狙ったキーワードでなかなかブログ記事を上位表示できない、とお悩みではありませんか?
昔のSEOは「ルール」のようなことを守っている「だけ」で上位表示ができていました。
- タイトルタグや見出しにキーワードを入れる「だけ」
- 自演でもいいから被リンクを増やす「だけ」
- キーワードの比率や近接を調整する「だけ」
- とにかく長文を書く「だけ」
- 上位記事の内容を集めてきてまとめる「だけ」
しかし現在は、上記のような「テクニック寄りの手法」は通用せず、これでは上位表示することはできません。
じゃあ、一体どういう風にすれば上位表示できるの?となりますよね。
実はGoogleはずっとその答えを運営者に伝え続けています。
ただ、その内容は「すべてのサイト」に言える共通項のような感じで書かれているので、自身の運営するサイトに適用するには「落とし込み」が必要です。
そこで、本記事では、Googleが言っている「答え」をもとに、チェックリストの形で「落とし込み」ができるようにしました。
既にご存じの内容もあるかもしれませんが、認識違いをしていないのかも含めて確認し、上位表示を目指しましょう。
ブログ記事を上位表示させるための3つのチェックリスト
まずは全体像、チェックリストを確認ください。
- 作成するコンテンツ自体に関するチェックリスト
- ユーザーから好まれるためのチェックリスト
- 検索エンジンに理解されやすくするためのチェックリスト
の3つに分かれています。
知りたいところにジャンプします
Googleが伝えている上位表示の答え
Googleはウェブサイトの運営者向けに「Google検索セントラル」というサイトを公開しており、このサイトで上位表示の答えを質問形式で公開しています。
ただ、読んでもらうとわかるのですが、内容的には抽象的かつ当たり前のことが書かれているように見えるので、一読しただけでは「ふ~ん」という感想しか持たないかもしれません。
しかし、なぜこのような内容でしか上位表示の方法を伝えられないのかを考えることが重要です。
それはつまり、作業的なテクニック(例えば被リンクを増やす、のような)では上位表示を実現することができないからこのような表現になっているはずです。
Googleは200以上の指標(シグナル)を用いてランク付けをしていると言われています。
仮にこの指標が、キーワード毎に適用される種類や数、ウェイトが異なるとしたらどうなるでしょうか。
Aというキーワードでは有効だったことがBというキーワードでは有効ではないといったことになるので無限の組み合わせが発生することになりますよね。
そうなると、作業的な「テクニック」という形での体系化が不可能であるのもうなずけます。
その代わり、ランキング指標の適用のされ方や調整の方向性・考え方は共有可能です。なので、上記ページは作業的なテクニックはほとんど記載がなく、考え方のような感じの書き方になっているのです。
Googleのドキュメントは質問形式となっており、具体的な方法までは書かれていません。方法はサイトによってさまざまなので、「あとは自分で考えて」という状態になっています。
今回紹介しているチェックリストはもう少し作業寄りに落とし込みをしていますので、順に解説していきます。
① コンテンツの内容に関するチェックリスト
ブログで上位表示を狙うにあたり、コンテンツを作成する際に気を付けておくべきことのチェックリストです。
読了後に「再検索」しなくてもいいか
記事に十分な情報がなく、読了後に再検索して関連する内容を探さないといけない記事を上位表示するべきか?と聞かれたらもちろん、NOですよね。
- 内部リンクで関連ページにリンクを張る
- FAQを入れる
- 補足を入れる
- 情報の出所を明記する
- 著者の情報を明記する
そのためには上記のような対策が有効です。
見落としがちなこととして、情報の出所として、引用元と著者の情報も明記しましょう。
記事自体への権威性・信頼性を高めることになりますし、「情報の正しさを確認するための再検索」を防ぐことができます。
読了後に再検索される記事はGoogleからすれば「内容不十分」と判断されかねないのでできるだけ再検索されないようにしましょう。
検索ボリュームが大きすぎるキーワードを選んでいないか
ブログ記事はキーワードを決めて記事を書きます。
