません。

まずは日記とブログの違いを理解し、自分のブログが日記に陥っていないか確認しましょう。

最後まで読めば正しいブログ記事の作り方がわかるはずです。

そもそもブログとは？日記とは？

ブログも日記も時系列で記事がたまっていく仕組みなので、どうしても「同じもの」と捉えてしまいがち。

そもそもブログがどんなもので、日記がどんなものなのか、実例を挙げて解説します。

ブログの具体例

ブログとは、読者にとって役立つ情報を発信するウェブサイトのことです。

読者の「〇〇について知りたい」「〇〇の悩みを解消したい」といったニーズに対する解決策を発信することでアクセスを集めます。

後述しますが、ブログは役立つ情報を発信する対価として収益を上げることを目的に運営されます。

日記の具体例

日記とは、その日あったことや、感じたこと、備忘録などを記したウェブサイトです。

上記のような内容だと、アクセスが集められるのは、有名人やインフルエンサーです。

有名人には一定のファンがおり、「最近の動向・活動が気になる」というニーズを満たせるためです。

逆に言えば、一般人が運営する日記ブログだと、よほど面白い内容を書くことができない限り、まず興味を持ってもらえることはありません。

なお、日記であってもサイト名には「オフィシャルブログ」のように「ブログ」という言葉を含めることが少なくありません。一般的にはブログ＝日記の英語表記くらいに認識されているようです。

ブログと日記の違い

ブログと日記の違いを細かくあげると上記のようになります。

少し項目が多いですが、要はコンテンツの差です。

ブログは「お役立ち情報がコンテンツ」で、日記は「自分がコンテンツ」です。

ブログと日記の違いは何？って聞かれたら、上記を答えられれば正しく認識できているといっても過言ではありません。

表を見るだけでもある程度理解できると思いますが、念のため詳しく補足しておきます。

①運営目的

ブログ	収益を得る
日記	影響力を増やす or 自己実現（発表の場）

ブログの場合はストレートに収益、つまり「お金」を得るために運営されます。

対して日記の場合は直接的な収益よりも、自身のネット上またはリアルでの影響力を拡大させることを目的に運営されます。

②読者と発信内容

ブログ	悩みや疑問を持つ人に、解決策を紹介
日記	ファンに自分の日常や考えを発信

ブログと日記、対象読者と発信内容には上記のような違いがあります。

ブログは収益を発生させるために、悩みのある人を集め、解決策を提示する中でマネタイズを行うメディアです。

日記は、既存のファンや、これからファンになってくれる人に向けて、自分の日常や考えを発信します。

③収益化方法と稼げる金額

ブログ	広告収入やコンテンツ販売で月0～数百万円稼ぐ
日記	ネット上ではほとんど稼がない

ブログはアクセス数の増加に伴って、数万～数百万というお金を稼ぐことが可能です。ただし、立ち上げたばかりのブログはアクセスがほとんどないため、収益は0円というのが普通です。

日記はネット上で直接稼ごうとはせず、リアルビジネスで稼ぎます。例えば芸能人なら人気になればメディアへの出演などで稼ぐ機会が増えますし、グッズ販売といった方法でも稼ぐことができます。

④アクセスの集め方

ブログ	キーワード検索やSNSなど
日記	指名検索やブックマークなど

ブログにアクセスを集める主な方法は検索エンジンからの流入です。悩みを持つ人は解決のために検索行動をとるためです。

検索行動をする人は「今すぐ解決したい人」ですが、特定のテーマに「興味がある人」はSNSで関連するアカウントをフォローし、受動的に情報を収集し続けるのでSNSでの発信からブログに誘導するのも効果的です。