キーワードを選ぶ際に検索ボリュームの大きすぎるキーワードばかり選んでいると、なかなか上位表示ができません。
検索ボリュームが大きいキーワードは上位表示したときに流入するユーザー数が多いため、多くの競合が狙うことになります。
必然的にライバルの数が増えるので単純に上位表示が難しくなります。
また、検索ボリュームの大きいキーワードは多くの場合、検索意図が絞り込めないことが多く、1記事で対応しようとすると的外れな内容で書いてしまいがち。
検索意図が抽象的なキーワードは集約ページを作ってサブページを複数用意して対応しましょう。
よって、ブログ記事を書く際は月間100~1000回ほど検索されている、検索意図を特定できるキーワードを選びましょう。
ロングテールキーワードとは?選び方やSEOに効果的な使い方【無料ツールも紹介】
顕在ニーズに早めに応えたか
上位表示される条件として、検索意図に応えていることは必須の条件です。
読者が使用したキーワードに現れる顕在意図については、もったいぶらずに早い段階で答えてしまいましょう。
例えば、〇〇 使い方のようなキーワードで、〇〇とは・・から書き始めてしまうことはよくありますが、〇〇と入力している時点でそれが何かを読者は知っているはずです。わかりきっていることの定義部分は不要です。
何ならリード文でサクッと答えを言い切って、逆にその答えが予想外だから理由が気になる、といった感じで興味を引いて、ブログ本文に誘導するのも手です。
検索意図とは?種類・調べ方・活用方法を解説【SEOでの重要性】
いつの間にか違うキーワードに関する内容にすり替わっていないか
例えば〇〇 人気というキーワードについて書いていったのに、いつの間にか〇〇 使い方の内容にブログ記事がすり替わっていた、といったことはよくあります。
こういった場合、「人気」では上位表示ができず、「使い方」で30~60位くらいと中途半端な順位にしかならない、といったことに陥りがち。
- 深い知識を持っている人にありがち
- あれもこれも盛り込もうとしてしまう(ブログの記事構成に失敗している)
- 記事全体で一貫性のある主旨を決める
- その上で、まずは主旨に沿った記事構成を作る
- 「あれもこれも」の部分は「主旨を理解する上で重要か」を問いかける
- それでも必要と判断できることについては、補足やよくある質問の形で記事後方に記載する
なぜ、記事を作ったのかに「ユーザーのため」と答えられるか
Googleの推奨するコンテンツの自己評価方法の一つに、「なぜ作ったか」を問うというものがあります。この問いに対し、
- 検索エンジンからのアクセス数を増やしたいから(順位を上げたい・操作したい)
- 広告のリンクを踏んでほしいから(収益化したい)
- 更新頻度の高いブログと認識させたい
が主な目的である場合、Googleが望むコンテンツに仕上がらない可能性が高まります。
これらは「ユーザーの課題解決の結果、得られるもの」であって、直接的に目指すべきものではありません。
GoogleはGoogleが望むコンテンツを上位に表示します。Googleの望むコンテンツを一言で言えば「ユーザーの役に立つコンテンツ」です。
ブログ記事を上位表示させるには、ユーザーの役に立ちそうか、を常に意識しながら記事を作成するようにしましょう。
ユーザーが求める内容でなく運営者都合の内容に変わっていないか
例えば、読者は単に情報だけを求めているのに、解決策はこれと強引にプッシュしてしまうような書き方をしてしまうケースです。
- 成果が出ていないことに対し、焦りがある
- 直帰やブログの成果につながらないアクセスは無意味だと勘違いしている
- Googleは「有益かどうか」を重視している(例:ヘルプフルアップデート)ことを知る
- 成果につながらなくても、読者が満足したらSEO的にも良い評価が得られると考える
どこにでもある当たりさわりのない内容にとどまっていないか
検索エンジンに上位表示されている記事は、ユーザーの検索意図を満たしたとGoogleが判断したページだから、上位記事の内容を網羅しながら記事構成を作成しますよね。
しかし、上位記事の内容を集めただけの、オリジナリティのない「どこにでもある記事」を量産しても上位表示できない場合が多いです。
ネット上に既にある情報でユーザーが満足できているのなら、新たにまとめなおしただけの記事をわざわざ上位表示させる必要性がGoogleにはありませんよね。