日記は運営者名での指名検索やSNS、ブックマークなどでアクセスを集めます。

⑤運営にかかる費用

ブログ	サーバー代などで月1000円程度
日記	ほぼ0円で運営されることが多い

ブログは検索エンジンで上位表示されないとなかなかアクセスを集めることができません。

そこで、上位表示に有利なWordPressで作られるのが一般的です。

WordPressブログを立ち上げるにはレンタルサーバーが必要になるので、その費用が月々発生します。

日記は指名検索が中心のため、設置するサーバーはどこでもいいため、無料ブログを利用されることが多いです。

ブログと日記の共通点

ブログと日記の違いについては上記の通りですが、以下のような共通点もあります。

運営者に何らかのメリットがあること

ブログにせよ、日記にせよ、何らかのメリットが運営者にないとボランティア精神だけでウェブサイトを続けることはできません。

なぜなら、どんな記事でも、書くにはそれなりに時間と労力がかかるためです。

何時間もかけて記事を公開しても誰にも読まれないとしたらさすがに続けられませんよね。サーバーを契約するなら実費もかかるので無報酬では継続できないのが普通です。

読者に読んでもらうこと

ブログも日記も、誰かに読んでもらいたくて運営されます。

日記の運営目的として、日々の出来事の記録や備忘録にする、と言う人もいらっしゃるかもしれません。

しかし、ネットに公開している以上は、誰かの目に触れる可能性があるので誰にも読ませたくないという意図では運営されません。

もし本当に誰にも読ませたくないなら、自分のスマホのメモアプリや、紙の日記を使うのが適切です。

読者に行動してもらうこと

読後の共通点として、読者に何らかの行動をしてもらいたい点が挙げられます。

ブログなら自分のブログ経由で商品が売れることで収益が発生するので、広告をクリックしてくれるという行動がゴールです。

日記なら、コメントをもらう・SNSアカウントでフォローしてもらうなど、ファンに自分との接点を増やしてもらうことがゴールになります。

ブログと日記はこんな人におすすめ

以上を踏まえて、ブログがおすすめの人と、日記がおすすめの人を整理すると以下のようになります。

ブログがおすすめの人

• 収益を得たい人
• スキルを獲得したい人
• どうせ稼ぐなら世の中の役に立っている実感を感じられるビジネスをしたい人

ブログで稼ぐ方法は、直接的な手段として広告収入があります。

また、間接的な手段としては、スキル獲得による本業での収入増も狙えます（昇給や昇格、転職）。

スキルを身につけると、たとえ会社が倒産してもすぐに転職できるため、経済的な安定が手に入りますね。

ブログに向いている人の8つの特徴と向いていない人の5つの特徴

日記がおすすめの人

• 有名人
• 読者との接点を増やすことが最終的な収益増加や自己実現につながる人
• 作品の発表の場が欲しい人
• 何らかの情報発信手段が欲しい人

日記を作るのに向いているのは上記のような人です。

日記で人気に火がついて有名になるのではなく、もともと一定の知名度があり、それをネットを活用して最大化していくイメージです。

ブログを運営中の人は「日記的」になっていないか点検しよう

ブログと日記の違いが理解できたら、日々のブログ運用にも活かしていきましょう。

自分では「ブログ」を運営しているつもりでも、知らず知らずのうちに「日記」的になってしまうことはよくあることです。

このような「いつの間にか日記症候群」は概ね、読者よりも自分の都合を優先し始めた時点で発生します。

読者は、自分の課題に沿った意見は受け入れてくれますが、発信者の都合に沿った意見は受け入れにくいものです。

アクセスがある程度あるのに収益につながっていないのであれば、自分の収益ではなく読者の悩みを解決することにフォーカスすると、結果的に収益化できるはずです。

これから収益化を目的に始める人はブログがおすすめ

一般人がブログで収益化を目指すなら日記よりもブログがおすすめです。

ブログで稼ぐ仕組み

ブログで稼ぐ方法は、主には広告収入です。

初心者が収益化ブログを始める方法

ブログを立ち上げるまでの流れは以下のとおりです。

各項目に関連する記事をリンクしておきますので詳細はそちらでご確認ください。

上記の手順は、ブログの始め方でも詳しく解説しています。

まとめ：目的にあった形態でブログ・日記を運営しよう

ブログと日記の違いは、細かくあれど、一言で言えば、

ブログは「お役立ち情報がコンテンツ」で、日記は「自分がコンテンツ」です。

そもそも運営目的からして日記は稼ぐことを目指していないため、一般人がブログで収益化を狙うなら、ブログ一択です。

本記事は、稼ぐならブログというスタンスで書いたのですが、もちろん日記がダメというわけではありません。要は目的にあった形態で運営することが大切です。

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