内容として、上位表示されている記事を上回ることが重要です。
- 十分な商品知識や利用経験がない
- 網羅性さえ高めれば価値が生まれると誤解している
- 競合を意識しすぎている
- 記事を書くスピードを優先している
- しっかりリサーチして十分な知識を身に付ける
- 記事を読んでいる読者の顔をイメージする
- 競合ブログの運営者が悔しがる(驚く)顔をイメージする
- あなたにしか書けなかった記事を作る意識を持つ
- ネット上にある最強の記事を作る
時間をかけて作り上げたコンテンツであるとわかるか
上位表示できているブログ記事は、どれも読み応えがある記事ばかりですよね。
- 読者が本当に知りたかったことがきちんと書かれている
- 読了後に疑問が残らない
- 難解な内容は図解を自作してわかりやすく表現している
- 読み疲れないよう適度に装飾をしている
- 抽象的な内容には具体例を自ら作ってわかりやすさを高めている
- 「このくらい言わなくてもわかるだろう」という甘えがない
こういった記事を書こうとすれば、必然的に文字量は増え、時間もかかります。
記事の追加速度や総数をついつい追いがちになりますが、時間をかけてでも1ページずつしっかり作りこんでいくようにしましょう。
誤字脱字など、基本のキはしっかりできているか
新規に記事を書く際は、上位記事をチェックしますよね。
下記のようなケアレスミスが残っている上位記事にどのくらいの確率で遭遇しますか?
- 誤字
- 脱字
- 誤変換
- リンク切れ
- レイアウト崩れ
- ショートコード丸出し
私の体感だと、上位記事にケアレスミスが残っている確率は3%以下です。
厳しい言い方になりますが、当たり前にできていないといけないことすらできていない記事が信頼に足るはずもないので、ケアレスミスは一切残さないように気を付けましょう。
書いた記事は、日を変えて、デバイスも変えて、何度も読みましょう。自分の書いた記事の一番のリピーターは自分であるようにしましょう。
読みやすい文章か(冗長表現・一文の長さ・テンポ)
ブログには文章力は必ずしも必要ありませんが、見た目が悪い文章やリズムが悪い文章は読みづらいと感じてしまうものです。
- 一文の長さが80文字以上
- 行間が詰まりすぎている
- テキストの装飾が少なすぎる
- 7個以上続く箇条書き
- ほとんど文字装飾がない
- 崩れたレイアウト
- 冗長表現(例:することができます → できます)
- 助詞の連続(1文に2回までにするべき)
- 同じ文末の連続(ですやますが連続しすぎる)
- 読点(、)が多すぎる
読みづらい文章は、伝わりにくい文章。
記事の内容には自信があるのに上位表示できない場合は、読みやすさ(伝わりやすさ)を高めることに取り組んでみましょう。
紹介したくなる内容か
作成したブログ記事に自分でも自信が持てる仕上がりだと、SNSで宣伝したり、多くの人に見てほしいと思いますよね。
- 自信をもってSNSのフォロワーに案内できるか
- ブックマークしておこうと思えるか
- 記事が引用されると思えるか
- 被リンクを獲得できそうな内容か
記事を書き終えたあと、フォロワーに「アクセスしてほしい」からではなく「ためになるから見てほしい」という思いで紹介できるかを自問しましょう。
個人的にはGoogleはChromeを使ってユーザーの行動データを取得していると考えており、ブックマークも記事の信頼性を図るための指標の一つと思っています。
②ユーザーに好まれるコンテンツにするためのチェックリスト
読者満足度を高め、滞在時間を伸ばすのに必要な条件を満たすためのチェックリストです。
目次までで本文を読みたくなるか
ブログ記事にアクセスされて、そのまま記事が読まれるかどうかは、目次のあるところまで(冒頭部分)が勝負です。
読者は目次が終わったところからが本文であると経験的に知っているので、目次までのところまでで本文を読むかどうかを判断します。
- 記事タイトル
- アイキャッチ画像
- リード文
- 目次(見出しのリスト)
上記の書き方次第で直帰するか、記事が読まれるかが変わりますので下記を参考にしつつ、冒頭部分で読者の心をしっかりつかみましょう。
わかりやすさを優先しているか
- わかりやすさよりも正確さを優先した記事(難易度がやや高い=読者が少ない)
- 正確さよりもわかりやすさを優先した記事(難易度がやや低い=読者が多い)
検索エンジンで上位表示される記事は、後者である場合が多いです。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
Google が掲げる 10 の事実
上位表示される記事は、対象読者が多く、大半の人にとって満足度が高い記事のほうです。
取り組みジャンルに詳しくなればなるほど、目線がどんどん上がっていき、いつしか読者の目線よりずいぶん高い位置になってしまうことはよくあることです。
正確に「伝える」ことよりも、わかりやすく「伝わる」ことを優先したほうが記事の対象になる読者が増えるのでわかりやすさを優先していきましょう。
クリックしたくなる魅力的なタイトルタグになっているか
Googleは検索結果画面のクリック率を重視しているはずです。
なぜなら、検索結果画面に遷移した先でしか、ユーザーの欲求は満たされないから。
実際、サーチコンソールでもクリック率の情報は運営者に提供しており、運営者も巻き込んで少しでもクリック率を高めたいわけです。
魅力的なタイトルを付けることをGoogle自身も推奨しています。
検索結果のクリック率を評価しているという証拠はありませんが、クリック率が低い記事をいつまでも検索結果に表示していると、SERPs全体のクリック率が上がらないので入れ替えたいと考えるのが普通なはず。
よって、ユーザーが思わずクリックしたくなるような魅力的なタイトルタグにしておくことは、ユーザーにとっても、Googleにとっても歓迎されることです。
定期的に見直しているか(内容が古くなってないか)
ブログ記事を書いたタイミングでは事実確認(ファクトチェック)も行って、間違いがない状態にしてあるはずですよね。
しかし、時間の経過に伴い、正しい内容が変化することがあります。
例えば価格の改定が行われ、ブログに記載している金額と、実際の金額が異なることはよくあります。記事に記載した金額を変更しないと、事実と異なる内容を書いていることになりますよね。
内容が古くなってくると、信頼性のある記事ではなくなってしまいます。
Googleが誤った情報を記載している記事を上位に表示し、誤情報がもとでユーザーが被害を受けてしまうと、ユーザーはGoogleを使わなくなってしまいます。
そうなると、広告が収入源のGoogleとしては困るわけです。
ですので、正しい情報であるかどうかを定期的にチェックし、変更されていたらブログ記事の方も修正するようにしましょう。
スマホで崩れず表示できるか(装飾に注意)
ブログ記事はPCで書くことがほとんどのはず。
意外と見落としがちなのがスマホ実機での確認作業です。
WordPressでは、装飾の使い方によっては変な位置に改行ができたり、意図しない表示になってしまうことが少なくありません。
実機でアクセスしてきちんと表示されているかの確認は記事を書くたびに必要です。
- テーブル
- タブ
- カラム系
- ボックスメニュー
コンテンツ内容に応じて形状が変化するブロックはPCでは普通に見えてもスマホでレイアウトがやや崩れたように見える場合があるので注意しましょう。
表示速度が遅くないか
画面表示は早ければ早いほどいいです。
3. 遅いより速いほうがいい。
Google が掲げる 10 の事実
Googleは過去にもスピードアップデートをリリースし、表示速度を上位表示の要件に含める変更を行ったこともあります。
最近なら、Core Web VitalsのLCPやFIDで単純なページの速度というより、ユーザーが操作可能になる(閲覧可能になる)までの体感時間を重視するようになってきています。
- 画像の圧縮
- プラグインの数
- WordPressテーマ
- サーバースペック
概ね、速度テストでモバイルで80点以上取れていれば一旦は合格とみなして構いません。
誤タップにつながるレイアウト移動がないか
Googleは、より良い検索体験のために、ウェブサイトの快適さも判断指標の一つとして取り入れています。
ページ エクスペリエンスの Google 検索結果への影響について(Google)
簡単に言うと、ページの読込速度・操作可能になるまでの時間・表示の安定性がユーザーの体験にかかわる要素として重視されています。
ページを読み込んでいる最中に、レイアウトが移動して誤タップをしてしまった、という経験はないでしょうか?
これが発生しないようにするには、画像など、要素のサイズを事前に指定しておくことが必要です。
ブログの場合はWordPressテーマ側である程度コントロールされており、有料テーマであれば概ね対策済みなのでレイアウト移動のないWordPressテーマを導入しておきましょう。
③ 検索エンジンに理解されやすくするチェックリスト
検索エンジンにページを発見されやすくする・登録されやすくする・評価しやすくするためのテクニカルな対策についてのチェックリストです。
インデックス登録リクエストをしたか
そもそもGoogleにインデックス登録されていないと結果に表示されることはありません。
新しい記事を追加したときや記事をリライトしたときは、インデックス登録リクエストを送信し、記事のインデックス登録を依頼しましょう。
GoogleサーチコンソールからURLの検査でインデックス登録されているかを確認し、未登録の場合は登録を依頼すればOKです。
内部リンクを張っているか
Googleはクローラーと言われるプログラムでウェブページを巡回しながら取得しています。
その際、ページ内にある内部リンクをたどってページの発見・ページ同士の関係やサイト内での重要度を確認しています。
新規記事から過去記事にリンクを張るのはもちろんのこと、過去記事から新規ページにもリンクを張るようにしましょう。
サイトマップXMLを送信したか
Googleにサイトにあるページの一覧を渡すためのファイルがサイトマップXMLです。
内部リンクを一切張っていないページがあってもサイトマップXMLがあれば全ページ認識されます。
サーチコンソールから登録できるので、きちんと登録しておきましょう。
クローラーをブロックしていないか
Googleのクローラーを以下のような方法でブロックしていないかを確認しましょう。
- robots.txtでDisallowをドメイン全体に指定している
- サーバーの設定でBASIC認証をドメイン全体に設定している
- WordPressの表示設定で「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックを入れている
- 記事にnoindexを設定している
上記のような設定が一つでもあると、Googleはインデックス以前にクロールできません。
特に記事のnoindex設定はSEOプラグインの設定ミスなどで起こりやすいのでうっかり設定していないか確認しておきましょう。
キーワードのカニバリに注意する
キーワード選定時にやってしまいがちなことの一つに、カニバリ(共食い)の発生が原因で順位が上がりきらないことがあります。
サイト内に内容が重複した記事や類似する検索意図の記事があり、どちらを検索結果に表示すればいいのかわからないという状態が発生していることです。
実際にGRCなどの検索順にチェックツールの履歴を見ると、下記のように日によってランクインするページが入れ替わる現象が発生します。
- noindex化してしまう(不要である場合)
- 該当する記述部分を削除または追加する
- 内部リンクのアンカーテキストを調整する
GRCをお使いの場合、上記のように赤字になっていると、前日までとランクインページが変化したことを示します。図のように日によってランクインするページが異なる場合は検索エンジンが迷っている状態なので、対処法を行いましょう。
URLを正規化したか(canonicalを設定したか)
GoogleはURL単位で評価を行います。
内容がほぼ同じで、異なるURLが存在すると、Googleは両方のURLをインデックスしてしまい、ページの評価が分散されてしまいます。
本来得られていた評価がうけれなくなるため、このページの正しいURLはこれです、ということを伝えるために用いられるのがcanonicalです。
WordPressの場合はSEO対策プラグインを導入したり、WordPressテーマで設定できます。
- canonicalの設定ができていない(SEOプラグインを入れていない)
- canonical用のタグが複数出力されて違うURLになっている(SEOプラグインを複数導入し設定内容が異なる場合など)
- SSL化を行った際に、http://でのアクセス時にhttps://にリダイレクトしていない(サーバー設定)
上記のような場合は正しくcanonicalタグが出力されるようにしましょう。
SSLにきちんと対応したか
現在はSSLに対応しているのは必須であり、これができていない状態では上位表示の最低条件すら満たしていないことになります。
非SSLでの接続にはブラウザ側でブロックがかかるので、きちんとSSL対応できているかは確認しておきましょう。
サーバー側の設定ですので、一度確認が取れたらあとは気にする機会はありません。
【補足】チェックリストは必要条件、十分条件は信頼性
ここまで紹介したチェックリストをすべてクリアできていたとしても必要条件を満たす事ができた状態に過ぎません。
実際に上位表示されるには以下のような十分条件も満たす必要があります。
現在はドメイン自体の信頼性がかなり重視されている
現在のSEOはE-E-A-Tと言われる評価基準が重視されています。
E-E-A-Tとは、下記の略です。
- Experience
-
経験
- Expertise
-
専門性
- Authoritativeness
-
権威性
- Trust
-
信頼性
Google検索で上位表示されたページは、ユーザーから見れば「Googleがお勧めしたサイト」ということになります。
もし、上位表示されたページの内容を信じて行動した結果、ユーザーが不利益を被ってしまった場合、Googleはほう助または助長した、とみなされてしまいかねません。
そうなると、やはりGoogleの利用率が低下してしまうので、そうならないようにある程度信頼性の高い企業や公式サイトを、より優先的に表示するようになっています。
個人ブログで信頼性を獲得していく方法は下記の記事で解説しています。
【SEO対策】E-E-A-Tとは?重要な理由・個人ブログでの高め方
高品質な記事をコツコツ作っていく以外に道はない
繰り返しになりますが、上位表示するための必要条件としてはこのページに記載されたチェックリストに沿って運営していけば良いのですが、十分条件としてはウェブサイトに信頼性が必要です。
個人ブロガーが信頼性を獲得するためには、高品質な価値あるページをコツコツ作り続けるしかありません。
SEO対策は昔はテクニックでどうにかするものでしたが、現在は地道にコツコツ続けるものになり、以前に比べ「本質的な価値提供ができるか」が問われています。
SEOが難しくなったと言われる所以です。
まずはテールワードで上位表示を量産しよう
さしあたってブロガーとしてやることは、検索意図が明確な3語以上のテールワードで上位表示を目指していくことです。
多くのテールワードで上位表示ができてくると、検索意図の抽象度がやや上がった2語ワードのようなミドルワードでも上位表示が可能になります。
多くのミドルワードで上位表示ができるようになると、目標にしていたキーワードでも上位表示ができるようになります。
建物を建てるように、下から順に積み上げていくわけですね。
まとめ:1本1本丁寧に作って上位表示できる記事を増やしていこう
ブログ記事で上位表示を獲得するための必要条件をチェックリスト形式で解説しました。
現在のブログは信頼性が非常に重要視されている関係で、以前のように、検索意図に応える記事が作れているだけでは上位表示は達成することができません。
だからこそ、1本1本丁寧に記事を作りこんで、読者の信頼をコツコツと積み上げていくしかありません。
まずは比較的上位表示しやすいキーワードから上位表示を実現し、ブログに有益な記事を多く作っていくところから始めましょう。
ブログ記事のリライトのやり方!コツと注意点【SEOに効果的】
【SEO対策】E-E-A-Tとは?重要な理由・個人ブログでの高め方